カサブランカの花言葉
カサブランカ花言葉の由来
#カサブランカの風貌が由来している説カサブランカの花言葉は、カサブランカの花が開花した時のゴージャスで美しい花姿が由来となっている説が有力である。「雄大な愛」の花言葉は、つぼみがパッと開花したときの大きな花模様が大きな手を広げて包み込んでくれる母の姿を思わせることに由来している。大きな花を咲かせ、他の花とは比べ物にならないくらい優美に咲く姿からもスケールの大きさを感じとることができる。「祝福」の花言葉は、優雅にカサブランカが咲いた様子が神様の祝福を受けているようにも見えるというところからきている。「祝福」という花言葉を持っているため、結婚式やお誕生日、記念日などのお祝いごと用の花束に入れる人も多い花である。また、「威厳」「高貴」の花言葉は凛と咲く上品なカサブランカが百合の花の女王と呼ばれていることに由来している。
カサブランカはタモトユリやヤマユリ、カノコユリなどもともと自然界に自生していたユリから品種改良されて作られたオリエンタル・ハイブリッド品種のひとつである。大きな花とスパイシーな強い香りが特徴のため、香りの強さから「甘美」という花言葉ももっている。
#聖母マリアの純潔のシンボルからきている説
白いユリは、まだ何色にも染まっていない美しいイメージが強いため、ヨーロッパにおいて聖母マリアの純潔のシンボルだと言われている。ユリの花はキリスト教と深い関わりをもっており、17世紀頃ローマ教皇が聖母マリアの象徴としてユリの花を描くことを示したことで、さらに聖母マリアと白いユリの関係が深くなった。また、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画「受胎告知」では、天使ガブリエルが聖母マリアへの祝福の意と白ユリを捧げる様子が描かれている。
カサブランカの英語の花言葉
カサブランカの英語の花言葉は、「celebration」である。「celebration」には、「祝賀」という意味があり、英語でも日本語でもお祝いにぴったりの意味を持っている。また、カサブランカは日本で自生していたタモトユリから品種改良された品種であるが、世界的にブームとなるほど海外でも馴染みがあるユリの品種である。存在感があるカサブランカを花束に包むと見た目が華やかになることや「祝言」「純潔」や「高貴」などブライダルにぴったりな花言葉を多くもつことからも、日本国内だけでなく海外でも花嫁のブーケなどによく使用されている。カサブランカはお祝いの席には欠かせない花である。
カサブランカ色別の花言葉の解説
カサブランカの基本色は白である。しかし、最近は白以外の花もカサブランカとして販売されており、花びらの色によっても花言葉が変化する。#白色
白色はカサブランカを代表する色なので、全体の花言葉と同じく「純潔」である。聖母マリアに捧げたユリが白かったことから「純潔」を象徴している花となった。ただし、白いカサブランカのみで花束をつくると「死」や「葬儀」などの不幸を連想させてしまう。特に結婚式や誕生日や記念日などお祝いごとで花束をプレゼントしたい場合は、白いユリだけの花束にならないように注意する必要がある。カサブランカはアレンジもしやすく、他の花との相性が良いのが特徴だ。ガーベラなどの幸せな意味を持つ花と組み合わせて花束をつくることがおすすめだ。
#黄色
黄色のカサブランカの花言葉は「陽気」である。聖書に登場するユダの衣の色が黄色だったことから「裏切り」の花言葉も持つ。
#オレンジ色
オレンジ色のカサブランカの花言葉は、「華麗」「愉快」「軽率」である。オレンジ色は人の心を元気づけてくれるような明るさをもっている。この明るく華やかな見た目から、「華麗」や「愉快」の花言葉がついたと言われている。また、オレンジ色は「裏切り」というネガティブな花言葉を持つ黄色と似た色をしていることから、「軽率」というネガティブな花言葉もある。
#赤色
赤色のカサブランカの花言葉は「虚栄心」である。赤色のユリは、イエス・キリストが十字架に架けられた時他の花は首をもたげたのにユリだけはイエス・キリストの方を見つめていたことに由来する。この時に、イエス・キリストに見つめられ自分が思い上がっていることに気づき、ユリの花びらの色が赤く染まったとも言われている。この他にもカサブランカは白色が基本色なので、白と対照的な赤色の派手さから「虚栄心」という花言葉がついたという説もある。
#ピンク色
ピンク色自体がハッピーなイメージを持っていることから、ピンク色のカサブランカに「富と繁栄」という花言葉がついたと言われている。
#紫色
紫色のカサブランカの花言葉は「復讐」「恋」である。日本ではクロユリと呼ばれることもある。戦国時代のクロユリにまつわる悲劇が元で「復讐」という花言葉を持つ一方で、「恋」という可愛らしい花言葉も併せ持つ花色である。アイヌでは想い人の枕元にこっそりクロユリを置いておき、相手が誰が送り主かわからないままクロユリを手にしたら両想いになるという言い伝えがある。クロユリの色味はとても不気味に感じるが、アイヌの言い伝えによって可愛らしい花言葉もついている。
カサブランカの本数別の花言葉の解説
カサブランカは、1本のときのみ花言葉が変化する。「死」を連想する意味となるので、お祝いごとなどの花束には注意する必要がある。#1本「亡くなった人に捧げる」
1輪のカサブランカは、「亡くなった人に捧げる」という意味を持つ。特に白いカサブランカ1本の場合、意味合いがより強くなるので注意が必要である。高貴で凛としたカサブランカの花は、悲しみに包まれた葬儀の雰囲気を一切壊すことなく、故人を偲ぶことができる。
カサブランカの怖い花言葉
#愛と美の女神アフロディーテが「嫉妬」したユリの美しさユリには、「死」や「嫉妬」などの少し怖い意味を持った花言葉がある。ギリシャ神話でアフロディーテがユリの花の美しさに嫉妬したことがあるからだ。アフロディーテは、三人の女神がパリスの前に並んで美を競った「パリスの審判」で最高の美神に選ばれたほど美について誇り高い女神だ。誰もが息を呑むほどの美貌と賛美を受け、誰もがアフロディーテの虜になったとも言われている。アフロディーテほどの美しい女神がユリの花の美しさに激しく嫉妬して男性器に似たおしべをつけたとされていることから、カサブランカをはじめとするユリ全般の花は「嫉妬」という意味を持っている。
#黄色のカサブランカがもつ「裏切り」という花言葉
黄色のカサブランカがもつ「裏切り」の花言葉は、聖書にでてくるユダが由来となっている。イエス・キリストの十二使徒の一人であるユダは、祭司長らに銀貨30枚でイエス・キリストを売った裏切りものである。キリスト教の宗教では、ユダが着ていた衣の色が黄色が描かれていることから黄色いカサブランカも「裏切り」の意味をもつようになったと言われている。
#紫色のカサブランカがもつ「復讐」という花言葉
紫色のユリがもつ「復讐」の花言葉は、戦国時代の悲劇が由来である。武将佐々成政の妻小百合が妊娠したとき、側室が小百合のお腹の子どもは浮気相手の子だという噂を流した。この噂話を佐々成政が信じたため、小百合は殺されてしまう。「復讐」という花言葉は、この時に小百合が残した「立山にクロユリが咲いたとき、佐々家は滅びる」という言葉に由来する。その後、佐々成政は秀吉公に取り入ろうとするが、策が失敗し自害する。このとき、立山にクロユリが咲いていたということから紫色のユリが怖い花言葉を持つようになった。
※ 花言葉の内容は諸説あります。
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