神奈川県警察焼畑警察署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:23 UTC 版)
「富豪刑事 (テレビドラマ)」の記事における「神奈川県警察焼畑警察署」の解説
鎌倉熊成 演 - 山下真司 焼畑署捜査課長。階級は警部。 旧来のタイプの熱血型刑事。口癖も「いいかお前達、刑事は足だ! 汗をかき、靴を摩り減らして……」であり、部下に説教する。学生時代はラグビーをしていた(スクール☆ウォーズ)。ケチな性格で、特別番組で神戸美和子を知るために公費で高級レストラン回りをしたり(くいしん坊!万才)、高級キャビアを何日にも分けて舐める様に食べていたために腐らせて下痢を起こしている。 インターネットが苦手。頭が固く美和子の捜査アイデアに対しては非常に冷淡だが、神山署長らの意向に逆らえず嫌々ながら実行することになる。また、美和子の発言が筋が通っている場合は反対せずあっさり同意する。部下の失態の責任は彼に回って来るのがお約束という気の毒な中間管理職。いつも皆からは「課長」でなく「警部」と呼ばれている。 原作で鎌倉警部は第2話のみの登場で他の事件ではそれぞれ違う捜査指揮官が着任するが、ドラマ版では鎌倉警部が全ての回で指揮を執っている。 演じる山下はBS-iで放送された『ケータイ刑事 銭形零』に五代刑事役で出演していたが、2005年1月30日放送分の『銭形零』では『富豪刑事』の鎌倉警部役としても出演した。本放送中のドラマに他局でも本放送しているドラマのキャラが出演することは異例である。 布引幸四郎 演 - 寺島進 焼畑署捜査課刑事。階級は巡査部長。強面の上に柄も悪いので、よく容疑者かヤクザと間違われる。その点を逆手に取り、ヤクザのふりをして窮地に陥った美和子を救ったり、昔の悪い恋人役を演じた事がある。顔の怖さは本物のヤクザでさえ認めるほどであり、職務中にヤクザの組長から「君、良い顔してるね」とスカウトされた。ローンが大嫌いらしい。星座は乙女座。趣味は生け花。鎌倉同様、インターネットの事はよく分っていない。 外見とは裏腹に焼畑署の中でもまともに仕事をする刑事であり、美和子に対しても他の刑事のようにちょっかいを出すことはない。古美術品密売ルートに詳しく、鎌倉も信頼している。取調べ(「締上げ」と本人は称している)が得意だが、取調べを受けた者からは必ずと言っていい程苦情が来る。美和子が事件解決後すぐ帰っても気にせず、「お疲れ」と労う言葉を掛けたりしている。射撃の腕前は優秀で、倉庫の梁の上からレーザーポインター付狙撃銃で喜久右衛門を狙う殺人犯を、トカレフTT-33の1発で撃ち倒した。 猿渡哲也 演 - 鈴木一真 焼畑署捜査課刑事。階級は巡査部長。鎌倉同様、古いタイプの熱血型刑事。狐塚とは仲が悪いらしく、よく捜査報告で馬鹿呼ばわりされて取っ組み合いをし出す。美和子に対して嫌味などを直接言うことはあまりないが、庶民の心情を無視した彼女の発言には常に怒りを露わにして、鉛筆を折ったりしている。だが使命感は強く、美和子が犯人に襲われた際、発砲して彼女のピンチを救おうとした。 第1期と第2期とでは髪型が大幅に異なり、また第2期ではひげが目立つようになり、レギュラーの中で外見の変化が最も大きい。 鶴岡慶一 演 - 升毅 焼畑署捜査課刑事。鎌倉のコバンザメ的存在だが、鎌倉の立場が危うくなると途端に野心が顔を出す。初期は美和子に対して露骨に敵意を見せていたが、回が進むにつれその様な描写は無くなる。階級は警部補だが、自己紹介する時には「補」を小声で言う。バツイチ。通信講座で英語を5年勉強したものの、たどたどしい英会話しかできなかった。 狐塚虎彦 演 - 相島一之 焼畑署捜査課刑事。陰険な性格で毒舌家。階級は巡査部長。美和子を忌み嫌って嫌味を言うが、美和子本人は全く気がついていない。猿渡とはいつも馬鹿げた理由で喧嘩して、鎌倉や布引から怒られる。上司に取り入るのが上手く、鎌倉の立場が危うくなると真っ先に鶴岡に媚びる。頭部に秘密がある模様。 いつも事件が解決するとすぐに帰ってしまう美和子への怒号「こらー! 勝手に帰るなー!」がお約束の台詞。第1期最終回では、珍しく美和子に対して協力的な態度を見せた。 西島誠一 演 - 載寧龍二 焼畑署捜査課の若い刑事。焼畑署の中で美和子を目の敵にしない珍しい存在。 美和子の初仕事で彼女を危機から救った(その後も何度か美和子の窮地に駆けつけている)ため密かに想いを寄せられている。しかし、当人は他人の心情に疎い所があるようで、上記する美和子の事はもちろん、狐塚達が捜査に敢えて呼ばなかった彼女をわざわざ呼んでしまったり、県警の上層部を前に捜査本部の無策ぶりを笑顔で報告したりする。そのためよく同僚達に小突かれている。 樋口純子 演 - 野波麻帆 焼畑署交通課婦警。美和子を嫌っているが、美和子本人はそれに気付いていない。いつも玉の輿を狙って美和子の作戦に無理矢理参加するが、成功した例がない。菊池裕美と共に、知らない内に捜査を攪乱している一方、重要な人物や手掛かりの目撃者になることも多い。 菊池裕美 演 - 中山恵 焼畑署交通課婦警。比較的美和子には露骨な態度を示す方ではないが、彼女の生活には嫉妬している。純子同様、金持ちの男に目がない。仕事をさぼってカラオケボックスへ行ったり、その際に酔って暴れて店の備品を壊すことが有る。 神山郁三 演 - 西岡徳馬 焼畑署長。上層部からの権威に弱い、典型的な中間管理職タイプの人間。面倒な事や責任はいつも鎌倉に押し付け、手柄は独り占めする。美和子のアイデアに対しては、当初難色を示すが、県警上層部が興味を示すと途端に態度が豹変する(最初から賛同する事もある)。原作では署長は名前なしで、解決したとたん突然どこからともなく出現して(しまいには予め隠れ潜んでまで)一同を祝福するだけのお約束ギャグ要員である。
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