私生活でのトラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:57 UTC 版)
2005年12月、IT'S SHOWTIMEのCEOでバダのプロモーターであるサイモン・ルッツの妻の友人家族がストーカーの被害を受けており、ルッツが話をつけるためにバダを連れてストーカー犯の家を訪問したものの、居留守を使われて話に応じなかったため、バダ・ハリが玄関を蹴破って中に押し入り、相手に“ 分かるように教えた”という。この時、相手の男は一旦非を認めて謝罪したが、後に警察に通報したため、ルッツとバダは逮捕された。警察も情状は酌量したものの、格闘家であるバダの暴行を問題視し、4週間の拘置と出所後の地域社会奉仕活動を義務付けられた。その後のグラハム戦の敗因は「オランダで色々なことがあって、コンディションが最悪だった」とK-1公式サイトにて語っている。 2008年5月頃、バダと肉体関係を持った女性の自宅を、バダとバダの友人が放火する事件を起こし、関係者として警察から事情聴取を受けた。そのため、K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKAの前日のすぽると!で平井理央にインタビューされた際には「正直言って今回は練習不足だ」と告白している。 2010年3月25日、2月にアムステルダム市内のナイトクラブで起きたドアマンへの集団暴行事件の容疑者として取調べを受けていると報じられた。ドアマンは集団暴行を受け目の周りを骨折し失明する可能性が高いという重傷を負った。、また、オランダのマスコミからは「目撃者も多数」との報道がされた。同年4月3日のK-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMAの大会後には2月の暴行事件について自ら暴行容疑を否定し、また、報道において事件の目撃者として挙がった人間はバダ・ハリやその仲間からの報復行為を恐れて、証人として名乗り出なかったため、証拠不十分として釈放となった。同年6月4日、同事件に関与していたとされるバダ・ハリを含めた4人のうち二人が逮捕、一人が自首し、残るバダにも警察が再び事情聴取しようとバダの自宅に来たところ、不在の本人に代わってバダの弁護士が「水曜日に彼を出頭させる」と約束したにもかかわらず、バダが出頭せずに逃走したため、「オランダ警察がバダ・ハリを指名手配した」と報道された。また、同年6月8日、IT'S SHOWTIME公式サイトで、バダが暴行事件についての出頭要請を無視している件について「我々もバダと連絡が取れない状態」と発表された。その後、上述にあるように、当初の予定通り休暇を兼ねてモロッコに滞在し、10月下旬にオランダへと戻って11月21日に裁判を受け、証拠不十分として仮釈放された。 なお、のちに被害者のドアマンはバダ・ハリが再度接触してきたことを明かし、ドアマンに2万ドルの口止め料を支払うことを約束し、その見返りに「警察に不利な証言をしないこと」という条件を持ちかけてきた、という出来事があった事をテレビチャンネル・AT5に暴露した。その後は、警察側の新たな動きは無く、事件は進展を見せなかったが。のちの殺人未遂の事件でハリが逮捕された際に、この事件についてもバダ・ハリ自身が認める発言をしている。 2012年6月、オランダの雑誌において、サッカー選手ルート・フリットの別居中の妻であり、ヨハン・クライフの姪である女性とバダ・ハリが不倫交際していると報じられた。両者の間には既に子供も生まれている。 2012年7月7日、アムステルダムの年次祭りでVIPボックスにいた実業家の男性に対し、バダの仲間が被害者を地面に叩きつけた後にバダ・ハリが「地獄に落ちろ!」と怒鳴りながら足首を強く何度も踏みつけて足首を粉砕骨折させ、さらに頭部を殴り顔面を骨折させたため、殺人未遂罪で逮捕。被害者2人のうちの1人の男性は一生歩けないという歩行障害を負った。なお、事件翌日にも関わらずバダは不倫交際中であるルート・フリットの妻と共にバカンスで海外に出かけるが、この時点では証拠不十分で警察は出国禁止にできず、バダは予定通りバカンスに出かけた。そして帰国後バダ・ハリは警察の要請に従い出頭し、暴行殺人未遂容疑で逮捕された。 さらに、この事件が明るみに出た際には、バダ・ハリが2011年にアムステルダムのナイトクラブ『Air』のオーナーに暴行を加え、顎の骨と歯を折った暴行事件についても告発されることとなる。被害者のオーナーはバダ・ハリから圧力を受けていたため、『二度と来店しないこと』を条件に告訴しないとしていたものの、今回の事件を機に告発することを決めた、と語った。 さらに上記2件の暴行殺人未遂容疑で逮捕・拘留されている間に、過去に起こした数々の事件のうち、妊娠中の女性の自宅に放火をした容疑を含む4件の事件に関与していたことを認めた。バダ・ハリの担当弁護士は「現段階では最低数年の刑務所生活になることは間違いない。余罪次第では10年の実刑判決が下される見込み」とコメントしている。 2012年11月9日に、「バダ・ハリ本人が事件に対して自供したため、このまま拘留しておく必要がなくなった」という理由から、以前被害者達と接触されて手を打たれた事がある警察は『被害者、目撃者との接触の禁止』『レストラン、クラブなどへの出入り禁止』を条件にバダ・ハリを仮釈放した。しかし、それを守らずに不倫交際中の恋人とレストランにいたところを目撃され、仮釈放から僅か3日後に再逮捕された。2013年1月22日に仮釈放された。今後に開かれる裁判に出廷することが決まっている。
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