大富士原家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 17:30 UTC 版)
大富士原 全重郎(おおふじわら ぜんじゅうろう) なえかや幸助の祖父。大富士原財閥の総帥。使用人や敵などからは「御前(ごぜん)」と呼ばれる。富士原家にコガラシとフブキを送り込んだ張本人。親バカならぬ爺バカで、孫たちを溺愛している。なえかが大会に出場するとなると、その会場に観戦用の特別室を造らせてしまい、さらに富士原家が「ゴミ御殿」としてテレビ放映されそうになったときは、取材したテレビ局ごと番組を潰したほどの力を持つ。大財閥の総帥だけの事はあり、手腕は確か。その情報網はかなりのもので、コガラシも信用するほど。 外見(コーラ太り体質含)やメイド馬鹿な性格は幸助似であり、大富士原家の特権・「世界メイド総支配」を濫用して自邸に2万ものメイド(もちろん全員が美人)を雇っている。幸助とは趣味が合うためか特に仲がよい。現在は独身でアラシと婚約中。男性キャラでは唯一コガラシにツッコミを入れられる人物でもある。 なえかの誕生日にともない鬼神変化したツララによって誘拐されたことで、一時的措置扱いでなえかに「世界メイド総支配」の権利を継承、騒動終息後は原因不明の昏睡状態(タヌキ寝入り)によって、半ば強引になえかに財産と権利を継承させ、更に幸助とツララを婚約させ、敵対勢力を牽制する様々な戦略を実行していく。 アラシ メイド学校の教官でメイドマスターの称号を持つSS級メイド。フブキの祖母だが、その外見は永遠に16歳の姿を保ち続ける化物のような女性。通称「常若(とこわか)のアラシ」。眼鏡を愛用。コガラシや氷柱花など、古くからの知人は単に「常若」と呼ぶ。 全重郎と婚約しており、近い将来にはなえかや幸助の義理の祖母となる予定。 フブキはメイド学校の教え子でもあり、それだけにフブキがご近所にまで「ドジッ娘メイド」と呼ばれていることを知った際には激怒した。それにより、フブキの再特訓を行う。 戦闘能力はフブキよりも格段に上。フブキが全力で投げナイフを投擲しても、服にかすらせるのがやっとである。メイド柔術なるものを習得しており、得意技は「山嵐」。座った状態からの「座り山嵐」も撃てる。 全重郎の趣味で少々作りのしっかりしていない下着を着けており、フブキとの勝負ではそこを突かれて敗北した。また年長者であり、非常に厳格な性格ゆえに、コガラシやフブキだけではなく、仕える主人である全重郎をはじめ、なえかや幸助にも羽目を外した場合に仕置きを加えることがある。とくに「お婆さん」呼ばわりされると、容赦ない仕打ちを下す。 しかし、カミカゼからは年に似合わない格好や恥ずかしいコスチュームを着た事を暴露され、それをネタにされたりという具合に現在の孫フブキと同じように、ドジな家系の血は争えない部分も見せてしまっている。 大富士原メイド隊・警備部隊大隊長 文字通り2万にも及ぶ大富士原メイド隊警備部隊の大隊長を務める、左眼に眼帯を付けたA級メイド。厳格な口調で話す。筋金入りのロングスカート派で、パンツは迷彩柄のものを愛用。 侘び介の乱の後、雪月花らミニスカート派忍者メイド達を更生させようとしているが、懲りない忍者メイド達との連日の対立によって、胃薬に頼る毎日となってしまった。 セイカ 大富士原メイド隊書記メイドで、後髪を三つ編みで縛った眼鏡ッ娘。屋敷内で起こった様々な出来事を記録し、報告する事務職係。 キルト 大富士原屋敷の服飾メイド長で、セイカと同じく眼鏡ッ娘だが、ストレートなロングヘアー。口にまち針を銜え、普段は仕立て部屋から滅多に出てこない。ロンスカ派で、防熱防寒防弾防爆仕様の自身が開発した丸洗いオーケーの超特殊素材メイド服を誇りにしている。 手持ちの巻き尺で相手を束縛し、鋏で肌を傷つけること無く服を切り裂く技量を持ち、フブキのドジな過去も知っている。 カミカゼ 「マスターメイドガイ」の称号を持つ、コガラシの師匠。コガラシと同様に、顔の上半分を黄金の仮面で隠している。豊かな銀髪と髭をたくわえるかなりの高齢だが、まだまだ現役でコガラシ同様に人間離れした多くの技を用い、さらにコガラシ以上に度を越した「ご奉仕」を行う。コガラシとは師弟というよりライバルのような関係で、コガラシには「オイボレ」や「徘徊ジジイ」呼ばわりされる一方、コガラシを「60にも満たぬ若造」や「馬鹿弟子」と呼ぶ。 アラシとは若い頃からの知り合いで、立場は彼女より上だがセクハラ行為でよく彼女から仕置きを受けている。ヘルニアの持病があり、時々腰骨が大きな音を立てる。フォークランド紛争時には英国側の敵(マジカルメイド教団)と戦っていた時があったらしい。 中富士原 なつき(なかふじわら なつき) 全重郎の妻で故人。なおりの母でかつ、なえかと幸助の祖母で、戦後から十数年後に全重郎と知り合い、後に結婚した。 顔立ちや巨乳など背格好と容姿がなえかと似ている。なえか同様に剣道女子だった事から、持っている重さ数kgの腕力鍛錬用特注鉄芯入り日傘で鍛えている。しかしメイド馬鹿である全重郎のメイド愛性癖にはうんざりしており、「一夫多メイド制度」の野望を口にし、コーラを飲んでポッチャリする際には手痛い制裁を加えていた。 中富士原 なでしこ(なかふじわら なでしこ) 大正時代に暮らしていたなえかの先祖で、コガラシの妻であり、なつきの母。 なえかと同じ容貌でかつ、若干大人びた姿であり、やはり巨乳。おっぱい怨霊である真平乳門(まったいらのちちかど)に狙われ、生け贄にされそうになったところをコガラシに救われ、以来コガラシの妻となる。 コガラシにその巨乳を好き放題(セクハラ)にされているところがあるが、「良い人」と思っている。なでしこという名前に相応しく、なえかとは正反対の大人しくて清楚な性格。
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