日本遷都史とは? わかりやすく解説

日本遷都史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 16:03 UTC 版)

遷都」の記事における「日本遷都史」の解説

飛鳥時代 『日本書紀』によれば大化元年645年6月中大兄皇子らが政変起こし新たな政治体制構築された(乙巳の変)。新政府同年12月9日難波長柄豊碕宮遷都行い、翌大化2年646年元日孝徳天皇改新の詔発しその第2条で「初修京師」と初め首都定め難波長柄豊碕宮首都とした。 斉明天皇元年655年1月斉明天皇難波長柄豊碕宮遷都以前の宮である板蓋宮即位、都は飛鳥戻ったその後同年冬には川原宮に、翌斉明天皇2年656年)には後飛鳥岡本宮飛鳥の中で首都営まれた。天智天皇白村江の戦い敗北後天智天皇6年667年)、内陸部近江大津宮遷都行ったが、壬申の乱の後の天武天皇元年672年)、飛鳥浄御原宮遷都。都は再び飛鳥戻った天武天皇12年683年12月17日天武天皇は「複都制の詔」を発した。まず難波長柄豊碕宮廃絶後も外交拠点として存続していた難波宮副都とし、更に畿内信濃国副都設けるために使節派遣した。しかし畿内信濃への副都設置実施されることなく終わった藤原京遷都難産だった。『日本書紀』藤原京遷都に関する最初記述天武天皇5年676年)の「新城建設に関するのであるその後遷都計画中断再開重ねた後、持統天皇8年694年12月藤原京への遷都が行われた。 奈良時代 藤原京日本初め条坊整備した画期的なであったが、その地勢悪さから破棄され和銅3年710年3月10日元明天皇平城京遷都行った平城遷都に関しては「大宝律令」の制定契機に、中央集権国家にふさわしい首都建設しようとしたともされている。平城京藤原京続いて条坊備えた本格的な都城として造営された。 天平12年740年)、聖武天皇伊勢国美濃国関東行幸後、平城京帰途途中同年12月15日恭仁京遷都行ったその後天平16年744年2月26日難波京 、更に天平17年745年1月には紫香楽宮へと目まぐるしく都を移転させた後、同年中に平城京帰還した延暦3年783年11月11日桓武天皇長岡京遷都行った。しかし延暦13年794年)に6、8月続けて水害見舞われ同年中に平安京に都を移した平安時代以降 延暦13年794年10月22日桓武天皇新たに平安京都に定めた。 それから約四百年後の治承4年1180年6月2日平清盛福原京遷都した。しかし福原京短命に終わり同年11月25日には平安京に再遷都された。その後京都千年上日本国首都であり続けたが、維新政府明治時代になって江戸東京改め、ここを首都とした。 日本遷都一覧遷都施行日備考板蓋宮斉明天皇元年655年1月 川原宮斉明天皇元年655年)冬 後飛鳥岡本宮斉明天皇2年656年近江大津宮天智天皇6年667年3月19日 飛鳥浄御原宮天武天皇元年672年冬 天天皇12年683年12月17日、詔により難波宮副都とする。 藤原京持統天皇8年694年12月6日 平城京和銅3年710年3月10日 恭仁京天平12年740年12月15日 聖武天皇彷徨5年」の始まり難波京天平16年744年2月26日 紫香楽宮天平17年745年1月 平城京天平17年745年9月11日 長岡京延暦3年784年11月11日 複都制終了平安京延暦13年794年10月28日 福原京治承4年1180年6月2日 平安京治承4年1180年11月25日 東京府慶応4年/明治元年1868年)? 施行日不明。 その他 第二次世界大戦後首都機能移転議論については「首都機能移転」を参照 複都制については「複都制#日本複都制」を参照

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