藤田東高校
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静岡に君臨する、全国大会の常連校。伝統的な得意技として「フラッシュパス」を持ち、個々の能力も高い。1年目の冬の選手権静岡県予選で「フラッシュパス」を一度は掛川・平松に完璧に封じられるが、インターハイに向けて平松修が監督となった際に新たな仕掛けとともに復活を遂げている。 加納隆次(かのう りゅうじ) 声 : 堀秀行 学年 : +2 ポジション : ミッドフィールダー 背番号 : 10 1973年11月2日生まれ。身長184cm、体重70kg。血液型はO型。藤田東のキャプテン。2学年下の弟、豪樹がいる。「高校サッカー界の帝王」と称されており、他の選手とは桁違いの能力を持つ。かなりの老け顔で、よく遅刻する癖がある。天才といわれていた掛川の久保を倒すことを目標としており、2年時の対掛川戦では自身の怪我による欠場、3年の夏の予選決勝では掛川メンバーの前日の久保の死のショックによる一方的な試合展開と、まともな条件で掛川と試合ができていなかったが、冬の予選決勝でその望みがようやく叶うこととなった。翌年のインターハイ予選決勝の藤田東対掛川の試合では、弟の成長を神谷に託し、試合を観戦していた。卒業後にはヴェルディ川崎を経て、2010年W杯の時点ではパルマFCに所属。 松下浩(まつした ひろし) 声 : 中原茂 学年 : 0 ポジション : フォワード(センターフォワード) 背番号 : 11 1975年10月2日生まれ。身長173cm、体重60kg。血液型はA型。トレードマークは頭に巻いた緑色のバンダナで、着けると気合が入るという。 1年生で強豪・藤田東のレギュラーとなった名プレイヤー。柔軟性のあるドリブルを得意とし、「ダブルクライフターン」を得意とする。選手権静岡県予選準決勝の掛川対清水学苑戦の田仲と芹沢の競り合いをヒントとした、チームメイトのシュート力を利用した「カウンターシュート」を編み出し、その後自分1人で同様の効果を得られる「ワン・ツーカウンター」へと改良している。ストライカーとしては理想的な能力を持つとされているプレイヤーで、田仲にとって静岡県内の最大のライバル。選手権決勝の応援に駆けつけるほど良い関係にある。2010年W杯の時点ではジュビロ磐田に所属。 柴木勝実(しばき まさみ) 学年 : +3 ポジション : ゴールキーパー 背番号 : 1 番外編『久保嘉晴の伝説』に登場。インターハイ予選決勝トーナメント1回戦掛川戦までの30試合で、PK以外で無失点を誇っていた藤田東の不動の守護神。 関靖彦(せき やすひこ) 声 : 千葉一伸 学年 : +2 ポジション : ディフェンダー(リベロ) 背番号 : 4 オーバーラップを得意とする。 新矢巧(にいや たくみ) 声 : 神谷浩史 学年 : +2 ポジション : ディフェンダー(左サイドバック) 背番号 : 5 関と同じく、オーバーラップを得意とする。 小柳仁(こやなぎ じん) 声 : 新田三士郎 学年 : 0 背番号 : 17→9 松下の相棒。1年生時はカウンターシュートのアシスト役としての起用のみであったが、2年生時にはディフェンダーでレギュラーとなっている。 緒方十次郎(おがた じゅうじろう) 声 : 高木渉 学年 : 0 ポジション : ゴールキーパー 背番号 : 19→1 元ボクサーで、パンチ力は150kgに達する。サッカーに専念することを条件にサッカー部での出場機会を約束されており、掛川・田仲の「幻の左」を止めるために専念を決意する。選手権静岡県予選決勝で喜多川と交代で途中出場、「幻の左」を止める活躍を見せた。当時は反射神経とパンチングに頼っていたが、後にディフェンス陣と連動する高度なスキルを身につけている。 加納豪樹(かのう ごうき) 学年 : 0(松下と同い年だが、松下を先輩として扱う描写が存在する) ポジション : ミッドフィールダー 背番号 : 10 加納隆次の弟。人の技能をコピーできる才能を持ち、当初は身近で尊敬する存在である兄・隆次を目標として真似ていたが、身長が173cmまでしか伸びず、体格が恵まれなかった(隆次は当時既に180cm以上)。そのため、身長が伸びる望みを懸けて一時的にサッカーを離れバスケットボールに専念していたが、自分と体格の近い神谷率いる掛川が藤田東を倒したのを機に神谷のコピーを目指しサッカーに戻り、インターハイ静岡県予選に臨んだ。掛川戦では神谷をコピーしたスタイルで掛川を苦しめるが、神谷の創造性あふれるサッカーに打ちのめされ、それがきっかけとなり本来のサッカースタイルである「シンプルフットボール」へとプレイスタイルを変化させた。 マルコ・ゴンザレス 学年 : +1 ポジション : ミッドフィールダー(ボランチ) 背番号 : 15 スペインからの留学生。天才的な「読み」の能力を持つことから「読みのマルコ」との異名を持つスペインの至宝。ライバルであるペドロ・フォルネルとの勝負で故障した左足の治療のために来日し、母国では回復不可能とまで言われた足の怪我の治療を平松修から受けた(その際、平松修の監督就任と引き換えに留学受け入れが認められている)。平松修の治療を通じて、左足のシュートに弾丸のような回転の加わる「スクリューシュート」が備わっていることが発覚する(ジャイロボールと類似した効果)。スペインではジュニアユース時代にバルセロナユースに所属しており、日本遠征の時に久保・神谷の所属するヤマハFCと対戦した経験があり、それを通じて日本サッカーへの評価を改めている。インターハイ県予選決勝後、恩人の平松修に感謝しつつペドロが待つスペインへ帰国した。 久和(くわ) ポジション : フォワード(ウィング)→ディフェンダー(リベロ) 背番号 : 14(2として描かれている場面もある) 元は控え選手だったが、平松修の監督就任後にディフェンダーにコンバートされる。平松和広以上の俊足の持ち主で、その俊足を利用して度々オーバーラップを仕掛ける。またそのスピードから1人1回しか触れないとされていた「フラッシュパス」に、唯一2回絡める選手「11人目のフィールドプレイヤー」である。
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