5月1日の誕生花
5月1日の誕生花一覧
5月1日の誕生花には、「エーデルワイス」「スズラン」「ミツバツツジ」がある。#エーデルワイス
エーデルワイスは、キク科のウスユキソウ属に分類される植物であり、ヒマラヤやアルプスなどの高所に自生している。白い綿毛で織り上げられたような花弁が特徴的であり、自然の中に咲いている様子が美しいということで、歌のタイトルになったり、映画にも取り入れられたりするなど、人の文化との深い繫がりを持つ。
また、消化器や呼吸器の異常に対する薬草として使用されてきたという経緯もある。ただ、寒く乾燥している場所を好む性質があるため、湿度が高く、温度変化が大きい日本では自生することができない。そのため、日本では、同じウスユキソウ属に分類される、ハヤチネウスユキソウやミヤマウスユキソウを、エーデルワイスとして扱うことがある。
●エーデルワイスの花言葉
エーデルワイスの代表的な花言葉は、「大切な思い出」であり、スイスの言い伝えが元になっている。天使が人間の生活を体験してみるために地上に舞い降りた際、登山家の男性がその天使に恋をしてしまうという物語である。そして、天に帰ることになった天使は、自らの代わりにエーデルワイスの花を地上に残したとされる。その逸話から、登山家の男性が天使を思い出す花ということで、「大切な思い出」という花言葉となった。
また、エーデルワイスという名前は、「高貴」を意味するドイツ語の「エーデル」と、「白」という意味の「ワイス」が組み合わさったものだ。その、名前に含まれる「高貴」も、エーデルワイスの花言葉となっている。
#スズラン
スズランは、スズラン属に分類される植物であり、花の見た目が特徴的だ。筒状の花が下を向いて、複数並んでいるという非常に可愛らしい見た目である。その花が鈴のように見えるということで、スズランという名前が付いている。
花の色は純白が基本であるが、黄色やピンクの花を付ける品種も存在する。花や根を始めとする全体に毒を持っているため、実用されはしないが、花の見た目の可愛らしさから、観賞用として重宝されることが非常に多い。さらに、花の見た目と名前の両方が魅力的という理由で、交通機関のモチーフや名前に取り入れられることも珍しくはない。
●スズランの花言葉
「幸せが再び訪れる」である。ヨーロッパでは、スズランが、毎年春の訪れを告げる花として知られている。そのため、春を幸せに見立てる形で、春の再来を意味となる「幸せが再び訪れる」という花言葉が定着している。そして、スズランは花が並んでいる見た目が特徴的であり、花のひとつひとつは非常に小さい。そのことから、「謙虚」という表現も花言葉となっている。
さらに、スズランの花は基本的に白であるため、白という色が示す「純潔」や「純粋」という花言葉もある。
#ミツバツツジ
ミツバツツジは、日本の本州、関東から関西にかけて広く生息している低木である。自生しているものが多いが、ガーデニングとして人工的に植えられているものも少なくない。そして、4月から5月にかけて、紫に近いピンク色の花を咲かせる。
また、名前の通り葉が3枚あるのが特徴で、花が咲いていない季節は、葉を観賞することもある。現代でも品種改良はそこまで進んでおらず、枝がきれいに並んだり、狭い範囲に花が密集したりするような品種はない。そのため、ガーデニングでも、自然な状態に近く乱雑に成長した、野趣のある見た目を楽しむための植物として取り入れられる。
●ミツバツツジの花言葉
ミツバツツジの花言葉は、「節制」「抑制のきいた生活」である。ミツバツツジは、岩場を始めとする、厳しい環境で生息するという性質を持つ。また、暑さと寒さにも強い。過度な快適さがなくても、美しい花を咲かせられる様子から「節制」という花言葉が生まれ、その様子を生活に例えた形の「抑制のきいた生活」という表現も花言葉となった。
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