日本軍の壊滅と掃討戦とは? わかりやすく解説

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日本軍の壊滅と掃討戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 16:39 UTC 版)

グアムの戦い」の記事における「日本軍の壊滅と掃討戦」の解説

総攻撃撃破したアメリカ軍は、翌日26日朝から、マンガン山の日本軍残存部隊を攻撃、第48旅団重松旅団長下司令部要員は自ら銃を取って戦った全滅し重松旅団長戦死した第31軍司令官小畑英良中将と第29師団長高品彪中将は、残存兵力持って北部密林地帯での持久戦決意し各部隊持久戦移行命令出した司令部のあった本田台より小畑中将先に脱出したが、師団長高品彪中将28日戦車数十両で本田台に攻めてきたアメリカ軍との戦闘巻き込まれ戦死した師団指揮小畑軍司令官師団長代理として直卒したが、軍として組織的な作戦は困難となっていた。 小畑中将北部撤退当初には約3,000名の兵士掌握していた。日本軍残存部隊は、ジャングル内を追撃してくるアメリカ軍相手によく遅滞戦術行った8月2日にはパリガタ(日本名 春田地区戦車十数両、歩兵200名のアメリカ軍を、歩兵第38連隊第3歩兵砲中隊迎撃し、戦車2両を撃破し歩兵100名を死傷させたが、馬場中隊長戦死し残った部隊アメリカ戦車肉弾攻撃行った。翌3日には平塚方面攻撃してきたアメリカ軍残存砲兵集中砲撃加え、数両を撃破し十数両を擱座させたが、アメリカ軍の反撃砲兵全滅している。。 8月7日には、アメリカ軍グアム北部要地イゴ進攻してきた。日本軍残った2輌の95式軽戦車速射砲九八式二十粍高射機関砲などの兵器集中して守り固めており、アメリカ軍は2輌のM4戦車撃破され、多数死傷者出したイゴ突入したその後日本軍は3輌の95式軽戦車歩兵イゴ反撃してきて激戦となったアメリカ軍新兵器バズーカ火炎放射器戦車攻撃しようとしたが、バズーカ威力知っていた日本軍歩兵激し射撃で、アメリカ軍歩兵バズーカを撃つこともままならなかった。そこで勇敢なアメリカ軍歩兵が、軽機関銃日本軍戦車開口部突っ込んで撃ちまくり、戦車兵全員射殺して1輌の戦車無力化した。またもう1輌も手榴弾撃破すると、残る1輌と日本軍歩兵撤退しイゴアメリカ軍確保された。この日本軍夜襲では日本兵18名の遺体残したが、アメリカ軍18名の死傷者被っており、損害互角であった。 以上の様に日本軍善戦はしていたが、死傷者増加していった。また飢え病気などで斃れる兵士増えていた。アメリカ軍次第日本軍防衛線を突破する8月10日には第31軍司令部のある又木山達したが、その際には小畑中将掌握している戦力はわずか300となっていた。これ以上撤退は無理と察した小畑軍司令官11日最後の総攻撃命令した残存していた戦車10両は果敢にアメリカ軍戦車戦車戦挑むも、戦車性能の差は大きく全両撃破された。もはや殆ど武器持たない日本軍歩兵銃剣突撃した全滅し小畑軍司令官田村参謀長自決日本軍組織的な抵抗は完全に終わったその後アメリカ軍北部達し、島の完全占領成し遂げたが、一部生き残った日本兵飛行場襲撃したり、交通・通信網を遮断するなどのゲリラ戦行って執拗に抵抗行った。だが、殆どの敗残兵ゲリラ戦というよりは日々生き延びることがせいぜいであり、密林内には食物はおろか飲み水すらまともになく、兵士たち付いた露で渇き癒しヤドカリまで口にして飢え凌ぐ有様であったアメリカ軍日本軍敗残兵軍用犬活用し掃討行ったグアム島では軍用犬大規模に投入されており、350匹の軍用犬ハンドラー調教師90名が日本軍狙撃兵探索や、洞窟陣地捜索や、伝令任務就いたまた、兵士就寝中に日本軍夜襲警戒する任務行い兵士安眠の手助けをしている。グアム戦中死んだ軍用犬25頭で負傷20頭だった。 陣地構築の際の強制労働占領時の収奪などで日本軍恨み抱いていた現地チャモロ人掃討作戦協力している。密林潜んでいた日本兵は7,500名と推定されたが、捕虜となったのは合計で1,250名に過ぎず、他はアメリカ軍掃討戦死するか、自決したか、病気飢え亡くなった。それで最後の日本兵が降伏したのは終戦後1945年9月4日の事であった

※この「日本軍の壊滅と掃討戦」の解説は、「グアムの戦い」の解説の一部です。
「日本軍の壊滅と掃討戦」を含む「グアムの戦い」の記事については、「グアムの戦い」の概要を参照ください。

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