日本選手のジンクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 02:23 UTC 版)
「スキージャンプ」の記事における「日本選手のジンクス」の解説
過去日本人選手は、オリンピック、世界選手権において多くのメダルを獲得しているが、90m級 (現在のラージヒル) では長い間金メダルを獲得できず、日本選手の鬼門とされていた。1968年グルノーブルオリンピックの藤沢隆、1972年札幌オリンピックの笠谷幸生は、いずれも1回目に2位の好位置につけながら2回目に距離を伸ばすことができずメダル獲得を逃し、1992年アルベールビルオリンピックでは原田雅彦が4位、1994年リレハンメルオリンピックでは岡部孝信は4位であった。 その後1997年のトロンハイムでの世界選手権で原田雅彦が、1998年長野オリンピックでは船木和喜が、ラージヒルで金メダルを獲得している。 ジャンプ週間が開催される4箇所のうち、最終戦が行われるビショフスホーフェンのみ日本人選手の優勝がなかったが、2018-2019年シーズンにて小林陵侑が優勝し、4箇所すべてで日本人選手が優勝している。 先述の藤沢、笠谷に加え、長野オリンピックでも岡部が1本目2位に付けながら6位に終わったため、「ラージヒルで1本目に2位に付けた日本人選手はメダルを獲得できない」と言うジンクスも叫ばれていたが、2014年ソチオリンピックで葛西紀明が1本目の2位をキープして銀メダルを獲得し、46年越しでこのジンクスを返上している。 オリンピックシーズンにジャンプ週間で開幕3連勝した日本選手は1972年札幌オリンピックの笠谷幸生、1998年長野オリンピックの船木和喜、2022年北京オリンピックの小林陵侑の3人だが3人ともオリンピックの個人種目で金メダルを獲得している。そのうちの笠谷は国内選考会を優先したためジャンプ週間第4戦を欠場し、ジャンプ週間総合優勝はできなかったが船木と小林はジャンプ週間総合優勝も果たしている。
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