5月9日の誕生花
5月9日誕生花一覧
5月9日の誕生花は、「ハナミズキ(花水木)」、「クレマチス」、「カサブランカ」、「ヤエザクラ(八重桜)」、「クローバー(シロツメクサ(白詰草))」、「カスミソウ(霞草)」である。誕生花の意味、解説、花言葉
#ハナミズキ(花水木)ハナミズキは、和名アメリカヤマボウシといい、ミズキ科サンンシュユ属の落葉小高木である。原産は、北米東部からメキシコ北東部、花の色は、白色、淡桃色、赤色がある。ハナミズキは、明治45年にアメリカのワシントン市に送った桜の苗木の返礼として、大正4年に当時の東京市に送らたことで日本に入ってきた。開花時期はサクラの花が終わる頃で、見ごろは4月から5月頃である。ちなみに、花だと思われている部分は、花の基部につく葉である苞葉であって花弁ではない。また、赤く熟す実は苦く食用には向かない。
●ハナミズキの花言葉
ハナミズキの花言葉は、「永続性」、「私の想いを受けてください」、「華やかな恋」、「返礼」である。このうち、「返礼」は、先のワシントンに送った桜の返礼品のエピソードが由来といわれている。また、欧米でのハナミズキの花言葉は、「durability(永続性、耐久性)」や「love undiminished by adversity(逆境にも耐える愛)」の他、「Am I indifferent to you ? (私があなたに関心がないとでも?)」などである。
#クレマチス
クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)の観賞用蔓性多年草で、別名では「テッセン」、「カザグルマ」、「センニンソウ」、「クサボタン」、「ハンショウズル」などと呼ばれる。原産地は日本・中国・ヨーロッパ・北アメリカなど非常に広く、世界の温帯に約250種類が分布している。初夏から夏に、花色が、赤色や桃色、白色、青色、紫色、黄色などがある。クレマチスが日本に入ったのは中国からで、江戸時代にはいくつかの品種が作られていたとされる。
●クレマチスの花言葉
クレマチスの花言葉は、「精神の美」、「旅人の喜び」、「策略」である。「精神の美」という花言葉は、このクレマチスが細い蔓に対して、艶やかで大きい花を咲かせることによる。また、「旅人の喜び」は、ヨーロッパのホテルのエントランスでは、旅人を歓迎するという意味でクレマチスを植えたことに由来している。ちなみに、欧米での花言葉は、「mental beauty(精神の美)」、「ingenuity(創意工夫)」、「artifice(策略)』がある。
#カサブランカ
カサブランカは、ユリ科ユリ属の耐寒性球根植物で、「ユリの女王」とも呼ばれる花である。成長すると草丈1~2mにもなり、白い大きな花を強い芳香と共に咲かせる。開花時期は初夏の6月頃から夏本番の8月頃までで、大きい花では咲いた時の直径が20cmほどになる。花びらの内側の小さなポツポツと、雄しべの先についた濃いオレンジ色の大きな花粉も特徴的である。明治時代に日本が輸出したタモトユリを、1970年代にオランダで改良した栽培品種で、ジャパニーズハイブリッドともいわれる。
●カサブランカの花言葉
カサブランカの花言葉には、「威厳」、「純潔」、「高貴」、「無垢」、「壮大な美しさ」、「雄大な愛」、「甘美」である。これらの花言葉は、カサブランカの真っ白な大輪の花をさかせた姿や、花自体からの芳香にちなんでいる。ちなみに、欧米でのカサブランカの花言葉は、「celebration(祝賀)」である。
#ヤエザクラ(八重桜)
ヤエザクラとは、重弁の花を咲かせるサトサクラの品種群で、花びらが6枚以上あるものを指す。開花時期は沖縄で4月上旬頃から、最も遅い北海道では5月中旬から下旬にかけてである。多くはソメイヨシノよりも1~2週間ほど遅く、散るまでの期間が長い特徴がある。花は大きめでふんわりと丸い形になるものが多く、ボタンザクラ(牡丹桜)とも呼ばれる。花色は淡紅色、紅色、淡黄色などがある。
●ヤエザクラの花言葉
ヤエザクラの花言葉は、「しとやか」、「豊かな教養」、「善良な教育」である。「しとやか」は、ふっくらとした大きな花を咲かせた後に、潔く散ってしまう姿に、上品さと奥ゆかしさを感じさせることからきている。また、「豊かな教養」や「善良な教育」は、幾重にも重ねられたヤエザクラの花びらを、積み重ねた知恵や知識に見たてたものだといわれている。
#クローバー(シロツメクサ、白詰草)
クローバーは、マメ科の多年草植物で原産はヨーロッパである。緑肥や牧草用として植えられる。葉柄は長く、葉は倒卵形の3個の小葉からなる。夏には白色の蝶形花を多数球状に集めてつける。茎が柔らかく丈夫なため、花かんむりを作るのによく使われる草花である。別名「シロツメクサ(白詰草)」や「オランダゲンゲ(和蘭紫雲英)」とも呼ばれる。
●クローバーの花言葉
クローバーの花言葉は、「私を思って」、「幸福」、「約束」、「復讐」である。また、葉の枚数別に花言葉があり、一つ葉から十葉まで花言葉があり、よく知られているのは四つ葉の「幸運」であり、十葉では、「完成、「成就」となる。
#カスミソウ(霞草)
カスミソウは、ナデシコ科の一年草の観賞用植物である。地中海沿岸からアジアに分布する一年草で、5月から7月にかけて、白色、赤色、紫色の小花をまとまって咲かせる。カスミソウは長日植物という特徴から、1日の日照時間が一定時間を超えないと開花しない。見た目が、清楚で控えめな印象を与えることから、ブーケの名脇役として多用される。
●カスミソウの花言葉
カスミソウの花言葉は、「清らかな心」、「親切」、「無邪気」、「幸福」である。カスミソウのふわふわした花姿から、英名は「Baby's-breath(赤ちゃんの吐息)」と呼ばれ、「無邪気」の花言葉の由来となっている。また、「親切」は一歩引いて、まわりの花を引き立てるようなその奥ゆかしさからついた花言葉である。
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