院伝奏
院伝奏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 07:24 UTC 版)
上皇に各方面からの奏請を取次ぐ役。後白河上皇時代の吉田経房・高階泰経を初見とするが、実際に機能したのは後嵯峨上皇の時代の宝治元年(1246年)に吉田為経・葉室定嗣を任命して関東申次が担当する事項以外の一切の取次を任された。亀山上皇の時代の弘安2年(1279年)には定員6名を3組に分け、交代で取次を行った。後に武家伝奏などへと派生するが、江戸時代には現任あるいは前任の大納言・中納言が院伝奏を兼ねて大事にあたった。
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