真の木本であったもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 09:16 UTC 版)
古生代シルル紀にはすでに維管束植物が陸で生活を始めていたとされる。それらは小葉類と大葉類の二つの大きな系統に分かれた。大葉類からはシダ綱や種子植物が進化した。これに類するものとしては前裸子植物のアルカエオプテリス Archaeopteris が太さ1.5m、高さ10mにも達した。これは現在の種子植物と同様に真正中心柱を持ち、二次成長したとされる。小葉類でもリンボク属 Lepidodendron などは樹高30mにも達した。これは原生中心柱を基本としていたが、二次成長したと考えられている。これらは真の木本と言える。 リンボクに見られる構造は現在のミズニラ属などにも見られ、やはり二次成長するが、ごく小さな水草である。他にシダ綱のハナヤスリ類が例外的に二次成長するが、小型の草本ばかりである。
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