高校編での登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 17:18 UTC 版)
永淵強(ながふちつよし) 浪城高校1年生。野球部員。右投げ右打ち(左手を負傷した際は、「孫六ボール」を捕球するためミットを右手に付けた)。守備位置は捕手。長打は少ないが重要な場面で繋ぐ巧打者。野球部において唯一「孫六ボール」をミットで捕球できる部員。「浪城BIG3」の鮫州からかばってもらうためとっさに甲斐に助けを求めた。元々は天王寺高校を受験するも不合格となり、他に受験したのが浪城だけだったため浪城高校に入学した。低身長で華奢な身体のため喧嘩には向いておらず、敵方に捕らえられ人質となることもある。時折強い精神力を発揮し、甲斐達から信頼を得ていった。孫六からも「ゴキブリみたいにしぶとい奴」と言わしめる程。「マコ」という妹がいる。WBT編では天王寺高校へ再入学して1年生からやり直している状況だが、甲斐の復活の為に練習相手としてチームに無断で帯同して、チーム内での風当たりも強かったが、最終的に「孫六ボール」を捕球できる捕手が彼のみという首脳陣の判断から、背番号0を与えられ晴れて正式に代表選手として帯同することになる。「孫六ボール」を捕れるのを見たコーチやメジャーのスカウトからも「なぜ捕れるのか」「よく捕れる」と驚かれていた。 辰巳(たつみ) 浪城高校教員。野球部顧問・監督。かつて沖縄に逃げた生徒を追い、3本の短刀が胴体に刺さった状態でなおその生徒を連れ戻したことから「マムシの辰」という異名を付けられた。草野球をしてた甲斐を浪城高校に勧誘した。勤務時間中に飲酒する等一般的な教員としての常識に欠けるところはあるが、部活動・喧嘩において生徒の保護者たろうと努めている姿勢から甲斐・山形達からは「辰っつぁん」と呼ばれ、厚く信頼されている。剣道三段、柔道五段の腕前を持つ。WBT編で無一文の甲斐が身を寄せた際は痛風など様々な病気を抱えて医者から飲酒は止められているが、飲酒振りは相変わらずである。 金城(かねしろ) 浪城高校2年生。入学初日で3年生を倒したが、その3年生が属している「鮫州派」の領袖鮫州により報復された。入学当初は「極道を目指している」と語り、孫六に対しても密かに対抗心を抱いていたが、鮫州の報復を受けて以降は大人しくなった。情報収集に長けており、全日本無頼連合との抗争においては朝田と共に二重スパイとして活躍。 鮫州正義(さめずまさよし) 浪城高校3年生。「浪城BIG3」の1人。野球部員。右投げ右打ち。守備位置は二塁手。独特の信念に基づき、朝田とは違いしばらくは野球部に入らなかったが、甲子園大会出場を前に甲斐が故障したため(なお「甲斐が故障した」というのは鮫州・山形を入部させるための甲斐の演技)甲斐の助けになろうと入部。入部した時に備え地区予選中はバッティングセンターに通っていた。通常は二塁を守るが永淵が欠場する際は永淵に代わり捕手を務める。「孫六ボール」をミットで捕球することができないが、屈強な肉体を活かし胴体で受けとめる案を思いついた。喧嘩では甲斐に敗れ、以降は甲斐をお頭と呼んで仰ぐ。千との闘いにおいては人質となったが、自身のために甲斐が屈服させられることを避けるため自ら命を絶とうとした。WBT編では卒業して土木作業員となっている。 叶(かのう) 浪城高校3年生(登場時)。「浪城BIG3」の1人。小柄だが特技のナイフ投げと組織作りにより「浪城BIG3」の地位を得た。甲斐を一時追い詰めたが、最後は敗れた。 山形勲(やまがたいさお) 初登場時は浪城高校3年生。「浪城BIG3」の1人で、リーゼントが特徴。野球部員。右投げ右打ち。守備位置は三塁手。浪城高校野球部においては甲斐に次ぐ打撃を誇る。また空手で鍛えた運動神経を活かし守備も堅実。強肩だが、甲子園大会4回戦(準々決勝戦)にて甲斐に代わって登板した際は打ちごろと評された。甲子園大会決勝戦においては脚を負傷(本来ならば全治3週間)していたため一塁を守った。鮫州と同様甲子園大会第1回戦まで野球部への入部を見合わせていた。過去に喧嘩によって人を殺め、そのことを深く悔恨している。そのため浪城高校に入学してからは一度も喧嘩をせずに「浪城BIG3」にまでなった。喧嘩では甲斐を心肺停止状態に追い込んだが、復活した甲斐に敗れた。鮫州のように甲斐を親分と仰ぐことはせずに対等な立場で接するが、甲斐を浪城高校の番長として立てている。永淵に『甲斐君が飛車なら(山形は)角』と評されるほどの男。WBT編では大学野球部に所属し代表に選出される、その打撃センスは甲斐から「飛ぶが如く」と称されるほどで、代表では並み居るプロの強打者を差し置き3番打者に大抜擢される。甲斐も驚く程の打撃センスを発揮した。 朝田太郎(あさだたろう) 初登場時は浪城高校1年生。野球部員。右投げ右打ち。守備位置は一塁手。元力士。腕力はあるためボールに当たれば強い打球を打つがなかなかミートできない典型的な一発屋。大阪府地区大会決勝戦においては甲子園出場を決めたサヨナラ本塁打を打った。永淵・鮫州が相次いで退場した際は捕手を務めた。入院中に狼藉していたところを甲斐に倒され、以降は浪城高校に入学し甲斐を親分と仰ぐ。ただし他校との闘いにおいては何度か敵方に寝返ったり、部活動においては「孫六ボール」におののいたりと、同じ巨漢の子分でもガッツと男気にあふれ、体を這ってでも甲斐を守ろうとする鮫州とは対照的な描写がなされた。WBT編では2年生になっており、浪城の番格を務めている様子。 永淵真子(ながぶちマコ) 永淵強の妹。中学生。甲斐が一目ぼれをした。以前は秀才タイプが好みだったらしいが甲斐達と会ってからは山形に好意を抱いており、孫六の事に対して、腹黒な一面があり、不信感を持っている。
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