5月24日の誕生花
5月24日の誕生花一覧
5月24日の誕生花には、「ヘリオトロープ」「アカツメクサ」「スズラン」がある。#ヘリオトロープヘリオトロープは、ムラサキ科キダチルリソウ属に分類される植物の総称である。キダチルリソウ属内には複数の品種があるが、その中の園芸品種であり、属名に名前が使用されているキダチルリソウを、ヘリオトロープと呼ぶことが多い。そのキダチルリソウは、コモンヘリオトロープという別名も持っている。花のサイズはひとつひとつが小さいが、1本の茎に複数咲き、それぞれが密集しているので、華やかな見た目になる。そして、基本的に花の色は紫であるが、白い品種も存在する。また、葉は典型的な卵型の複葉であり、濃い緑色をしている。その葉は花の下で密集するので、花の紫とのコントラストで美しい見た目となる。そのため、美しさを引き立たせる目的で、花と葉の両方を観賞用として使用することが多い。花だけを花束の素材として用いるのではなく、ガーデニングや鉢植えで栽培するのに適した植物だ。さらに、甘い香りがするという特徴も併せ持ち、香料の素材になることもある。●ヘリオトロープの花言葉ヘリオトロープの花言葉は「献身的な愛」であるが、それはギリシャ神話に登場する水の妖精クリティと、太陽神アポロンの物語が関係している。アポロンに想いを寄せているクリティは、アポロンと恋仲であった女性の命を奪ってしまう。しかし、そのようなことをしても、アポロンは手に入らなかった。そして、自らの行いを悔いたクリティは、9日間地面に座り込んだままアポロンを想い続けた挙句、ヘリオトロープの花になってしまったという物語だ。そのクリティの、歪みながらも一途な想いが、「献身的な愛」と表現され、ヘリオトロープの花言葉になった。#アカツメクサアカツメクサは、マメ科に属する植物であり、ムラサキツメクサと呼ばれることも多い。一般的に広く知られているシロツメクサ、クローバーの仲間であり、赤クローバーという俗称もある。そして、名前の通り花が赤い色をしていて、クローバーとは異なり、葉は先端が尖った形状となっている。基本的には雑草として扱われる植物で、公園や道端などで目にすることが非常に多い。ただ、育て方次第では花の見た目が美しくなるため、人が手を加えて栽培をすることはある。●アカツメクサの花言葉 アカツメクサの代表的な花言葉は「豊かな愛」であり、アイヌに伝わる男女の恋物語が由来となっている。恋に落ちた男女は、それぞれ対立する部族の生まれであった。そのため、表立って会うことはできず、男が舟で湖を渡って、女に会いに行くという関係を続けていた。しかし、舟の事故によって男は溺れ死んでしまい、女もその後を追って入水する。その後、湖の周辺にアカツメクサが咲くようになったという物語だ。そのことから、男女の愛の大きさを示した「豊かな愛」が、アカツメクサの花言葉となった。また、男を追って入水した女の性格を元にした、「実直」という花言葉も生まれている。#スズランスズランは、キジカクシ科に属する植物である。名前の通り、鈴に似た小さな花が咲き、花が下を向いているのが特徴だ。数ある花の中でも、特に可愛らしい見た目ということで知られているが、強い毒性がある。そのため、観賞用として使用するのが基本だ。そして、茎が長いため、花束の材料になることもある。また、多くの品種は花の色が白だが、ピンクや黄色などの品種も存在する。●スズランの花言葉 スズランは、原産地であるヨーロッパでは、春の訪れを告げる花として知られている。そのため、様々な恵みをもたらす幸せな春がまたやって来るという意味合いの、「幸せの再来」が花言葉となっている。また、スズランは聖母マリアの花としても知れていて、聖母マリアを象徴する「純潔」や「純愛」といった花言葉もある。さらに、スズランの花は、大きな葉に隠れる形で咲くという特徴を持つ。その花の様子を表した「謙虚」も、スズランの花言葉だ。- 5月24日の誕生花のページへのリンク