新一(コナン)との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:47 UTC 版)
「服部平次」の記事における「新一(コナン)との関わり」の解説
世間で自分と比較されている新一と対決するため、毛利探偵事務所に乗り込んだのが初登場。その時、たまたま毛利小五郎が引き受けた依頼先で起こった殺人事件のトリックの推理を披露した。しかし、その推理は巧妙に仕掛けられた犯人のミスリードだったうえ、風邪薬として飲まされた白乾児(パイカル)で一時的に元の体に戻った新一に正しい推理をされ、敗北した形となった。推理勝負にこだわっていたために自分の負けを認めたが、新一の「真実は一つしかないのだから、推理に勝敗や優劣・上下関係は存在しない」という言葉によってその場は考えを改めた。ただし、「どちらが早く謎を解くか」という推理勝負自体はいまだに好きな様子。 それ以降も新一のことをライバル視していたが、『ホームズフリーク殺人事件』の推理披露のためにコナンに時計型麻酔銃を撃たれ、その推理の途中で小五郎に殴られたショックによって目を覚ますと、その口調と論理の組み立て方からコナンの正体が新一であることに気づき、彼の事情を知ってからはコナンの良き協力者の1人となる。プライベートで東京を訪れる際には毛利探偵事務所に泊めてもらったり食事を共にしたりするほか、偶然2人で同じ事件に遭遇した際には「探偵は探偵を呼ぶ」と言ってコナンとの再会に上機嫌になったりと、ライバルというよりは親友同士のノリで理解しあっており、コナンと共同で捜査や推理に当たり、事件を解決へ導くようになる。コナンが「工藤新一」として接することができる数少ない人物であり、コナンも平次のことを頼もしく思っている。コナンに影響されて「犯人を絶対自殺させない」と考えるようになる。新一とは、中学校のスキー旅行の時に起きた事件の推理を巡ってすでに対決していたが、平次はそのことに気付いていない。 コナンが新一である事実を知っている一部の関係者以外の前では、真相が露見しないように気をつけてはいるが、ほぼ毎回コナンのことを「工藤」と呼んでしまい、周りの人間(特に蘭)から疑いの目を向けられてしまう。そのたびにコナンを冷や冷やさせているが、大阪人らしくボケで誤魔化している。また、蘭がコナンの正体が新一であることに気づいた際、疑いを晴らそうと新一に変装して蘭の前に現れたが、結果は失敗に終わる。しかし、蘭の心情を認識しているところもあり、コナンが実は新一であることを直に話してくれるのを、蘭が秘かに待っているのではないかと考えている。蘭にだけはすべて話した方が良いとコナンに勧める発言も、時折見せる。 なお、平次自身はコナン(新一)の協力者(親友)として、阿笠博士や灰原哀と共に黒の組織殲滅のために戦う意志を見せているが、2017年現在、組織とはまだ直接接触するまでに至っていない(新一に変装した時に仮装した組織のメンバー・ウォッカにその姿を見られているのみで、ベルモットも平次がコナンの協力者だと知りながら、殊更には言及していない)。組織へ大幹部「バーボン」として潜入中の公安警察捜査官である安室透(降谷零)は、平次との初対面時に警戒し、自分の素性を秘密にするようコナンへ合図していた。 平次は作中で2回、新一に変装している。1回目は蘭がコナンの正体が新一であることに気づいた際、疑いを晴らすべく新一に変装して蘭の前に現れたが、前述の通り結果は失敗に終わる。2回目はハロウィンの仮装パーティーの際、コナンからの携帯メールで新一への変装を頼まれ、実行した。このときは新一の母・有希子による特殊メイクで顔まで本人に似せており、声は別地点にいるコナンが平次のネクタイに仕込んだスピーカーからマイク越しに出していた。変装を解いた際にはこれらの仕組みを明かさなかったため、平次が単独でやったと思っている周囲はその出来に驚いた。
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新一(コナン)との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 20:18 UTC 版)
新一とは、物語開始の13年前、保育園に彼が転入してきた時からの付き合いであり、彼のことになると周りが見えなくなってしまうほどに好きで、新一が他の女性に取られそうになったり彼が自分に隠し事をしていたりすることがわかると普段の優しさが一転し、執念深く嫉妬深い性格へと豹変(ひょうへん)する。 当初はいなくなった新一が心配で夜も眠れないほどだった他、普段は帰ってこないことに対して憎まれ口を叩いてはいるものの、姿を消してから初めて姿を現した新一を見た際には、涙を流しながら心配していた旨を告げている。 親友の鈴木園子や遠山和葉に新一との仲を冷やかされると、以前は素直になれずに完全否定していたが、ロンドンへ行った際に新一から「好きな女」と告白されたのを境に、それ以降は仲を冷やかされて照れることはあるが、「新一の彼女」と呼ばれても否定しなくなり、その間に園子や和葉から「返事をした方がいい」と勧められるも中々できなかったが、最終的には修学旅行で訪れた清水寺において大胆にもたくさんの人がいながら新一の頬にキスをする形で返事をした。さらに旅行後も新一に「わたし達付き合ってるって事で、いいんだよね?」と仲を公認するかのようなメールを送り、完全に恋人同士となった。 新一から贈られた携帯電話を愛用している。同じく新一から贈られたストラップについているナマコ男(青山剛昌の作品・『YAIBA』の登場キャラクター)のマスコットは、そのコマでの蘭に合わせて表情が変わるという小ネタになっている。 コナンとは、一緒に寝たり混浴も行ったりしていたが、コナンの正体が新一ではないかという疑惑が生まれていた時期は、そういう行動は一切なくなった(疑惑がなくなった以降は混浴へ誘うこともある)。その後もコナンの正体が新一だと確信したことが何度かあるが、コナンや事情を知っている関係者にごまかされることがその都度繰り返され、2020年現在も「新一は事件のため遠くに行ったまま」と信じている。 その一方、眼鏡を外したコナンの素顔が新一の幼少時代に酷似していると分かってからは、コナンに新一の姿を重ねることが以前よりも多く繰り返されている。また、コナンの観察力・推理力が優れていることに気がつき、最近ではそれらを当然のように認識してもいる。ただし、コナンが好きな相手は灰原だと思っている。
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