放浪宇宙人 ファビラス星人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「放浪宇宙人 ファビラス星人」の解説
第47話「さらばハネジロー」とビデオ版『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』に登場。 惑星衝突によって母星をなくし、ミクロ化された80億人の同胞と共に宇宙を旅している。2体が地球に現れ、それぞれ便宜上(A)、(B)と呼ばれる。戦力として手から赤色破壊光弾を放つ。また、変身能力もありコウダとカリヤを気絶させて自らの宇宙船の中に拘束した後で、彼らの姿を借りて一時的に成り代わり、スーパーGUTSの基地の機能を麻痺させる。本来は温厚な性格だったが長い放浪生活で精神状態が荒み、全人類をミクロ化して自分たちが地球を支配しようとする。(B)の方はまだ穏健的で武力行使による侵略行為に懐疑的であるが(A)はムザン星で拾った魔石の力で凶暴化し、デビルファビラスに変貌する。かつてはハネジローことムーキット種と共生関係にあり、(A)が救われて改心した後はハネジローと共に新天地を求めて再び旅立つ。 その後、オリジナルビデオ作品『帰ってきたハネジロー』にて、デハドー星人が地球を狙っているとのメッセージをハネジローに託して地球に派遣させる。 また、第11話のメラニー遊星でも、ハネジローのかつての飼い主であったファビラス星人と思われる遺骨とその宇宙船が登場する。 (A)声:石井浩 スーツアクター:三宅敏夫 (B)声:三宅敏夫 スーツアクター:角秀一 デザインは丸山浩による。デザインの基となった怪獣は『ティガ』のころに描いていたものを手直ししたもの。 デザイン画では、ファビュラス星人という名称だった。 デザインには、監督の原田昌樹とデザインの丸山浩との対話の中で挙がった「バルタン星人の現在形」の要素が取り入れられている。 宇宙船内部は教会のステンドグラスのような造形に仕上がっているが、これは監督の原田昌樹によると「『宇宙船のセットを大掛かりに作る時間がない』といった予算的な問題」があったためであるという。 片方の着ぐるみはウルトラマンコスモスのノワール星人に流用された。
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