＊感

デジタル大辞泉

かん【感】

読み方：かん

［音］カン（呉）（漢）

［学習漢字］3年

１ 外部の物に触れて心が動く。心の動き。「感激・感謝・感情・感心・感想・感受性／哀感・共感・語感・好感・実感・情感・多感・痛感・反感・予感・責任感・優越感」

２ 五感に触れてある感じが生じる。「感覚・感官・感触／触感・体感・臨場感」

３ 外部の物に触れて内部に変化を生じる。「感染・感電・感応(かんのう)・感冒・感光紙」

４ 「感冒」の略。「流感」

かん【感】

読み方：かん

１ 深く心が動くこと。感動。「—に入る」

２ 物事に接して生ずる心の動き。感じ。「今さらの—は否めない」「隔世の—」「親近—」

３ その物事の様子。「安定—」「重厚—」

[補説] 2・3は俗に、「やった感」「まったり感」「透(す)け感」など、名詞以外の下に付いて用いられることもある。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

感

出典:『Wiktionary』 (2021/09/25 22:22 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : コン(コム)(表外)
  • 漢音 : カン(カム)
• 訓読み
  • 常用漢字表内

    常用漢字表内の訓読みはありません。

  • 常用漢字表外

    かま-ける

名詞

1. （カン）物事を見たり聞いたりして心が動くこと。
2. （カン）自らの意思に関わらず、自然と認識されること又はそのような認識。
   • この点においてこの映画の創作者ルーバン・マムーリアンは一つの道楽をしてひとりで悦に入っている感がある。（寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』）

動詞

（文語）感ず/（口語）感じる

1. （カン）外界からの刺激を感覚器官を通して知覚する。
   • 喉の渇きを感じる。
   • 暑さを感じる。
2. （カン）性的な快感を知覚する。また性的快感を得やすい体質である。
3. （カン）物事に対して心の中にある感情や気持ちを表す。
   • 私は電車に乗ると異状な興奮を感ずる。（高村光太郎 『人の首』）
   • 名人になると全身に鉄を感じる作用がそなわるから、後を見なくても敵の刀の位置がわかるのである。（坂口安吾 『落語・教祖列伝 飛燕流開祖』）
4. （カン）心を深く動かされる。
5. （カン）病気に感染する。
6. （カン）感心して褒める。
7. （カン）前世の行為の報いが現れる。

熟語

• 感化（かんか）
• 感覚（かんかく）
• 感謝（かんしゃ）
• 感心（かんしん）
• 感嘆（かんたん）
• 感動（かんどう）
• 感得（かんとく）

• 感応（かんのう）
• 感服（かんぷく）
• 感冒（かんぼう）
• 五感（ごかん）
• 雑感（ざっかん）
• 実感（じっかん）

• 所感（しょかん）
• 増感（ぞうかん）
• 第六感（だいろっかん）
• 多感（たかん）
• 鈍感（どんかん）
• 敏感（びんかん）

• 無感（むかん）
• 流感（りゅうかん）
• 霊感（れいかん）

接尾辞

1. （カン）感情。感じ。
   • 達成感。満足感。失望感。

漢字辞典

感

感	画数：13 学習年：小学3年で習う漢字 音読み：カン 訓読み：かんじる ピンイン：gan3 ハングル：감 対応する英語：emotion, feeling, sensation

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「 感」の例文・使い方・用例・文例

• 達成感
• 感嘆して
• 私たちは彼の勇気にとても感心した
• スイスを訪れる人はアルプスに感嘆する
• 彼の誠実さには感心させられます
• 感心した顔つきをしている
• 空気感染
• 感じのよい人
• 彼は社会から疎外されていると感じた
• 彼は危険を感じとっていた
• この街にはじめて来たとき，私はとても孤独感を覚えた
• 感じのよいカップル
• 政治家に嫌悪感を抱いている
• 流感がはやっている
• その朝，マークはまるで空が彼の上に落ちてくるかのように感じた
• 感情を抜きにすれば
• 突然沸き上がる恐怖感
• この仕事に魅力を感じますか
• 彼の抽象彫刻に魅力を感じなかった