木造弥勒菩薩坐像とは? わかりやすく解説

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木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 3504
枝番 0
指定年月日 2002.06.26(平成14.06.26)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文:  前に差し出され両手の各第一・三指を捻ずる姿の弥勒菩薩像は、『慈氏菩薩略修愈〓念誦法』によっている。その巻下は、五仏宝冠戴き左手蓮華持しそのの上法界塔印を置き、右手説法印をなし、結跏趺坐する弥勒菩薩像を説く。本像は宝冠持物亡失するものの、ここに記され像容一致する。この図像は、弥勒曼荼羅本尊として画像多少作例があるが、彫像では本像のほかにほとんど例がない。また、像内胸部横桟けられその上に蓮華載せられる。これは後補とみられるが、蓮華その上に月輪支えていたのなら、そこに密教思想との関係を想定することもできよう
 頭躰を一材から彫出し、割首のうえ頭部のみ前後に割矧ぎ、さらに頭躰の各背部に別材を当てるという明快な構造は、正統的な仏師の手想像させる事実その表現見ても、簡明ななかに高度な洗練経た美麗さが認められる平安時代後期一二世紀前半)の円派仏師の作と考えて大過ない。
 台座蓮肉天板の裏にある延宝七年一六七八)の修理銘に、本像が当時高野山北室院本堂にあった旨が記される北室院はもと谷上院谷にあって高野検校二度務めた良禅一〇四八一一三九)が中興した。本像はその作風から、良禅北室院中興期造立とみるのが適当である。良禅建立した堂宇のうちに慈氏堂と多宝塔一対があり、この慈氏堂本尊を本像に当てることも可能であろう北室院元禄年中一六八八一七〇四)往生院谷に移されたが、ちょうどそのころ、東林院住職の哲真(一六四五一七三五)が高野検校となっているので、東林院移されたのはこの折だったとも推定される。そうであれば台座にある享保九年(一七二四)の銘は、移座に当たって荘厳加えたことを記したであろう
 彫像として稀有図像一例であり、また京都での造立推定させる上質な作行を示す本像は、この時期造像多様さと優秀さ物語る好資料である。

木造弥勒菩薩坐像(本堂安置)


木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1082
枝番 00
指定年月日 1913.04.14(大正2.04.14)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1120
枝番 00
指定年月日 1913.04.14(大正2.04.14)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1172
枝番 00
指定年月日 1915.03.26(大正4.03.26)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1228
枝番 00
指定年月日 1901.03.27(明治34.03.27)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造弥勒菩薩坐像〈(伝良弁念持仏)/〉

主名称: 木造弥勒菩薩坐像〈(伝良弁念持仏)/〉
指定番号 1303
枝番 00
指定年月日 1901.03.27(明治34.03.27)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1459
枝番 00
指定年月日 1900.04.07(明治33.04.07)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

木造弥勒菩薩坐像

主名称: 木造弥勒菩薩坐像
指定番号 1547
枝番 00
指定年月日 1906.09.06(明治39.09.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品
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木造弥勒菩薩坐像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 06:27 UTC 版)

法隆寺の仏像」の記事における「木造弥勒菩薩坐像」の解説

重要文化財平安時代像高94.0センチケヤキ材の一木造で、内刳を行う。表面彩色仕上げとするがほとんど剥落する。両脚部は別材を矧ぎ両腕それぞれ肩、肘、手首で、右腕は肘でそれぞれ矧ぐ左手の第2・3指は後補。平安時代後期11世紀半ば頃の作。台座はほぼ同時代の他像(2像分)からの転用とみられる

※この「木造弥勒菩薩坐像」の解説は、「法隆寺の仏像」の解説の一部です。
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