まくり
マクリ【Makri/Μάκρη】
まくり【×捲り】
まくり【海=人=草/海=仁=草】
捲り
真栗
姓 | 読み方 |
---|---|
真栗 | まくり |
まくり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 01:17 UTC 版)
まくり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 22:55 UTC 版)
『まくり』は狭義での脚質ではない。 まくりとは主に差し馬や追い込み馬が最後の直線が短いコースでのレースで、早めにスパートをかけ第3、第4コーナーあたりから一気に前方の馬をコースの外側を通って交わしていくことであり、このようなことを一般的にまくるまたはまくりをかける、などと言う。 この戦法を用いた著名な例としては、第44回菊花賞において、最後方から第3コーナーでまくりをかけて先頭に立ち、そのまま勝利したミスターシービーや、第111回天皇賞・春において、やはり第3コーナー付近で馬群中団からまくりをかけて先頭に立ち、直線で他馬の猛追を凌いで勝利したライスシャワー等多数例がある。第3コーナー付近からゴールまでの絶対的なスピードの持続力を必要とし、他の出走馬との力量差が無ければ、この戦法は決まらない。ただし、周長の比較的短い地方競馬においては、向正面から外をまくり上げて行く戦法も多く見られる。 京都競馬場では第3コーナー付近に丘状の坂があり、「京都の坂はゆっくり登ってゆっくり下る」という格言がある。この第3コーナーの坂付近で速度を上げてまくると、坂を登る時に必要以上のスタミナを消費し、加速度が付いた状態で坂を下ると、速度が出すぎて上手くコーナーを回れなくなる為、勝利することが難しくなるとされる。尚、坂の下りを利用して加速する馬も多いが、坂の登りから加速を始めることは稀である。ただし、前述のミスターシービー・ライスシャワーのまくりの事例は共に、坂の存在から早めのまくりに適さないとされる京都競馬場の第3コーナーで行われていた。 なお、まくりを使う馬にもタイプがあり、以下のように分類できる。 スピードそのものとその持続力が優れているので差し切れないということがないよう早めに仕掛ける。 スピードは優れていないが、恵まれたスタミナにモノを言わせて他馬より早くスパートをかけて先頭に立った上で粘りきる。 前者の代表例としてはディープインパクトの第133回天皇賞・春があり、スタートで出遅れた同馬は残り1000mからの大まくりを仕掛けて勝利した。他にこのようなまくり脚質を得意とする馬にクロフネがいる。たいていは馬なりのままにまくりを仕掛け、他馬を一気に交わして先頭に立つ。他馬との絶対的な能力差があって初めて可能となる。さらに極端な例としてはダートにおけるホクトベガがいる。この馬の場合、ダートにおける他の馬とのスピードの絶対値が明らかに異なっており、場合によっては地方競馬の小回りコースとはいえ2コーナーや向正面で馬なりのままにまくって先頭に立ち、そのまま後続を突き放して楽勝してしまう事もあった。 後者の代表例はヒシミラクルやゴールドシップが挙げられる。ヒシミラクルは2002年菊花賞にて向こう正面から、ゴールドシップは2015年天皇賞(春)にて残り1200m地点で騎手に鞭を入れられ、大まくりを仕掛けて勝利している。こちらはスピードが末脚勝負だけに徹するには不利なので、早めにスパートをかけ直線で早め先頭に立って粘りきることで、長所である豊富なスタミナを最大限に生かしている。一瞬の切れでは見劣りしても「スピードを持続できる(いい脚を長く使える)」馬に適している。このタイプの戦法を取る馬には「ズブい」と称される、スタミナはあるもののスタート後の加速力や道中の追走力で他馬より劣ったりする馬であることが多い。
※この「まくり」の解説は、「脚質」の解説の一部です。
「まくり」を含む「脚質」の記事については、「脚質」の概要を参照ください。
「まくり」の例文・使い方・用例・文例
- そでをちゃんとまくりなさい
- 袖をまくりあげて皿洗いをした。
- 彼は彼女のスカートをまくりあげた。
- 「みろ、お前のお陰でフラれまくりだぞ」「そう?日頃の行いのせいじゃない?」
- すぼんのすそをまくり上げる.
- まくり上げたそでを下ろす.
- そで[ズボン, スカート]をまくり上げる.
- 彼はシャツの袖(そで)をまくりあげて(仕事に)猛然と取りかかった.
- 彼はワイシャツのそどをひじの上までまくり上げていた.
- セントラルリーグ選手総まくりをしてみよう.
- 裾をまくり上げる
- 袖をまくりあげる
- (着物の裾などを)まくり上げる
- 着物のすそをまくり上げること
- まくり上げた着物のすそ
- (衣服の一部を)まくり上げる
- 着物の裾をまくり上げること
- 着物のすそをまくり上げて帯にはさむ姿
- (着物のすそを)まくり上げてはしょる
- (覆っている物を)まくり上げる
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