越境合併が要望・提案されていた自治体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 07:33 UTC 版)
「越境合併」の記事における「越境合併が要望・提案されていた自治体」の解説
青森県西津軽郡岩崎村 - 秋田県能代市や山本郡の合併協議会に、一時期オブザーバー参加していた。 茨城県鹿島郡波崎町 - 2000年代前半頃に千葉県銚子市への越境合併構想があったものの、最終的には茨城県内の神栖町と合併して神栖市となった。 茨城県猿島郡五霞町 - 埼玉県幸手市との越境合併を目指し、2003年に合併協議会が設置されていた時期もあった。 群馬県利根郡川場村 - 東京都世田谷区の保養施設があることから、一部団体によって同区との合併が提案されていた。 東京都町田市・神奈川県相模原市 - 戦前には、相模原市の前身である相模原町が成立する前にも当時の町田町などを含めて原町田一帯の町村を一つにする話があり、戦後も相模原市が津久井郡を編入合併するまでは市役所から市民レベルまでの議論が活発であったが、相模原市の津久井郡編入合併に伴い議論は下火になった。 神奈川県津久井郡相模湖町・藤野町 - 平成の大合併において、両町が東京都八王子市との合併を要望したもの。その後、八王子市側が合併は困難と回答したため相模原市との協議となり、その後相模原市と合併した。 山梨県南都留郡道志村 - 神奈川県横浜市との合併構想。横浜市の水源が道志村にあることが縁となり、2003年6月12日に道志村民653名(全住民の3割超)の賛同をもって住民発議され、横浜市に合併を申し入れた。しかし、長距離の飛び地合併でもあるため神奈川県が困難との見解を示した。 山梨県北都留郡小菅村・丹波山村 - 東京都青梅市や、西多摩郡奥多摩町との合併を望む声があり、実際に丹波山村は奥多摩町に検討の申し入れを行ったこともある。 新潟県糸魚川市 - 隣接する長野県小谷村と合併して長野県へ編入されるという構想を2008年に一人の市議会議員が提起し、小谷村議会議長から賛同されたが、市長および長野県副知事から否定された。詳細は糸魚川市#政治の項を参照。 静岡県熱海市泉(旧:賀茂郡泉村) - 昭和初期から神奈川県足柄下郡湯河原町への分離合併運動がしばしば起こっているが、その度に静岡県知事などの反対によって不成功に終わっている。なお、平成の大合併の際は熱海市自体が神奈川県編入を狙い、湯河原町との合併を申し出たが、湯河原町の町長の反対に住民投票も行われ9割以上の反対にて破談となる。 岐阜県羽島郡川島町(当時は川島村) - 昭和の大合併時に、当時の村長と一部住民から愛知県一宮市との越境合併を求める運動があった(その後消滅)。平成の大合併でもごく一部の住民から一宮市との越境合併の声があったが、2004年に川島町は各務原市に合併している。 福井県遠敷郡上中町 - 平成の大合併の際、滋賀県高島郡6町村との合併を検討していたことがあった。 三重県桑名郡木曽岬町(当時は木曽岬村) - 1956年に愛知県海部郡弥富町(現・弥富市)との越境合併を議決したが、それが原因で村民の意見が二分され村議会も解散。1959年に単独村を維持することで紛争を解決。平成の大合併においても桑名市・多度町・長島町・木曽岬町・東員町任意合併協議会から離脱し、越境合併の可能性を残している。 京都府八幡市 - 市制施行直後の1980年頃に市民が大阪府枚方市への越境合併および八幡市の大阪府への移行を要望していた時期もあった(提案には至らずその後自然消滅した)。 大阪府三島郡島本町 - 平成の大合併の際、京都府乙訓郡大山崎町との合併を検討していたことがあった。 岡山県笠岡市茂平(旧:小田郡城見村茂平) - 1963年、笠岡市から分離し広島県福山市との合併を検討。住民アンケートを行い、賛成多数。広島県議会議員の中川弘を中心に福山市議会議員数人の賛同を得られる。福山市に合併嘆願書が提出されるも、岡山県の反対により至らず。→詳細は笠岡市#茂平村越県合併騒動の項を参照。 広島県因島市 - 平成の大合併の際、愛媛県越智郡弓削町・生名村・岩城村・魚島村との合併が取り沙汰されたことがあった。 広島県大竹市 - 隣接する山口県玖珂郡和木町との合併が検討されていた。 福岡県北九州市(構想当初は門司市)と山口県下関市 - 詳細は関門都市圏#関門特別市構想を参照。 福岡県大牟田市・熊本県荒尾市 - 平成の大合併において、2002年頃に合併研究会が設けられていたが、まずはそれぞれの市の財政再建を優先することとし、合併は当面見送りとなった経緯がある。なお、両市はDIDが連続しており、生活圏も同じである。 福岡県久留米市・小郡市・佐賀県鳥栖市・三養基郡基山町 - 九州の州都を視野に入れて協議会などが開催されていた。 福岡県築上郡吉富町・上毛町 - 大分県中津市とは旧:中津藩の頃から生活圏が連続しており、住民間で行われたアンケートでも隣接する豊前市よりも合併相手として挙げる声が根強くあった。現在も豊前市との合併より中津市との合併を両町とも模索している。 長崎県北松浦郡福島町・鷹島町 - 経済的結びつきが強かった佐賀県伊万里市との合併の機運が高かったが、県境合併を進めると周辺市町村との合併議論が進まないため伊万里市が合併に難色を示したため、同県の松浦市と合併した。 長崎県壱岐市 - 市町村合併に伴う第一回市長選挙において福岡市との任意合併協議会設置を公約に掲げた候補者が当選した。しかし福岡市とは直線距離で80km近くも離れているのに加え、第二回市長選挙に出馬するも落選したため任意合併協議会は設置されなかった。
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