黒百合学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 04:55 UTC 版)
神奈川にある全国屈指のテニス名門校。男子校。姉妹校に白百合高校(女子高)がある。 石渡と交友のある劇団M.O.P.関係者(マキノノゾミ、三上市朗、小市慢太郎、キムラ緑子)に由来したネーミングも見られる。 高樹 愛(たかぎ あい) 主人公。 作者の前作『B・B』の主人公・高樹翎(B・B)の一人娘。一年。13歳の女の子だが、小笠原諸島で出会った鯨岡洋平と戦う為に、年齢・性別を偽ってこの学校に入った。テニス部でのあだ名は「ラブ」「ラブ公」。 もともと女性(しかも13歳)であるため、小さな体格でパワーがないのだが、「イルカ」「くじら」「オルカ」「ラッコ」「ペンギン」「トルネード」「うなぎ」「イルカ∞(アンリミテッド)」など多様な技があり、タッチのセンスや脚力が持ち味。鞭のようにしなる筋肉を持ち、父に「男だったらボクシングで世界が取れる」と言わしめるほど。 父親と共に世界を放浪した際に様々なサバイバル技術や語学、格闘技術を習得しており、コンピューター操作(ハッキング)も長けている。 神奈川県男子シングルス2位。インターハイ男子シングルスベスト4。後に、女子テニス界を席巻する。 瀬川 継(せがわ つぐる) 一年。全中優勝という実績を持つが喧嘩は弱い。 黒百合学園で一年ながらシングルス出場枠を取るものの、神奈川県予選で高樹愛と当たり3回戦で敗退した。 当初は同学年である愛に対抗意識を持ち、憎まれ口を叩くことも少なくなかったが、その実力と真剣さを目の当たりにしたことで次第に彼(彼女)を認め始め、やがて良き理解者となる。「男」であるはずの愛に惹かれる自分と葛藤するシーンが多く愛と共に横浜八景島シーパラダイスに出かけた際、手を握るなど友情を通り越してしまった面もあるが愛を常に一番身近にサポートしていた。愛が女性であると発覚した時もそれは変わらず、真っ先に彼女を庇い、涙を流しながら周囲を説得した。 愛が学校を出て行った後で事故に合ってしまい、テニスを止めて医学を志し、医者になることに成功。その後、海外へNPO医師として出向いた先で愛と奇跡的に再会、結婚し1人息子を儲ける。その3年後、アフリカで地雷によって他界。 漣 丈太郎(さざなみ じょうたろう) 二年。前年の全国大会で2位という実績を持ち、山城から唯一1セットを奪取した実力者。山城とは幼馴染。 黒百合四天王の一角。「マジックハンド」というタッチのセンスを持つ武器を持ち、パワー・スピード・テクニック・メンタルとハイレベルなバランスを持つ選手である。また、愛のイルカやラッコなど、一度見た技はどんな技でも使える。 神奈川県予選シングルス5位。神奈川県予選ダブルス優勝。全仏オープンジュニアで優勝。 全英オープンジュニアで足を怪我したため、インターハイには出場していない。また、この怪我に加え、数年後に再び足を怪我してしまったため、最終的にテニスを止めてしまう事になる。 まだ愛の性別がバレていない時点で愛に欲情してしまい、最終的にキスしてしまい瀬川に一時軽蔑される。 日向 三月(ひゅうが みづき) 二年。元バレーボール部員。漣の勧めでテニスを始め、以後彼とは深い友情で結ばれている。 黒百合四天王の一角。愛称は「ヒュー」。 生まれ持った身体能力があり、強烈なフラットサーブ(超高層横浜ランドマークタワーサーブ)を武器に活躍する選手。後に200キロ近いスピードと圧倒的なパワーでソニックブームをも生み出す「爆裂フラット」を習得する。 神奈川県予選シングルス・ダブルス優勝。インターハイ優勝。 後に浅沼祐子と恋人同士になる。彼女との交際がきっかけで黒百合の部員の中ではいち早く愛の正体を知る。 赤井 良明(あかい りょうめい) 三年。 黒百合四天王の一角。 黒百合の主将。独特の癖のあるサーブ(猛牛ひねくれサーブ)を打つ持ち主。青嶋とのダブルスでは無類の強さを発揮する。 大仏顔(ルックスや名前のモデルはギタリストの白井良明)。 青嶋 慧児(あおしま けいじ) 三年。 黒百合四天王の一角。 黒百合の副主将。赤井とのダブルスでは無類の強さを発揮する。 強面の上、激情家かつ非常に厳格な性格のため「青鬼」と渾名される。 牧野 望(まきの のぞむ) 三年。 性格も優しく、部員から信頼が厚い人物。 万年補欠のマッキーと呼ばれる。 インターハイではダブルスで青嶋の代理を務めたこともある。 三上 一郎(みかみ いちろう) 二年。神奈川シングルス8位。 寮生二年三人衆の一人。 亀山(かめやま) 二年。 寮生二年三人衆の一人。 小市 慢太郎(こいち まんたろう) 二年。 寮生二年三人衆の一人。 牧野と争う事に対し迷いを抱えていた愛を、穏やかだが厳しい言葉で諭した。 片桐 徹(かたぎり とおる) 一年。 黒百合学園で一年ながらシングルス出場枠を取る実力の持ち主。神奈川県予選シングルス16位。 戦略家。 山田 秀樹(やまだ ひでき) 一年。 菊地 央(きくち ひろし) 一年。柄崎とのダブルスで県大会に出場。あだ名は「ピロチ」。 柄崎 昌二(からさき しょうじ) 一年。菊池とのダブルスで県大会に出場。 林村 緑子(はやしむら みどりこ) 保健教員及び、テニス部副部長。 通称「ドリさん」。 森岡真理とは大学時代の同級生。 森岡真理等愛の正体を予め知っていた人物を除けば、最初に愛が女性であると気が付いた人物。 知った当初は愛を追い出そうと考えていたが、一戦交えたことで考えを変え、愛の協力者となる。 御木 岳彦(みき たけひこ) 生物教師及び、テニス部部長。 黒川紀一郎とは古くからの友人。
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