院側八葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:25 UTC 版)
「遙かなる時空の中で2」の記事における「院側八葉」の解説
源頼忠(みなもと の よりただ) 声 - 三木眞一郎 天の青龍。清和源氏の武士。 26歳。身長185cm。10月12日生まれ。A型。五行属性:木。八卦:巽。自然:風。象徴物:白梅。 院に仕える武士団の一人。無口で無表情な青年で感情表現が苦手だが、内面は実直かつ温厚で誠実。滅多な事では感情を露わにしないが、深苑や勝真の言葉には気色ばむ様子を見せる。数年前、剣の師匠が内裏における刃傷沙汰を犯し、追われる身となる。頼忠はそれを発見するが、私情に負けて師匠を匿う。だが、まもなく事実が発覚。処断される師匠を庇い、自分も背中に深手を負った。武士団を裏切り、師匠を自害に追いやった自分に深い罪悪感と後悔を抱いた。それ以来、主の命令にただ従えばいいという考え方に固執し、自らの意思で行動することを避け、死に場所を求めて生きている。 イサト 声 - 高橋直純 天の朱雀。「院よりの中立」で僧兵見習い。 17歳。身長172cm。7月31日生まれ。O型。五行属性:火。八卦:離。自然:火。象徴物:蓮華。 面倒見がよく活発な少年。直情的で怒りやすいがさっぱりした気質で頼れるため、子供達から兄貴分として慕われている。世俗に対して冷めた一面を持つ。数年前に起こった大火事で多くの親類を亡くした。その際、貴族だけを選んで救出し、助けられる可能性のあった平民を見殺しにした貴族との確執を感じ、毛嫌いするようになる。乳兄弟だった勝真とも疎遠になってはいるが、自分を助けてくれた事もあって彼の事は気にかけている様子。火事以来、両親は縁のあった貴族の屋敷を離れて仏門に帰依し、兄達は僧兵となるべく修行を始めた。イサト自身は、世話になっている寺院の使いを務め、健脚を生かし京を走り回っている。 藤原幸鷹(ふじわら の ゆきたか) 声 - 中原茂 天の白虎。中納言・検非違使別当。 23歳。身長177cm。1月15日生まれ。A型。五行属性:金。八卦:乾。自然:天。象徴物:秋桜。 摂関藤原家の跡取りで検非違使別当と中納言を兼任する役人。仕事熱心で、知識欲が強く生真面目。どんなときでも冷静な視点で物事を見ようと心掛けている。穏やかで人当たりはいいが、翡翠に対しては過去の因縁もあってか感情的になりやすい。漫画版では翡翠との接点が描かれ、その際、翡翠の船の船員から「石頭」と言われた。 実は主人公同様、京生まれではなく現代から7年前に召喚された人間。当時15歳だった彼を救った藤原家の北の方が、実の母として面倒を見てくれ、本人の利発な頭脳も手伝い順調に昇進した。京の戸籍上、同じ藤原姓であり、星の一族である紫たちとは、親戚である。 現代における記憶は召喚直後に泰継によって封印されたが、恋愛イベントによって記憶が戻る。現代では、若くしてアメリカの大学を出たほど優秀だった。実の両親は学者、10歳上の兄と9歳上の姉がいた。 源泉水(みなもと の もとみ) 声 - 保志総一朗 天の玄武。式部大輔。 19歳。身長168cm。6月28日生まれ。A型。五行属性:水。八卦:坎。自然:水。象徴物:水仙。 村上源氏の貴族で式部省の役人。母が降嫁した内親王。異母兄が1人いる。母から、他人の邪魔にならないようにと育てられ、必要以上に控えめに振舞う。繊細で傷つきやすいが「役に立ち、必要とされたい」という願望も強い。自分を卑下しがちであるが、他人にはとても優しさを持って接し、花梨をまだ神子だと認められない内も、戸惑いつつも、彼女に優しく接する。笛の名手として有名で、彼の笛の音を賞賛した院から笛を賜っている。 実は院の実子で、彰紋の異母兄。ただ、本人はその事実を知らない(彰紋は知っている)。19年前、彼の母(正確には育ての母かつ叔母で、院の異母妹)が、自分の同母兄である親王たちを蔑ろにした院を怨み、復讐しようと、自分の血を引く息子を帝位に就けることで、自身が支配者になろうと企み、同じ時期に自分の産んだ和仁と泉水をすり替えた。一方、院の実子として育てられた和仁は、自分を溺愛し優しく接する叔母が実の母であり、利用されているとは知らないまま、彼女に心を許し、その甘言に釣られてますます野心を燃やすことになる。泉水が自分を過小評価しがちなのは、成長過程の母からの圧力と心理的虐待が原因。
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