湖の周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:05 UTC 版)
湖の西端からは多摩川(上流域の山梨県内では丹波川(たばがわ)とも呼ばれる)が、南西から小菅川がそれぞれ奥多摩湖に流れ込んでいる。また、東端からは多摩川が流れ出している。 湖のすぐそばに小河内神社がある。 湖面は水道専用貯水池のため、水質汚染防止など水質管理上の理由で開放されていないが、周辺は桜の名所として知られている。 旧小河内村には「鶴の湯温泉」という湯治場が存在していた。ダム竣工に伴う湯治場の水没により源泉からの汲み上げポンプを設置したが、長年活用されず「幻の温泉」と呼ばれていた。その後、汲み上げポンプを補修・整備し、1991年(平成3年)に「鶴の湯温泉」として正式に復活した。 奥多摩湖バス停前に、1998年11月27日に「奥多摩水と緑のふれあい館」が開館した。資料館の展示内容は自然環境や、ダム建設の様子やダムに沈んだ小河内集落の民俗など。入館料は無料である。 湖畔の北側および南側はツキノワグマ生息域であり人が襲われるケースがまれにあるので注意が必要(山野井泰史の項を参照)。 南側の奥多摩周遊道路の起点近くには、ログハウスやキャンプ場を完備し、蕎麦打ちをはじめ様々な体験ができる「東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村」があり、年代を超えた多くの人から親しまれている。 周辺にはダム竣工時の水没からは免れたものの、当時事実上の孤島となった集落の面影が散見でき、当時放置されたと思われる、木々に埋もれたオート三輪も見つける事が出来る。 小河内ダムは『仮面ライダー』を始めとする特撮ヒーロー番組や映画のロケ地として登場する場面も多い。
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