ASEAN+3
別名:ASEANプラス3、東南アジア諸国連合及び日中韓、ASEAN+3協力
英語:ASEAN Plus Three
東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に日本、中国、韓国を加えた計13カ国による様々な分野における協力の枠組みの名称。
「ASEAN+3」は、1997年発生したアジア通貨危機への対応をきっかけとして1997年のASEAN首脳会議に日中韓の首脳が招待された事が始まりである。「ASEAN+3」の主な会議には、首脳会議と外相会議がある。
なお、ASEAN加盟国に日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた計16カ国は「ASEAN+6」と呼ばれる。
関連サイト:
ASEAN+3協力 - 外務省
ASEAN Plus Three - ASEAN
ASEAN+3
英文正式名:ASEAN+3
日本名(略称):東南アジア諸国連合及び日中韓
東南アジア諸国連合及び日本、中国、韓国。アジア通貨・金融危機を契機に、地域協力の必要性が強く認識され、97年12月にマレーシアにおいて第1回ASEAN+3首脳会議が開催された。その後、99年4月からは、幅広く東アジアの通貨・金融問題を議論するため、ASEAN+3財務相会議が開催されることになった。ASEAN+3の枠組みでは、首脳会議、財務相会議、外相会議、経済閣僚会議、労働大臣会議及び農林大臣会議が開催されている。
※この記事は「財務省」ホームページ内の「国際関係略語集」の2008年10月現在の情報を転載しております。
ASEAN+3
ASEAN+3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 14:41 UTC 版)

ASEAN+3(アセアンプラススリー)は、地域交流の緊密な東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本・大韓民国(韓国)・中華人民共和国(中国)で協力していく枠組みのことである。
概要
1997年にアジア通貨危機を契機に東アジアが地域協力をしていく為に1997年のASEAN首脳会議に日・中・韓の首脳が招待される形で始まった。
主な会議に、1997年以降毎年1回開催されている首脳会議と、2000年以降毎年1回開催されている外相会議がある。他、財務相会議、経済相会議等、閣僚レベルの会議が立ち上げられ、金融、食糧安全保障等、様々な分野で実務協力が進展してきた。
2005年12月現在で17分野48の協議体がある。
1998年12月の第2回ASEAN+3首脳会議で東アジア・ビジョン・グループ(EAVG)が提案され、設置が合意される。
1999年11月に第3回ASEAN+3首脳会議で「東アジアにおける協力に関する共同声明」が採択される。
2000年11月の第4回ASEAN+3首脳会議で東アジア・スタディ・グループ(EASG)が創設される。
2002年11月の第6回ASEAN+3首脳会議で東アジア・フォーラム(EAF)が設立される。
2003年にASEAN+3首脳会議の要請を受けて東アジア研究所連合(NEAT)が設立される。
2004年の第8回ASEAN+3首脳会議では、第一回東アジアサミット(EAS)の開催が決定された。
2005年に12月12日に、マレーシア・クアラルンプールで行われた第9回ASEAN+3首脳会議で、「ASEAN+3が東アジア共同体を達成するための主要な手段であること、また、この枠組みが、地域の他のフォーラム及びプロセスと補完的な形で、地域枠組み全体の不可分の一部を形成することを確認」「ASEAN+3の10周年にあたる2007年に東アジア協力に関する第二共同声明を作成するための作業を開始することに合意」されたことが「クアラルンプール宣言」によって明らかにされた。
地域経済協力
2000年5月の第2回ASEAN+3財務相会議において、外貨準備を使った二国間通貨スワップネットワークであるチェンマイ・イニシアティブ(CMI)に合意し、2003年末までに8カ国(日本・中国・韓国・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ)が参加した[1]。その後、当局間の通貨スワップ発動プロセスを共通化し、支援の迅速化・円滑化を図ることを目的として2010年3月にCMIマルチ化契約が発効し、ASEAN+3の全13カ国が参加した[2]。
2011年にはシンガポールに、域内経済の監視機関AMRO(ASEAN+3 Macroeconomic and Research Office[3])が置かれ、4月初代ディレクター(任期3年)に、中国前国家外貨管理局副局長の魏本華(ウェイ・ベンホワ 拼音: )が、1年限定任期で就任、その後の2年を日本国政府の財務省の根本洋一参事官が引き継ぐことで合意した[4]。根本の後任には中華人民共和国財政部の常軍紅が選ばれた[5]。2019年5月からは、AMROのトップに3年の任期で、日本の土井俊範(前財務省国際局次長)が就任している[6]。AMROはその役割から「アジア版IMF」と呼ばれている[7]。
参加国
脚注
- ^ “チェンマイ・イニシアティブ(CMI) > 経緯”. 財務省. 2012年8月16日閲覧。
- ^ “チェンマイ・イニシアティブ(Chiang Mai Initiative: CMI)”. 財務省. 2012年8月16日閲覧。
- ^ Director ASEAN+3 Macroeconomic and Research Office (AMRO) ASEAN 公式サイト(英語)
- ^ 「アジアの経済監視機関 初代トップに中国・魏氏」朝日新聞2011年4月24日
- ^ AMRO次期トップに中国財政省の常軍紅氏 産経新聞 2016年5月4日
- ^ ASEAN+3マクロ経済リサーチ・オフィス
- ^ 「アジア版IMF」発足へ 「ASEAN+日中韓」の組織 年内にも国際機関に 産経新聞 2015年10月22日
関連項目
- 日中韓投資協定
- 日中韓首脳会談
- 三国協力事務局
- 東アジアサミット
- ASEAN+3緊急米備蓄
- ボアオ・アジア・フォーラム
- チェンマイ・イニシアティブ
- 地域的な包括的経済連携協定(RCEP)
外部リンク
- 外務省 - ASEAN+3協力
「ASEAN 3」の例文・使い方・用例・文例
- ASEAN域内の工業化を進める計画
- 海賊対策の議題は,来月東京で開かれる日本とASEAN(東南アジア諸国連合)特別首脳会議で話し合われる予定だ。
- ASEAN会議が中止
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)の会議が4月10日にタイのパタヤで始まった。
- 同政府は,タクシン・シナワット元タイ首相の支持者約1000人がASEAN会議の主会場に乱入した後,この発表を行った。
- 彼はまた,同日の午後のASEANプラス3首脳会議と翌日の東アジア首脳会議にも出席する予定だった。
- 数字の13が不運をもたらすと信じるのはばかげている
- 彼は30以上の映画に出演した
- 紀元前30年から紀元20年までは50年間です
- 入場料大人3ドル
- 9歳から13歳の少年
- 彼は23歳で処女作を出版した
- 税関を通るのに少なくとも30分は見ておくべきだ
- 午前9時30分に
- テーブルの上の箱をどれでも3つ取っていい
- 彼は30歳から40歳くらいだ
- 木を3メートルずつ離して植えた
- 火事が2,3時間の間をおいて発生した
- 2,3の欠点を別にすれば,彼は信頼できる教師だ
- 運転手のほかに車には3人の人が乗っていた
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