転勤遍歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 17:04 UTC 版)
第1章での職歴役職場所部長 総務部 支社長 北海道 取締役 ベネズエラ 艦長 潜水艦(大西洋) 博士 キラウエア火山 親善大使 砂漠の紛争地帯 隊長 南極 ブラザー ニューヨーク なし エベレスト チャレンジャー ナイアガラ 元々は総合商社「ヨシダ・エンタープライズ」に勤めるごく普通のサラリーマン部長で、社長のお気に入りの社員の中の1人でもあったのだが、同様の社員ばかりを集めた宴会で披露した社長のモノマネに本人が激怒し、程なくして北海道開発事業部土壌調査課利尻支部へ支社長として左遷される。 3ヶ月後、決算表の隅に社長の似顔絵を書いたことでベネズエラへ飛ばされた後、社長の誕生日プレゼントに年の数だけ松明を送ってしまったために潜水艦でタイタニック号を大西洋で捜索する任務に向かわされる。タイタニック号の発見に成功しこれから引き上げというタイミングを迎えると、たまたま潜水艦が浮上した時に見た綺麗な星空で来年の社長の運勢を星占いしたことが原因でハワイのキラウエア火山の観測所勤務となり、ちょっとした茶目っ気で社長宛のファックスに「マグマ大使より」と書いたことで親善大使として砂漠の紛争地帯へ飛ばされてしまった。さらに、CNNの取材の時に「社長見てますか」とVサインしたことが原因で、会社の女子社員達が会社の新しいマスコットに希望したピンクのペンギンを発見するために南極へ向かう。 南極では最初の偉業(?)とも言えるピンクのペンギンの発見に成功するも、会社の女子社員達には不評だったため原田が提案したパンダが新しいマスコットに選ばれるという結果に終わり、さらに基地で生まれた子犬に社長の名前をつけたことが原因でニューヨークのスラム街(近況報告ではサウス・ブロンクス)にテーマパークを建設するための地上げへ。しかし、国連本部の日の丸の旗の横に会社の旗を上げてしまった事が原因で、「出版した百科事典の印刷ミスを誤魔化すためにエベレストの頂上を1m高くする」という任務が下され、エベレスト登頂に向かう。 エベレストでは3往復して土嚢を積むが、報告書の最後に「雪男でも探しましょうか?」と書いたことが原因で転勤が決まる。原田との会話でアメリカの最初にナの付くところへ行くと知った小須田は宇宙行きを確信するものの、実際に行くのはナイアガラで、その目的は「樽に乗って滝から落ちる」というものだった。 ナイアガラでは滝の上流1km地点で準備をしていたが、誤って黄色の耳当てを川に落とし、それを拾おうとして自身も川に落下、生身の状態で滝へ流されてしまう。しかし、着用していたヘルメットを失って眼鏡が損傷しながらも、奇跡的な生還を果たす。「次は何処行って、何をするんだ!」と叫ぶ小須田だが、実は「滝に落ちた小須田が生きていたら日本へ帰す」と社長が約束していたことが明らかになり、ようやく日本へ一時帰国し、静岡支店の支店長となった。 その後、「ヨシダ・エンタープライズ」がチャン名倉(演:名倉潤)率いる香港の企業「アンヌグループ」に買収されてしまう。チャン名倉によって小須田と原田の2人に命令が下され、「アンヌミラーズ」のウェイトレス、アンヌタイガースのプロ野球選手、宝塚のアンドレ役を経て、横綱に昇進することになる。 「アンヌグループ」の撤退後、小須田は一時期は秘書室長となるが、またしても単身で様々な所へ赴任することになる。しかしその目的は会長に就任したえみりや、社長と再婚した益江のわがままを叶えさせるためのものに変化していき、白鯨の発見、CIA潜入、アトランティス大陸上陸、ドラキュラ伯爵との対面、少林寺を小林寺に改名、自由の女神に口紅を塗るなどの任務をこなした。ただし、この間に副社長に昇進している。 ICBMミサイル受け止めの任務を機に、ついに会社に反旗を翻すことを考えるが、時を同じくして地球に巨大隕石が接近。ついさっきまで反旗を翻そうとしていたのをすっかり忘れ、ニューヨーク時代のコネを使ってNASAに「自分は日本のサラリーマンである」と理由を告げ、地球を救うため単身で宇宙へ引っ越す。そして、隕石衝突から地球を救う準備を全て終わらせるが、原田たちが地球を危機から救うことに集中するあまり、ついうっかり地球への帰還手段を用意し忘れていたことが原因で隕石から地球へ戻れなくなり、そこで益江とえみりの幻影を見つつ、命と引き換えに地球を救った。 死亡から4年後、墓を移動させようとする原田の前に現れ、最後の引っ越しを行う。なお、墓跡には社長になった原田の家が建っているようである。 『笑う犬2008』にて、中学生時代の小須田が描かれた。両親に身売りされソ連のカムチャッカへの移住が決まり、カムチャッカ2中に転校することを教師の原田から告げられる。
※この「転勤遍歴」の解説は、「小須田部長」の解説の一部です。
「転勤遍歴」を含む「小須田部長」の記事については、「小須田部長」の概要を参照ください。
- 転勤遍歴のページへのリンク