競技形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/06 11:13 UTC 版)
コレオは落とし戸の後ろに数名の馬に乗ったコレアドールと雄牛とをそれぞれ入れた状態で開始される。この雄牛は参加者の技量や年齢によっては仔牛に置き換えられることもある。落とし戸の先には約100メートルの両側を高いガードレールに囲まれ、表面を土で覆われた道状のマンガ・デ・コレオが繋がっている。審判員の開始の合図によってまず牛が放たれる。この2、3秒後に今度は馬に乗ったコレアドールが牛を追い立て始める。コレアドールは牛の尻尾を掴むことができたら、尻尾をつかんだまま馬のスピードを上げ続け、牛を転倒させる。コレオはこの牛が転倒するまでの時間の短さを競うものである。 コレオは危険なスポーツであり、多くの参加者は男性であるが、女性のみの参加者でコレオが行われることも珍しくない。非常に攻撃的なスポーツであり、また最低限の防具しかつけずに高速で走る馬に乗ることから、プレー中の事故も少なくない。さらに、観客がガードレールの上に座って見物していることもあり、興奮したり酔っぱらった観客がコレアドールや牛の上に落ちたり、馬や牛に撥ねられる事故もある。
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競技形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:24 UTC 版)
アーチェリーでは非常に多くの競技形態がある。日本では主に「アウトドアターゲットアーチェリー」「フィールドアーチェリー」「インドアアーチェリー」の3つが盛んである。その他にも「スキーアーチェリー(ランアーチェリー)」もある(1964年に夏季オリンピック種目にも選ばれ、1972年のミュンヘンオリンピックから実施された)。 以下に、日本で盛んに行われている競技に関して、距離別に概要をまとめる。 インドアアーチェリー インドアアーチェリーは体育館など室内で行うターゲットアーチェリーのことで、冬季に盛んに行われる。距離は18mがあり、使用する的は直径40cmのターゲットまたは5点以下をカットし縦に3つ並べた3スポットターゲットの的を用いる。競技者は30射ないし60射弓を射ち、総合得点(満点は60射で600点)で勝敗を競う。的が小さく、太い矢を利用した方が高得点を取り易い傾向があるため、多くの人が専用の太いアルミ製の矢を使用する。 50m、30m(ショートハーフ) 多くの大学において普段取り入れられている練習形態、及び試合形式がこの50m、30m競技である。この競技では各距離において36射、合計72射(つまり満点は720点)してその総合得点で勝敗を決める。試合形式としては個人戦と団体戦があり、団体戦は大学の場合4~8人からなるチームレギュラーが相手チームと競技を行い、その総合得点が高い方が勝利となる。レギュラーの規定人数は各地区ごとに異なる。下記のシングルラウンド4距離のうち、短い2距離のみで競うため、ショートハーフと呼ばれる。 1440ラウンド(シングルラウンド) シングルラウンドは過去にオリンピックや全日本選手権、インカレなど大きな競技会において予選として利用された競技方式であり、男子は90,70,50,30mの各距離から女子は70,60,50,30mの各距離からそれぞれ36射し合計144射(1440点満点)で争われる競技である。 70mW/50mW 70 mW(ダブル)/50 mW(ダブル)はインターハイや国体などの競技会において予選として採用されている競技方式であり、リカーブは70mを72射し、コンパウンドは50mを72射して、その合計点により、決勝ラウンドのランキングを行う。2013年の世界アーチェリーの決議に基づき、2014年以降はこの形式が最も基本的なアウトドアターゲットアーチェリーのフォーマットとなった。 オリンピックラウンド ほぼすべてのメジャーな競技会において決勝ラウンドとして行われる試合形式。選手2人(男女別々)が交互に的に向かって70mから12射し、その合計点数で勝者を決定する。1射につき各選手30秒の持ち時間がありその時間内に矢を射る必要がある。 フィールドアーチェリー フィールドアーチェリーは上記の4タイプとは大分競技の趣が異なり、山や野原に設置されている的に向かって矢をうち、ゴルフのように各ポストを回って最後に総合計を競う競技である。社会人を中心に多くの競技者がいる。この競技にはマークドとアンマークドと呼ばれる2タイプが存在し、マークドではシューティングラインから的までの射距離が表示されているのに対し、アンマークドでは未表示であり自分の目測で距離を算定し照準を調整しなければならない。レンジファインダーなどの測距機器を使用することはルール違反である(もっとも競技の始まる前に弓具チェックがなされ、レンジファインダーが見つかった場合は一時的に没収される)。 さらに、さほど普及していない競技ではあるが以下のものもある。 3Dアーチェリー 的が発泡スチロールなどでできた鹿や熊などの哺乳類の形をしており、バイタルパート(急所)に近いほど高い点が得られるフィールド競技。これは的が立体なため「3Dアーチェリー」と呼ばれる。 スキーアーチェリー クロスカントリースキーとアーチェリーの複合競技。バイアスロンのアーチェリー版といえるため「アーチェリーバイアスロン」という呼び名もある。選手は試合中にスキー板を取り除くことを禁止されており、行射地点で弓を使うときに板と靴の固定は外すが、その際もかならず体のどこかにスキー板が触れていなければならない。使用する的は直径16cmで、この的を18mの距離から狙う。 スキーアーチェリーは、銃規制が厳しい国の人間にとって、参加のハードルが低くなるため、日本においても少数ながら大会が開かれている。 夏季にはランニングとアーチェリーの複合競技である「アーカスロン」という競技も存在し、これも「ランニングバイアスロン」のアーチェリー版といえる。 フライトアーチェリー 合計6射で最大飛距離を競う競技。他の競技と異なり的を使用しないため、正確性を必要としない。この競技を行うには、広い射場が必要になるため射場は飛行場のような場所に限られる。 ホースバックアーチェリー 流鏑馬のように、走っている馬に騎乗した状態で的に当てる競技。モンゴルなど、騎馬の伝統がある国で盛んである。日本でも練習できる場所があり、大会が開かれたこともある。
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