美(調和)について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 03:35 UTC 版)
最後の審判以後の概念ついては、あらゆる階層を含めた、永遠の向上(一極化)というものから、永遠の停滞(二極化)ということまでの幅がある。 84章19節には、永遠の時を魂が一層一層と渡り歩くということが記されている。初期の啓示には、最後の審判の概念がないとされるので、天国と地獄を区分けすることなく、魂が一層一層と渡り歩く(あがったりさがったりする)と見ることができる。 最後の審判以後の、「永遠の停滞」と言い換えることのできる世界については、天国では、新たな肉体を持って、不老不死となった人が、終わりのない享楽の世界を生きることになるようだ。逆に、永遠に地獄の世界に住むことになった人は、皮膚がすっかり焼けてしまったならば、何遍でも新しいのと取り換えるぞ、ということが啓示されている(4章55節)。再び丸焼けにするために新たな皮膚に戻すということは、不調和な行いと言えるかもしれない。。
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