真の従者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 23:50 UTC 版)
深澄 巴(みすみ ともえ) 声 - 佐倉綾音 真の第一の従者で正体は「無敵」の二つ名を持つ上位竜・「蜃」。霧に関する能力を持ち霧の結界の能力の一つとして、相手の記憶を直接閲覧したり物理的に保存できる。真の記憶から時代劇、特に水戸黄門を好み、従者としての服装や武器の趣向もそれらに由来する。真を黄門様、自分を格さんに見立てて行動したがるが、そのあまりの強さから真からは「核さん」と例えられたり、その言動が「悪代官巴」や「悪商人巴屋主人」であるとみられることもしばしばある。ただし記憶閲覧の能力から、相手の真意で行動を起こす役割も併せ持つ。冒険者ギルドのレベルは1,320(2回目は1,340)。 また、その同じく能力の一つである亜空は元々蜃の物で、真との契約で日本の要素を含む村的な物に変化。そこへ、真を慕う亜人を招き、村(蜃気楼都市)を作ることを主導する。眷属のミスティオリザードマン108名も蜃気楼都市の初期参加者。分体(トモエミニ) 巴の分体。巴を10歳ほどの子供にしたような姿をして、本体に代わって亜空内の探索などをしていたが、正式な命名はされていなかった。 誘い込んだヒューマンの起こした事故によって一度消滅した。 コモエ 先の分体消滅後に生み出された新たな分体で記憶などは受け継がれておらず、真から「コモエ」と命名される。 普段は亜空にて森鬼たちの訓練を担当している。 深澄 澪(みすみ みお) 声 - 鬼頭明里 真の第二の従者で正体は「災厄の黒蜘蛛」と呼ばれる魔獣。捕食という形で空間を削り取る能力を有し、真の従者となるまで空腹からあらゆる物を食い続け恐れられていた。後に、巴が保存していた真の記憶から、アニメや特撮に興味を持つ。好戦的な巴に対し、真との連携で切り開く頭脳派。冒険者ギルドのレベルは1,500。 エルダードワーフを追って亜空へ侵入した際、迎撃してきた真の痛撃に快感を覚え、真の血に甘露を感じる。そのことに嫌悪を感じた真により戦闘不能にされるが、真も気絶。蜃の提案で、気を失っている真と勝手に主従契約を結ばせた。この契約で亜空が広がり黒い森や川ができる。過去において、蜃、魔将コンビ、勇者パーティ等に撃退はされているが、食欲がある程度満たされたことで食事を止めて別方向に移動したに過ぎず、本当の意味で敗れたのは真が初めて。眷属の半人半蜘蛛のアルケー4名も蜃気楼都市の初期参加者。食べる事は今でも好きだが、かつての量第一から質が重要に変わる。自身の手料理を真に食べさせることが生きがいになっており、勇者・響から日本料理の手ほどきを受けた。ただし、勇者とは知らず、自分が撃退された時の記憶もなく、真により満足を覚える前の記憶は、空腹であったことのみでそれ以外は記憶していない。 深澄 識(みすみ しき) 声 - 津田健次郎 真の第三の従者で正体は自ら研究のためアンデッドになった元ヒューマンの「リッチ」。アンデッドになった頃或いはその前の記憶は失われている。森鬼に憑依して、樹刑の力を与えていたが、真に取り憑こうとして敗れる。ヒューマンの上位種と呼ばれ世界を渡ることが出来るといわれる存在「グラント」になろうと願っていたが、巴に真実を告げられる。本来の格としては、主従どころか餌-捕食者の契約でしかなれない存在であったが、真の一時的能力低下の詐術と真の魔力を蓄えた指輪13個を手にすることで、上げ底ながら主従契約を結ぶ。学園都市には、真の助手として授業に参加。真の意向で真が厳しくする役に対して、慰め役を担当。その影響か生徒の能力評価・対応が甘くなっている。 環(たまき) 大黒様、スサノオ様ら神々によって贈られてきた真の第四の従者で、過去にはトウダと呼ばれたことがある。他の従者と違って真からの信頼は不確かで、そのため亜空の外へ出ることを禁じられている。
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