桐生(宮本武蔵)とその関係者
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「龍が如く 見参!」の記事における「桐生(宮本武蔵)とその関係者」の解説
桐生 一馬之介(きりゅう かずまのすけ) / 宮本 武蔵(みやもと むさし)【桐生一馬】 声 - 黒田崇矢 本作の主人公。罠に嵌められたことで、祇園で偽名を使い、用心棒や集金、他の店への出張営業を主とする「掛廻(かけまわり)」をしながらも、自身を嵌めた人物が来るのを待ち伏せていた。様々な人達のサポートや遥との出会いで色々な問題や出来事を乗り越えていき、遂には小次郎と天海に死闘の末に勝利して野望を打ち砕いた。その後、天海の軍勢に一人で立ち向かった。その後のエピローグである十年後では真島の発言から既に他界しているようだが、その伝説は知れ渡っており、多くの者の士気を高めていることが窺える。 吉野(よしの) / 揚羽(あげは) 声 - 久川綾 「太夫」と呼ばれる最上位の格を持つ遊女。史実の吉野とは年代がかけ離れ、桐生とは互いに気になる間であるが、互いの過去に踏み込めずにちぐはぐな関係となっている。妹の浮世を助けるために自分の身を売って祇園へやってきたが、後に小次郎から身請けする代わりに鶴屋へ火をつける。その後は桐生(武蔵)に身請けされた。 遥(はるか)【澤村遥】 声 - 釘宮理恵 単身祇園にやってきて桐生に仕事を依頼する少女。家族を宮本武蔵に殺害されたと思い、その仇打ちを桐生に依頼するが、後に桐生が宮本武蔵だと知ってしまう。その後は怒りから桐生を殺そうとしたが、今までの出来事を通して誤解が解けたことで桐生を殺すことを止めた。その後、最終決戦の後に天海の軍勢に立ち向かうとする桐生を止めようとしたが、桐生から今までの感謝を言葉で告げられて一人で立ち向かう桐生を見届けた。 伊東 一刀斎(いとう いっとうさい) 声 - 寺島進 桐生にとって仕事の先輩で、親友と言える人物。かつて一刀流を興していたが、家族や門下生を小次郎に殺害されたために小次郎が現れる可能性と復讐のために祇園で暮らしている一方で、様々な面で桐生をサポートする。 鶴屋の女将 声 - 藤田淑子 祇園で一番の揚屋である「鶴屋」の女将。鶴屋を祇園で一番に成長させたほどにやり手で狡猾。遥をわずか一両で買い叩き、「お遥」という源氏名を与えた。 本阿弥 光悦(ほんあみ こうえつ)【サイの花屋】 声 - 藤原喜明 大屋敷に住む「鶴屋」の常連で、伊東の旧知の仲。諜報活動用の忍者達を雇って彼らと自分の得た情報を密かに売っており、その面で桐生を手助けする。 真島 五六八(まじま ごろはち)/宍戸 梅軒(ししど ばいけん)【真島吾朗】 声 - 宇垣秀成 近江出身の剣士。最強を求めるために多くの人を殺したために「人斬り」と恐れられていたが、本人はそのことを悔いている面がある。関ヶ原の際に結城秀康暗殺のために武蔵と行動を共にしたことで友人関係となる。証拠隠滅の為に武蔵と共に丸目や小次郎に殺されそうになって逃亡を図るが、武蔵を小次郎の攻撃から庇った際に小次郎に左目を斬られて重傷を負う。武蔵と共に近江へ落ち延びる際にはこれ以上逃げ切れないと悟り、武蔵に自分の刀を託すと追手を道連れに橋を切断して激流に転落し、生死不明となるが、盗賊に拾われ記憶を失い盗賊団のリーダーとなってから「宍戸梅軒」を名乗り、五六八時代は比較的落ち着いた印象を受けながらも宍戸梅軒となってからはシリーズでおなじみの変人としての面が強く出てくるようになって記憶がないことをあまり気にしてはいなかった。二度目に桐生(武蔵)と出会ったことで記憶を取り戻したが、浮世の面影を持つ吉野を見て彼女を浮世と勘違いし、守るどころか遊郭に売り飛ばして働かせている(と思い込み)桐生に激昂して遥を攫い、清水寺にて桐生に戦いを挑む。駆け付けた吉野の告白により誤解が解けるも任務で遥を殺しに来た小次郎から脇差の一撃を受けて清水寺から転落し、再び生死不明となった。エピローグに登場、武蔵が死去したようなセリフを言う。 浮世(うきよ) 声 - 川庄美雪 真島五六八の義理の妹、武蔵の前妻。剣術使いの父、姉の揚羽と三人で暮らしていたが、父は真島との決闘の末に死亡し、姉とは生き別れとなっているために現在は父親を殺したことへの罪滅ぼしから真島に引き取られて育てられていた。その後、武蔵に対してあまり良い感情を抱いていなかったが、後に彼と共に質素ではありながらも平穏な暮らしを送る事となる。しかし、その生活も長くは続かず、武蔵を付け狙う賞金稼ぎの一味から武蔵を庇い、死の間際に武蔵に剣で人を救える道もあると諭して息絶える。 柳生 石舟斎(やぎゅう せきしゅうさい) 声 - 松方弘樹 諸国を漫遊する胸に大きな刀傷がある僧で、武蔵を祇園へ誘って桐生一馬之介として生きるきっかけを作った人物だが、正体は柳生新陰流の創始者で、丸目の兄弟である。息子宗矩(小次郎)の野望を止めるために諸国を漫遊し、後に遥を桐生に会うように導いた。武芸はもちろん、傷の手当てもこなすなど頭が回る人物。
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