大寄せ
- 夏八月、暮十二月には端席は休演して本席に、桂派ならば金沢亭に、三友派ならば紅梅亭に全員集結して、平素上演せぬ隠し芸の競演をする。「娘都々逸」「舞踊競争」「人形噺」「お題噺」「二輪加」「落語角力」(夏に限る)「怪談」(これも夏物もの)などがよく繰返えされた。その大寄せの中程で、大真打が一人高座で、落語の長講を聴かせたものだ。大寄せの表看板は、白地の丈長(紙)を四枚つなぎ合せて、長いびらに墨書したのである。暮にはこの前に餠花を飾つた。
分類 芸能
大寄せ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:57 UTC 版)
大寄せの茶会とは、多数の客を対象にして行う茶会である。炭手前・懐石は省略されることもあり、道具の拝見を省略することも多い。催事の添え釜として行われることもあり、月例行事として月釜を開催したり、市民茶会や大茶会と銘打って多数の流派が参加し、複数の茶席を設けて並行してもてなすこともある。客としてはもっとも気軽な催しの一つだが、亭主としては晴れがましい披露の場でもある。
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