神格武装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)
「境界線上のホライゾン」の記事における「神格武装」の解説
流体で固有機能を起こす武装の総称。武装の襲名をしていることが多い。 蜻蛉切(とんぼきり) 和槍型。現所有者は本多・二代。刃に映すものの名を介して対象を割断する。自我があり、意思を文字表記する。三河製で、悲嘆の怠惰の試作品。伸縮機能があり、後にバネ仕掛けに改造された。不確かな名称や対象が複数あると効果が減衰し、刃を障害物で覆われると発動しない。通常駆動:対象は物体や術式に限定される。 上位駆動:方角などの事象も割断できる。 蜻蛉スペア(とんぼスペア) 蜻蛉切の模倣品。オリジナルに劣り、その機能は「割打」と表現される。マクデブルクの略奪で大破したオリジナルが、修復するまでの代用品とされた。 銀鎖(ぎんさ/アルジョント・シェイナ) 先端に爪形の宝石飾りがある鎖。所有者はネイト・ミトツダイラ。4本1組で自我を持ち自立もできるが、ネイトは自らの力を伝播する術式も用いる。処刑時に“聖なる小娘”を縛った鎖を、人狼女王の母らが回収・改造したもの。天使の聖別と不死系異族の特性を持ち、満月の光を受けると自己修復する。 王賜剣(エクスカリバー) 英国の本土防衛用術式剣。現在2本が存在する。かつて折れ、倫敦塔で地殻塊に刺さる形で安置されている。これを抜く者は王の資格者であり、いかなる罪も許される。王賜剣一型(E.X.コールブランド) 王賜剣の本体。実体で双剣型。縦にくっつければ一本の大剣となる。所有者はメアリ。流体砲の機能も持つが、英国の流体でしか燃料を充填できない。犬っぽい性格。 王賜剣二型(E.X.カリバーン) 王賜剣の力だけを抜き出した術式の塊。光の大剣型。所有者はエリザベス。「対象を英国外へ斬り飛ばす」加護を持った衝撃波を放つが、連発できない。一型を抜くための鍵で、抜けた後は実体化してエリザベスの所持品となる。抜けた後は連射可能となった。 鞘 所有者が「流血しなくなる」効果を持つ。紛失している。英国の王、ひいては英国の不死を約束する武装とされる。 “英国認印”(シールオブクイーン) 槌型。所有者はニコラス・ベーコン。対象と対義する「英国の全て」を一瞬だけ展開する。地を打てば英国領土の全重量、空を英国の全大気を打込める。 村雨丸(むらさめまる) 剣砲型。武神用と個人用の一対。現所有者は里見・義康。大小双方が連動すれば“八房”を操れる。八徳を持つ者にしか抜けない。由来は、あまりの威力に大気が爆ぜ、水蒸気が集まり雨が降ることから。 銀十字(アルジェント・クロワ) 十字架型。所有者は人狼女王。内部に封じた打撃力を放つ。“聖なる小娘”を拘束した磔刑台を、人狼女王の母等が回収・改造したもの。戦乙女の神鉄槌(ワルキューレ・マルトー) 銀十字の攻撃形態。クロスボウの機構で打撃力を放つショートレンジ砲。 瓶割(かめわり) 太刀型。所有者は柴田・勝家。刃に映した対象を割砕する。蜻蛉切の兄弟武器。圧縮燃料を専用に展開して放つため、タイムラグが大きい。 瓶貫(かめぬき) 長巻に似た槍型の準神格武装。現所有者は立花・宗茂。穂先を向けた対象に向けて進む自動突撃槍。武装程度の大きさしか起点にできない不良品。 一ノ谷(いちのたに) 長方形の刃をした和槍型。所有者は福島・正則。流体攻撃を取り込み保存する機能と、それを放出する機能を持つ防御用武装。 カレトヴルッフ “レ”字型刃を持つ1対の槍。所有者は加藤・清正。王賜剣二型に酷似した大規模攻撃を放ち、また弱出力で石突きから放つ加速器の機能も持つ。 鬼切(おにきり) 日本刀型。所有者は最上・義光。斬った対象の記憶から「対象の支援者」を読み取り、不可避の切断を叩き込む。複数への同時攻撃が可能。威力は、媒体となる対象が支援者を意識する度合いに比例する。 金槌(かなづち) 大きな鉄槌型。所有者は柳生・宗距。空間を打撃して、範囲内にあるものを破裂させる。 本庄盾(ほんじょうたて) 盾を形成する神格術式。使用者は本庄・繁長。木製の盾で大砲の弾を防いだことに由来。同時に複数を形成可能で、シールドアタックなどの攻撃転用も想定している。
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