びんかん

デジタル大辞泉

びん‐かん【敏感】

読み方：びんかん

［名・形動］感覚や感度の鋭いこと。また、そのさま。「—に反応する」「刺激に—な肌」⇔鈍感。

[派生] びんかんさ［名］

[補説] 「両国首脳が島の主権に関する敏感な問題を話し合う」のように、国家間の交渉の対象となる微妙な事柄について「慎重に扱うべきデリケートな」の意で用いることがある。一説には、90年代の初め、日中交渉で中国側がこの意味で使った「敏感」を日本の新聞がそのまま取り入れたものという。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

びんかん

出典:『Wiktionary』 (2021/09/20 00:54 UTC 版)

名詞

敏 感（びんかん）

1. 感覚が敏（さと）く、わずかなことにもすぐ感じること。
   • 哀訴や、敏感や、細胞の憂愁は全く都会人、文明人の特質で古代の知らない病であると云（い）うかもしれない。（宮本百合子『初夏』）
   • 僕はやっぱり女性の敏感のなかに理解がしっとり緻密に溶け込んでいるのでなければ、淋しい男性にとってほんとうの喜びではないと思うんです。（岡本かの子『高原の太陽』）

発音^(?)

び↗んかん

対義語

• 鈍感

発音^(?)

び↗んかん

翻訳

• 英語: sensitivity ^(en)

形容動詞

敏 感（びんかん）

1. 感覚が鋭く、わずかなことにもすぐ感じるさま。
   • 敏感な三田^（みた）君は、すべてを察したようであった。（太宰治『散華』）
   • 日常性に於いて、その現象の移り変りを敏感に捉えるということこそ、風俗作家の重要な立場というべきだろう。（小熊秀雄『小熊秀雄全集－19－ 美術論・画論』）

活用

対義語

• 鈍感
• 平気

翻訳

• ドイツ語: empfindlich ^(de), feinfühlig ^(de)
• 英語: sensitive ^(en)
• スペイン語: sensible ^(es)
• フランス語: sensible ^(fr)
• イタリア語: originale ^(it), bizzarro ^(it)