日本遠征とは? わかりやすく解説

日本遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:38 UTC 版)

ベーブ・ルース」の記事における「日本遠征」の解説

日本球界との関わり言えば1934年11月2日から12月1日にかけて、全米選抜チーム一員として訪日し全日本チームとの間で11月4日神宮球場での第1戦を皮切りに全国12都市東京函館仙台富山横浜静岡名古屋大阪小倉京都大宮宇都宮)で16試合戦った航空便による移動一般的でなかった時代長い船旅当初渋っていたが、鈴木惣太郎が、ルース散髪屋にいるところへアポなし訪れルース似顔絵大書したポスター見せて説得したところ、そのポスター大い気に入り訪日快諾した日本に向かう船の上でも人一倍練習打ち込むなど、やる気十分であり、いざ訪日すると、雨天の中、番傘差して守備練習をするなど、持ち前ショーマンシップ発揮し日本野球人気根付かせるのに大い一役買った。特に、ルース直接対戦した沢村栄治の名を今日まで伝説化することになった全米クリーンナップを4連続奪三振」の逸話では、最初に沢村から三振斬り捨てられている。なお、この試合秋口行われ気温高くなく、ヒット出塁した沢村セーター着せにいくなどのスポーツマンシップ見せ、「さすが大リーガーやることが違う」と、観客を感心させた。 試合後、全米選抜チーム訪日歓迎パレードが行われた。このときの日本の人々歓迎アメリカでワールドシリーズ優勝したとき以上のものであったため、ルースは大変喜んでいた。訪日印象を、「何百万人ものファン心の底から迎えてくれていることを肌で感じている。銀座通りは何キロにも及ぶ歓迎の列が連なり英雄のような扱い受けた」と振り返っている。戦時中には反日感情から日本人もらった陶器などを割ったが、終戦後にこのときの歓迎のことを思い出し後悔していたという。また、真珠湾攻撃信じられないとも語ったという。 1934年11月16日小倉到津球場での日米野球は、降っていたにもかかわらず大勢ファンルース見よう詰めかけた。全米コニー・マック監督も「観客待っている以上、試合をする」と決めると、先頭きってグラウンド入ったのがルースだったが、そのとき番傘差し長靴を履いていた。また、試合中番傘差したまま守備についた打撃では、この試合本塁打打っている。

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日本遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:50 UTC 版)

サンフランシスコ・シールズ」の記事における「日本遠征」の解説

1949年10月12日シールズGHQ最高司令官マッカーサー招聘により、進駐軍慰問兼ねた戦後初の日米野球親善試合を行うため訪日したアメリカプロ野球チーム訪日するのは15年ぶりのことであり、シールズ大リーグ下部組織球団ではあったが、待遇VIP並み扱いであった訪日の際は羽田飛行場当時GHQ経済科学局長だったウィリアム・マーカット田中絹代女優30名が一行27名(選手20名と監督・コーチ球団幹部など7名)を出迎え歓迎パーティーマッカーサー自らが主催するなど破格扱いであった一行東京大阪それぞれパレード行い、さらに東京芝公園行われた大歓迎会では2万人もの観衆詰めかけ、当時芸能スター多数参加するなど日本国挙げて歓迎ムード包まれた。 試合東京関西名古屋各地行われシールズ読売ジャイアンツ始めとする日本のプロ野球チーム全勝し日米間のプロ野球レベル違い改め見せ付ける結果終わった。 なお、シールズとの交流以後続き1950年には日本シリーズこの年の名称は「日本ワールドシリーズ」)の観戦、及び第1戦始球式参加のためにオドール訪日、さらに翌1951年にはオドール招き川上哲治藤村富美男小鶴誠杉下茂カリフォルニア州モデスト行われたシールズ春季キャンプ参加している。

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