国連安全保障軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:21 UTC 版)
「地球防衛企業ダイ・ガード」の記事における「国連安全保障軍」の解説
国際連合配下の組織で、多国籍の日本人が要職に就いている。 城田 志郎(しろた しろう) 声 - 小野健一 安保軍幕僚本部監査官・戦術顧問。4話より戦術アドバイザーとして21世紀警備保障に出向。31歳。理詰めで合理的な戦術をとるため、相対する信念を持つ赤木とは何度となく意見を衝突させた。そんな彼も、ストーリーの中盤からは赤木とは次第に心が通じ合い、息が合うようになっていくが、西島が敷いた新体制や佐伯の思惑により、自宅謹慎にまで追い込まれた。キャラクター像は室井慎次に近似している。 直立型重機のライセンスを持ち、7話や11話でダウンした赤木に代わりダイ・ガードのメインパイロットを務めたこともある。赤木が入院中の病院が襲撃された際はメンツにのみこだわる毒島を見限り、「大事な友人を守りたい」とダイ・ガードに乗り込んだ。良くも悪くも赤木とは衝突していたが、信頼しあう友人関係を築いている。 全くお堅い仕事人間のように思われがちであるが、7話で新橋駅前ビル地下街にある居酒屋に一度赤木を連れて行ったことがある。奨学金でロンドンの大学に留学したため社会人経験がなく、広報2課の仕事に不慣れそうに勤しんだが、生真面目で赤木より仕事の飲み込みが速い。ケーキの飾りつけが上手であったり、普段の私服は和装である、最終話で横沢と連携するなど意外な一面を有する。 新年会ドラマCDでは、佐伯と新年会の余興で「あずさ2号」をほとんど台詞読みのように真面目に歌ったり、二人でダイ・ガードの漫才に挑戦しようとするもネタ合わせの最中に赤木に先に披露されてしまう。 後日談を描いたノベライズ2巻で赤木から大山へプロポーズすべきか相談を受けており、二人が幸せになることを心から祝福している。 飯塚(いいづか) 声 - 佐藤正治 コクボウガーのメインパイロット。国際防衛大でロボット操縦を教えていたが、急遽コクボウガーの建造が決まり教え子とともにパイロットとなった。操縦技術は教えるだけあり正確で、ダイ・ガードとの競技では赤木を圧倒した。 国防大での赤木の元恩師であり、彼を赤点と呼ぶ。 赤木に対して組織の人間、社会人としての在り方を手厳しく説いているが、海に落ちたダイ・ガードを助けたり、毒島の失策によりヘテロダインにコクボウガーごと吸収される際に命令に背き教え子たちを逃がすという面も持ち合わせた人物。教え子たちを逃がした後、一人コックピットで残されたとき、「こんな時、あいつがいてくれたらな。赤点…」と呟くなど、赤木のことは高く評価していると見える。 佐伯 徹(さえき とおる) 声 - 柏倉つとむ 15話で安保軍から派遣された城田の後輩の戦術アドバイザー補佐(安保軍戦術顧問)。少年のような童顔で谷川や入江にタイプとしてマークされている。 城田を慕っており、赤木たちの影響を受けた城田を「あなたは変わった」と拒絶する。作戦をデータや理論で判断する頭でっかちなところがあり、それに従わない赤木たちとはしばしば衝突していた。しかし、作戦を共にするうちに自身も城田のように少しずつ変わっていき、終盤には作戦の成否を広報2課に託し「彼らを信じましょう」と笑顔で言うまでになる。 新年会ドラマCDでは城田のモノマネで「赤木のことが好きなのだ」と発して城田を動揺させるなど、城田のよき理解者である。 牧瀬(まきせ) 声 - 遊佐浩二 軍で正規の訓練を受けたパイロット。西島体制時に設置されたダイ・ガード事業部に移籍、ダイ・ガードのメインパイロットを務めた。クールな自信家ではあるが、実際はマニュアルやシミュレーションにない事態にはほとんど対応できない。ヘテロダインを倒す為には手段を選ばない節があり、ドリルアームの電磁場でヘテロダインが活性化するのを悪用し、長い間休眠状態だったヘテロダインを無理矢理再活動させて倒そうとした。小説版では若干成長した姿が見られる。 松任谷(まつとうや) 声 - 上田祐司 軍で正規の訓練を受けたパイロット。ダイ・ガード事業部に移籍後ダイ・ガードの搭乗オペレーターを務めた。眼鏡をかけた知的なタイプだが、やはり徹底したマニュアル志向の性格。西島体制崩壊後、広報2課が復活し赤木達がパイロットに復帰した後も、いぶきがスランプの時に代打で搭乗させされたことがある。 柘植(つげ) 声 - 千葉進歩 軍で正規の訓練を受けたパイロット。ダイ・ガード事業部に移籍後ダイ・ガードの搭乗エンジニアを務めた。強気な性格で口調が荒いが、他の二人と同様マニュアルとシミュレーションにない事態には滅法弱い。喫煙家。 なお、西島体制崩壊後も牧瀬・松任谷・柘植の3人は21世紀警備保障に残り、広報2課でダイ・ガード運用の後方支援をしているようである。 毒島(ぶすじま) 声 - 岸野一彦 安保軍所属の少佐。極めて野心、功名心が高い人物で、度々ヘテロダインを自分の手で撃破して自分の手柄にしようとしているが、結果的には失敗に終わってしまう。 最終的には失敗が重なり、功を焦った結果自分の失敗でヘテロダインの生息範囲を拡大させてしまい、窮地に追い込まれる。責任を半ば取らされるような形でOE兵器の使用を提案、最終的にOE兵器の使用には躊躇いを見せながらも使用を決断するが、最終的には佐伯に止められることで使用を思いとどまる。 彼だけが特別野心的にヘテロダイン撃破を望んでいたわけではなく、安保軍内に自分たち軍人が対処できず、民間人である21世紀警備保障に頼らざるを得ない状況を快く思わない風潮が流れていたのも事実として存在する。 後日談を描いた小説版では21世紀警備保障との関係は改善しており赤木たちとも親しい関係となっている。 仁科(にしな) 声 - 佐藤正治 国連安全保障軍極東司令部幕僚本部大佐。 大河内とは旧知の仲であり、安保軍では数少ない21世紀警備保障の理解者。同僚からは「ダイ・ガードびいき」と煙たがられている。
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