放浪グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:10 UTC 版)
「君と世界が終わる日に」の記事における「放浪グループ」の解説
崩壊したトンネルから脱出した響が避難場所までの移動を共にする生存者たち。 等々力比呂(とどろき ひろ)〈26〉 演 - 笠松将 警察官。機動捜査隊所属。階級は巡査部長。 響と来美の高校時代の同級生で、共に弓道部に所属していた。本郷の部下。 目的のためには時に冷徹な判断を下す必要もあると考える、現実主義者。響とは過去の蟠りがある様子だが、実は来美に密かに想いを抱いていた。 ショッピングモールから逃走する際、負傷した隊員を搬送する自衛隊の一団を目撃し、上司の本郷を射殺された報復で弓矢を放ち撃ち殺し、放浪グループがテロリストと誤認される切っ掛けを作る。放浪グループで意見の対立する響と自分のどちらについていくかを問いかけたところ、全員が響に追随したため、独りになり孤立してしまう。その後、横須賀駐屯地に引き返し自衛官になりすまし来美に接触し、この駐屯地はおかしいので抜け出そうと誘うが、来美から響の消息を尋ねられると響は死んでしまったとウソをつく。(S1-5) 駐屯地に侵入した不審者として自衛隊に拘束されていたが、来美が響の生存を知ると面倒なことになるため、首藤から半ば強制的に来美を監視する役目を言い渡される。(S1-7) ワクチンの生成に人体実験をする来美を安全な場所に隔離しようと猿ノ島へ渡り島を明け渡すことを要求しようとするが、刀軍団のハルに上陸時に発見され身柄を拘束されてしまい、桑田たちが猿ノ島へ捜索に渡ってくる切っ掛けを作る(S1-8) 刀軍団の坪井に現在の駐屯地はゴーレムだけで自衛隊員がいないことから武器などが調達できると持ち掛け、駐屯地に来美を奪還に向かった響がゴーレムに襲われていた危機的状況から救援し、彼らと共に猿ノ島に帰還する。(S1-最終話) 柊木佳奈恵(ひいらぎ かなえ)〈21〉 演 - 飯豊まりえ 大学3年生。人に心を閉ざすところがあったが、ゴーレムたちから逃げ延びるため放浪グループでともに協力し合う生活を送ったことで心を開くようになり、特に危険を顧みず放浪グループのために全力を尽くす響を信頼し、響に好意を抱くようになる。 志願してミンジュンと駐屯地に取り残された響の救出に向かうが、テロリストと誤認した来美がミンジュンの右太ももをナイフで刺したことが切っ掛けでゴーレム化してしまったため、猿ノ島に帰還後、甲本や響にその女性のせいでミンジュンがゴーレム化したと告げ、響が恋人の来美と知らずミンジュンの仇討の相手とみなす原因を作る。(S1-7) シェルター「希望の家」に渡ることを中止し、来美を奪還するために駐屯地に向かった響の後を追い、等々力や刀集団の坪井たちとゴーレムに襲われていた響と来美を救出し、彼らと猿ノ島に帰還する。(S1-最終話) 本郷 大樹(ほんごう だいき)〈35〉 演 - 大谷亮平 警察官。機動捜査隊所属。階級は警部補。 市民の安全を守る警官として職務を全うしようとする正義漢。避難場所とされていた横須賀駐屯地のゲート前に到着するが、自衛隊から左胸を狙撃され死亡する。(S1-2) 宇和島雅臣(うわじま まさおみ)〈68〉 演 - 笹野高史 小説家。右前腕をゴーレムに噛まれ徐々にゴーレム化が進行したため、両手を等々力に拘束されて見捨てられそうになり、響が責任をもって保護し一緒に避難することを主張するが、一時避難していた建物をゴーレムの集団に襲撃された際に外側からゲートを施錠して残りの生存者を逃がし、自身はゴーレムに襲われ死亡する。(S1-2) 甲本洋平(こうもと ようへい)〈46〉 演 - マキタスポーツ 引越し業者。普段は上司としてミンジュンに威張った態度を取っているが、響を助けるためにゴーレム化した響の母・琴子にミンジュンが噛まれてしまった際は、彼のことを心から心配し、遠因を作った響を責め立てる。(S1-7) 自身は多数派で動くという理由でシェルター「希望の家」に渡ることを中止し、来美を奪還するために駐屯地に向かった響の後を追い、等々力や刀集団の坪井たちとゴーレムに襲われていた響と来美を救出し、彼らと共に猿ノ島に帰還する。(S1-最終話) 三原紹子(みはら しょうこ)〈40〉 演 - 安藤玉恵 介護士。結月の母。 1年前にDVが原因で離婚した狛江が封鎖区域の外から追いかけてきたため怯えるが、結月が母を守るためにゴーレムに襲わせ殺そうとしたので、娘の罪を被り、自分が狛江をゴーレムに襲わせ殺そうとしたとウソをつく。(S1-5) 娘の結月の喘息の薬が確保されているであろうことから倉浜港に寄港した船舶に乗船し、シェルター「希望の家」へと結月とともに移動し、放浪グループと別れを告げる。(S1-最終話) 三原結月(みはら ゆづき)〈10〉 演 - 横溝菜帆 小学生。紹子の娘。喘息の持病があり、定期的に薬を摂取する必要がある。 母にDVを働いていた狛江を憎んでおり、母を守るため狛江に遊ぼうと血の付いた船に誘い出し、ゴーレムに襲わせ殺そうとした。父親を殺す凶行を響たちに咎められるが、これまで生き延びるために響たちがやってきたことと同じで何がいけないのかと反論され、誰も言い返すことができず全員が口を閉ざしてしまう。(S1-5) 持病の喘息の薬が確保されているであろうことから倉浜港に寄港した船舶に乗船し、シェルター「希望の家」へと母の紹子とともに移動し、放浪グループと別れを告げる。(S1-最終話) 吾妻伸二(あづま しんじ)〈36〉 演 - 鈴之助 バイク便のライダー。避難の途中でゴーレム化して結月を襲撃しようとしたため、響が放った弓矢で頭を撃ち抜かれる。(S1-1) ユン・ミンジュン〈24〉 演 - キム・ジェヒョン 韓国人の青年。ジアンの弟。引っ越し屋のアルバイトで、甲本の部下。 医療品を探しに来た病院でジアンと再会するが、首藤の研究に邪魔な存在として姉と対立することになる。(S1-6) 日本で初めてできた友人である響を救出するため再度駐屯地に侵入するが、その際テロリストと見做した来美からナイフで右太腿を刺される。負傷したため逃走するが、足から滴る血に誘い出されたゴーレム化した響の母・琴子が佳奈恵を襲ってきたため琴子の頭をナイフで刺して殺し、相討ちで左手首を噛まれてしまう。猿ノ島に帰還後、響に彼の母・琴子を殺してしまったことを懺悔する。響がジアンの協力で駐屯地から桑田一尉に腹部を銃撃されながらもゴーレムウイルスの治療薬を入手して投与されるが、不完全な治療薬であったためゴーレム化を止めることが出来ず、最後は響に介錯され頭をナイフで刺されて息を引き取る。(S1-7) 狛江聡(こまえ さとし) 演 - 長谷川朝晴(S1-5) 記者。三原紹子の夫。封鎖区域の外から妻子を探すため封鎖区域に侵入してきた。 ゴーレムに囲まれていたところを結月の喘息の薬を探していた響たちに発見、救出され、放浪グループに合流し紹子、結月と再会する。実は紹子とはDVが原因で1年前に離婚しており、嫉妬深さから紹子、結月の行方を捜していた。ゴーレムから守ってくれた響になびいていると嫉妬し紹子に暴力をふるったので、母を守るため結月が狛江に遊ぼうと血の付いた船に誘い出し、ゴーレムに噛まれ殺されそうになる。響達と封鎖区域外に脱出することを望んでいたが、ゴーレムへの変化が始まっており、響は放浪グループには「ゴーレムになってしまった」とだけ触れたが、避難していた船内で響によって首を絞められ息の根を止められている。(S1-5) 小池(こいけ) 演 - 井上依吏子(S1-5) 狛江と共に封鎖区域の外から封鎖区域内の様子を取材するために侵入してきた記者。ゴーレムに囲まれていたところを響たちに救出されるが、程なく再びゴーレムに襲われて死亡。(S1-5)
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