将棋電王戦FINALとは? わかりやすく解説

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将棋電王戦FINAL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:02 UTC 版)

将棋電王戦」の記事における「将棋電王戦FINAL」の解説

2015年3月から4月にかけて開催持ち時間は各5時間秒読み1分。昼食・夕食休憩合計1時間30分)がある。出場棋士は、本番と同じソフトおよびハードIntel Core i7 Extreme5960X EE 3.0GHz 8コア)で練習対局が行なえる。また、「5対5の団体戦はこれで最後」と発表された。電王戦FINAL使用されるハードは、コンピューター将棋通常探索のときの性能考えるなら、第3回将棋電王戦使用されハードIntel Core i7 Extreme4960X EE 3.6GHz 6コア)とあまり変わらないコンピューター側の指し手は「電王手(でんおうて)さん」が利用された。前回利用された「電王手くん」は産業用ロボットを、今回の「電王手さん」は医薬医療用ロボット改造しており、駒を空気吸着していた電王手くんとは違い人間同じく爪状の部分挟んで動かし成駒にする際にも駒台に一旦置くことなく裏返す事が出来る。「電王手さん」に光沢がある理由は、滅菌のための過酸化水素ガス洗浄などへの耐性考慮して表面塗装廃し入念な磨き上げ処理と3層メッキ加工施したからである。 2014年10月12日行なわれ出場棋士発表会報知新聞記者出場棋士全員に対して「勝つ為に戦うのか? それとも自分強くなる為に戦うのか?」「両方ナシお願いします」と質問している。全員が「勝つ為に戦う」と回答した2014年11月26日対戦カード発表され先後決め振り駒行なわれガルリ・カスパロフ務めたガルリ・カスパロフは「文明発達止まる事はない。コンピュータ人間超える事は必然なんだ。そしてそれさえも人間知性勝利と言えるチェス将棋もその真理はひとつ。2つ知性闘いという事だ。コンピュータ敗れようとも、人間知性ある限りチェス将棋続いていく。知性闘い揺るがない」「人間1試合でも勝て限り人間vsコンピュータ終わらない。なぜならこの実験は、人間100パーセント中の100パーセント発揮した時、最強人間はそれでもコンピュータ倒せることを証明するためのもの。たった1試合でも勝てれば、それは大きな勝利だ」と述べた将棋連盟は、当時竜王だった糸谷哲郎八段26歳2014年12月竜王就位)の出場考え内諾得ていたが、稲葉出場となった週刊新潮2014年12月4日号のコラム渡辺明は、今回出場棋士に対してコンピューター将棋に詳しい世代かつ、活躍中の精鋭棋士という顔ぶれになった。これよりも明らかに上位というメンバー構成は容易ではなく、もし結果がでなければタイトル保持者が出るしかないという雰囲気になるだろう。5番勝負であるから2勝3敗は誤差範囲内つまりははっきり負けとは言えないが、第3回のように1勝4敗以上の差がつけば敗北認めざるを得ない」と述べた出場棋士に関してタイトル保持者が出るのかといった点が注目されたが、「将棋ファンだけでなく、将棋界全体タイトル戦主催するスポンサーへの責任配慮ついてまわる」といった問題があり、渡辺は「(電王戦に)出たい出たくないかで言えば出たくない(笑)」、羽生善治は「私に聞かないくださいって、いつも言っているんですけど(笑)」「そういう声が大きければ実現する方向向かっていくことにもなりますし」、森内俊之は「出るということになれば万全準備をして、確実に勝つという方向になると思うんですけど」と述べている。 電王戦FINALへの道・小手試し 先手永瀬拓矢六段 vs 後手第3回電王戦ver.ponanza 持ち時間は各20切れ負けponanza勝利先手阿久津主税八段 vs 後手第3回電王戦ver.ツツカナ 持ち時間は各20切れ負けツツカナ勝利後手村山慈明七段 vs 先手第3回電王戦ver.ponanza 持ち時間は各20切れ負けponanza勝利先手斎藤慎太郎五段 vs 後手第3回電王戦ver.ツツカナ 持ち時間は各20切れ負けツツカナ勝利先手稲葉陽七段 vs 後手第3回電王戦ver.やねうら王 持ち時間は各20切れ負け稲葉勝利先手斎藤慎太郎五段 vs 後手Apery電王戦FINAL Ver.) 1分将棋斎藤勝利後手永瀬拓矢六段 vs 先手Selene電王戦FINAL Ver.) 1分将棋永瀬勝利先手稲葉陽七段 vs 後手やねうら王電王戦FINAL Ver.) 1分将棋稲葉勝利後手村山慈明七段 vs 先手ponanza電王戦FINAL Ver.) 1分将棋ponanza勝利先手阿久津主税八段 vs 後手AWAKE電王戦FINAL Ver.) 1分将棋AWAKE勝利先手斎藤慎太郎五段 vs 後手Apery電王戦FINAL Ver.持ち時間は各30切れ負けApery勝利先手稲葉陽七段 vs 後手やねうら王電王戦FINAL Ver.持ち時間は各30切れ負けやねうら王勝利後手村山慈明七段 vs 先手ponanza電王戦FINAL Ver.持ち時間は各30切れ負けponanza勝利後手永瀬拓矢六段 vs 先手Selene電王戦FINAL Ver.持ち時間は各30切れ負けSelene勝利

※この「将棋電王戦FINAL」の解説は、「将棋電王戦」の解説の一部です。
「将棋電王戦FINAL」を含む「将棋電王戦」の記事については、「将棋電王戦」の概要を参照ください。

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