天地両院家関係者
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「主将!!地院家若美」の記事における「天地両院家関係者」の解説
地院家 璃穂(ちいんけ りほ) 若美と螺木奈の母。物語開始時点で既に故人。息子の若美にはなぜか幼児期からBL系の絵本や大人の玩具を与え、浣腸責めで躾をしていた。自身も地院家流合気柔術の使い手でもあり、老醜にも合気道を教えていたことがある。 「天地合の儀式」で夫の若元を天院家老骸に殺され、さらに若美を老醜との「天地合の儀式」に指名された非道に耐えかね、老骸を倒すため単身天院家に向かったまま帰らぬ人となる。 天院家 老醜(てんいんけ ろうしゅう) 若美の幼馴染にして親友。地院家と対をなす天院家の跡取りとして、幼少の頃から父親に過酷な格闘技のスパルタ教育を仕込まれ、天院家流合気柔術を会得した凄腕の殺し屋。普段は天院家の代表者としての毅然たる態度を崩さないが、父親と若美の両親との争いから若美に対しては友情の一方で負い目も感じており、自身の本音との間で密かに悩むなど繊細な一面も。実母と幼い頃に死別したためマザコンの傾向がある。天地両院家の宿命により、将来は若美とどちらかが絶命するまで闘う「天地合の儀式」をしなくてはならないが、若美と同様に本心では儀式を避けたがっている。 覚のセリアの破心眼を受けて職務遂行不能状態になった須磨校長に代わり、大内裏高校の校長職に就く。統率者としてのリーダーシップも高く、螺木奈の柔道部入部や柔道部の公式試合出場復帰を計らうなど面倒見の良い面もあるが、酒癖が極端に悪い。 『田舎暮らし』では就職もままならない若美を見かねて、バイクでの放浪の旅に連れ出した。 天院家 老骸(てんいんけ ろうがい) 老醜の父。天院家を取り仕切る当主。冷酷非情な性格で「天地合の儀式」で若美の父・若元を死に至らしめ、その後母の璃穂をも殺害した過去がある。女性と偽って育てられていた若美の性別を見破り、彼を「天地合の儀式」における老醜の相手に決定した張本人。 天院家 道円(てんいんけ どうえん) 『田舎暮らし』第10話で初登場。若美の叔父で僧侶。転んで腰を打ち病院に入院した純情寺の住職の代役として若美が呼び寄せた。現時点で地院家の宿命を逃れるかの様に出家したとしか判っていない。 入谷 黎命(いりや れいめい) 通称「霧裂きのイリヤ」。本名はイリヤ・アイゼンシュタット。かつては裏街で喧嘩にあけくれる不良少年だったが、その素質を老醜に見出され弟子となった。ナイフを得意の武器とする。尊敬する老醜に認められるため天院家の刺客として若美を狙うが、力及ばず何度も返り討ちにされている。 またカーリヤの入れ知恵で若美の手ほどきを受けている美柑を倒す事を考えるが、そのような卑劣な真似をして老醜が自分を認めてくれるとは考えられず思いとどまった。 飛翔にも劣らない美貌が災いして若美に気に入られてしまい、返り討ちに遭う度に唇を奪われ、その後も何かと毒牙にかかり続ける。 蛇神 狩谷(じゃしん・かーりや) 天院家に仕える女殺し屋。普段はクールだが非常に好戦的で、戦闘時には気性の荒さを露わにする。内面には女性的な部分も持っているが、長年戦いの中で生きてきた習慣ゆえに素の自分を見られることを恥じる傾向にある。 蛇をこよなく愛し、怪力と柔軟な身のこなしから繰り出す締め技が得意。正確な年齢は不明だが、若美と老醜が子供の頃にはすでに成人に近く、天院家門下ではかなり年季の入った戦士である。逞しさと豊満さを併せ持つ体格の持ち主で、服装も肌の露出が多くボディラインを強調したものを好む。歳相応に下ネタにも慣れており、異性に対しても積極的である。 老骸から「天地合」に全く関心を持たない若美を倒し、勝利した際にはその遺伝子を手に入れるよう命令を受け、若美と対決するが敗れる。自ら若美に結婚を持ちかけたこともあり、単に命令だけで若美と接しているわけではない。 その一方で若美にあしらわれるだけで焦るイリヤに「若美の弟子」の美柑を倒す事を吹き込むなど、冷徹な部分もある。 老醜が大内裏高校校長に就任してからは保健室の先生になりすまし、彼を補佐する。潜入任務をこなすために保育士免許ほか職業資格を多数持っている。 覚のセリア(さとりのセリア) 天院家に仕える女殺し屋。常に物静かでストイックな性格。カーリヤと同い年にもかかわらず、高校生に化けても違和感がないほど外見が若い。カーリヤほどではないものの十分に成熟したスタイルであるが、服装の趣味や性に関しては保守的。読心術の達人で相手の思考を的確に読み取る能力を持ち、それに基づく先読み・カウンター戦術に長け、カーリヤも対戦を避けるほどの実力者である(ただし幼馴染みであり、私生活では時折共に食事に行くなど仲はよい)。また勘が非常に鋭く、凶事の予感は外れたことがないという。一度開眼すると相手のトラウマを増幅させて行動不能にする「破心眼」を発動させるため、普段は常に眼を閉じている。また、記憶を消すなどの意識操作術の心得もある。 老骸の命で若美を襲うも、ウブで下ネタに弱かったため、若美の破廉恥な妄想と破心眼へのカウンター(全裸になった若美の姿)の前になす術なく敗れる。後に月先生との交流でBLのイロハを学び、若美のカウンターへの耐性を獲得すべく、元々長けていた書画の才でBL漫画を執筆するようになる。しかし、その後の再戦では耐性の許容を超えるガチムチ系のイメージを見せ付けられて再び敗北した。 老醜が大内裏高校校長に就任してからはスクールカウンセラーになりすまし、彼を補佐する。 三平 赤人(みひら あかひと) 天院家に仕える「三平流」忍者の頭領。白人の父。白人が幼い頃に、天院家老骸の半ば脅迫ともいえる強い意向により天院家の配下となった。
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