太平洋戦争での活動とは? わかりやすく解説

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太平洋戦争での活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:41 UTC 版)

神川丸 (特設水上機母艦)」の記事における「太平洋戦争での活動」の解説

1941年昭和16年5月佐世保海軍工廠入渠して出師準備計画沿った改装が行われ、カタパルトを1基装備したまた、零式水上偵察機を前甲板に2機と後甲板に2機の計4機、零式水上観測機を前甲板に2機と後甲板に6機の計8機搭載できるように改められた。兵装12センチ高角砲2門から15センチ単装砲2門に換装され、対空機銃装備された。 11月22日佐世保出港し11月27日三亞到着太平洋戦争緒戦では第十航空戦隊の「神川丸」、「山陽丸」と第九根拠地隊の「相良丸」で馬来部隊第二航空部隊編成しマレー半島の上作戦参加した。その任務船団護衛泊地警戒および陸戦支援であった。「神川丸」の水上機索敵船団護衛シンゴラでの陸戦支援などに従事した。「神川丸」は12月6日三亞出港しカムラン湾向かった12月7日索敵からの帰投途中の「神川丸」の零式水上偵察機イギリスPBYカタリナ飛行艇遭遇して交戦し、そのカタリナ陸軍機により撃墜された。同日船団護衛従事した神川丸」の観測機1機が山に接触、1機が着水時に転覆して大破したマレー沖海戦のあった12月10日、「神川丸」と「山陽丸」の水上機索敵行ったがこれらは「神川丸」の水上機スウェーデン船を発見したのみでイギリス艦隊発見できなかった。 次いでミリセリアクチン攻略戦(英領ボルネオ作戦)の支援行った1942年昭和17年)に入ってからはカムラン湾での整備作業専念していたが、2月から3月にかけては蘭印作戦協力しパレンバンジャワ島作戦搭載機による対潜哨戒などに従事した3月10日付で第四艦隊司令長官井上成美中将海兵37期)付属となり、南東方面転じる4月から5月にかけてはツラギ攻略作戦協力続いてポートモレスビー攻略目的とする珊瑚海海戦では、デボイネ前進水上機基地設営し飛行機隊を移した後、ウッドラーク島(英語版近海基地航空隊掩護部隊指揮を執った。ポートモレスビー攻略作戦中止になるとショートランド帰投し、ラバウル経てサイパン島移動した5月20日附で「神川丸」は正式に第十航空戦隊(司令官藤田太郎少将)に編入された。これは同月1日水上機母艦瑞穂十一航戦所属)が撃沈された為である。5月下旬から6月上旬にかけてのミッドウェー作戦における「神川丸」は、第十航空戦隊(司令官藤田太郎少将)を基幹とする航空隊千歳神川丸駆逐艦早潮、第35号哨戒艇〔旧駆逐艦〕、海軍陸戦隊1個小隊)として参加する航空隊は、ミッドウェー島占領に向かう輸送船団護衛隊指揮官田中頼三第二水雷戦隊司令官)の対潜対空警戒およびキューア島(クレ環礁ミッドウェー島北西方向)の占領作戦成功後のミッドウェー島水上機基地建設という任務与えられた。5月28日航空隊4隻は他部隊と共にサイパン島出撃6月4日航空隊4隻(千歳神川丸早潮35号哨戒艇)は事前計画どおり攻略船団分離してキューア島に向かった6月5日第一航空艦隊主力空母4隻(赤城加賀飛龍蒼龍)は米海軍機の空襲により炎上戦闘不能となる。1000攻略部隊指揮官近藤信竹第二艦隊司令長官船団部隊田中頼三司令官)に対し第十航空戦隊司令官指揮による輸送船団避退と、第二水雷戦隊攻略部隊本隊第二艦隊)への合流命じる。キューア島に向かっていた航空部隊反転速力24ノットの2隻(千歳早潮)は同日1630に、低速神川丸等は6月6日0400に、それぞれ船団部隊合流船団は、藤田司令官の指揮下で南鳥島方面への退避続けた同日夜、山本五十六連合艦隊司令長官北方部隊増強下令神川丸燃料補給受けたのち、北方部隊編入されることになった6月8日1710、神川丸乗艦中の二聨特陸戦隊1コ分隊ふくむ)は船団部隊分離6月9日午前中に第三戦第1小隊比叡金剛)等と合流して北方向かった同日正午より第五艦隊司令長官細萱戊子郎中将北方部隊指揮官)の指揮下に入り神川丸艦長指揮下の水上機部隊特設水上機母艦神川丸君川丸》、駆逐艦汐風)を編成アッツ島およびキスカ島攻略作戦にも参加した6月15日、「神川丸」はキスカ島到着飛行哨戒開始する熱帯作戦装備のままミッドウェー作戦経て北方海域転進したため、「神川丸」は寒冷地作戦装備がなく苦労することになったという。 7月14日付で、「神川丸」は第二艦隊司令長官近藤信竹中将海兵35期麾下第十航空戦隊に編入され、再びショートランド方面進出ソロモン方面作戦支援した1943年昭和18年2月1日ショートランド停泊中に爆撃を受け損傷する修理後横須賀トラックおよびラバウル方面往復する輸送任務任じた

※この「太平洋戦争での活動」の解説は、「神川丸 (特設水上機母艦)」の解説の一部です。
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