呪文カードの色とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 呪文カードの色の意味・解説 

呪文カードの色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 10:13 UTC 版)

マジック:ザ・ギャザリング」の記事における「呪文カードの色」の解説

呪文カードは色(属性)ごとに特徴異なり、どの色を主体デッキを組むかで戦法大きな違い出てくる。また、これに土地カード呪文カードバランス問題絡んだジレンマ発生するようにゲームデザインされている。 最も基本的なデッキの形は一つデッキ一つの色と対応する土地のみで構成されているもの(単色デッキという)。この場合必要な土地ドロー出来ない逆に土地ばかりが来るといった不利な展開(総じて「事故」呼ばれる)はあるものの、土地と呪文カードの色がマッチしない色事故」は起こりえない。しかし、色ごとに一長一短があるので弱点ができやすい。たとえば、黒には一度設置されエンチャントアーティファクト除去する方法がない。緑には飛行を持つクリーチャーがほとんど居ないなどである。 スタンダード・フォーマットのようにカードプールが狭ければ通常は2~3色を合わせて極端な弱点ないようデッキ作成するのがよいとされるが、全ての色を使用した5色で組むことはまずない。ただし、中には5色すべてのマナを必要とするカードや、5色デッキ推奨するようなエキスパンション5色マナ容易にそろえられる環境整っているフォーマット存在するまた、アーティファクト単(単、銀単)や、土地カードメインとした土地単と呼ばれる無色メインデッキ存在する。 どの色にも、友好色と敵対色が設定されている。マジックカードの裏面の模様五芒星暗示したものとなっており、どの色がどの色と友好関係敵対関係)にあるかを図案化している。ある色に隣り合う2色は友好的対辺の2色は敵対的とされている。それぞれの色は友好色を支援したり、敵対色の行動阻害する傾向にある。ただし、ルール自体には友好色や敵対色についての特別の規定はない。かつての基本セットには大抵敵対2色を阻害するカード収録されていたが、00年代以後はこの要素強調されず、拡張セットラヴニカ・ギルドの都以降セットでは、特定の2色ないし3色を1グループとし、それぞれのグループごとに特徴持たせるというパターン多くなるなど、友好敵対の関係はかなり曖昧になっている。 以下に、ルール詳細に立ち入らない範囲で各色の特徴一部述べる。 白 白太陽シンボルマーク表される対応する土地は《平地/Plains(「平原平野」の日本語特有の誤訳)》である。 正義法・秩序共同体現する理性的な青や生命重んじる緑を友好色に持ち時には対立する両者仲裁に入る。無秩序を好む赤と堕落を好む黒に敵対する。 この色の呪文は、自分ライフ増やすダメージ軽減するなど防御優れている小型クリーチャーには兵士騎士多くコスト比して優秀なものが多い。また大型のクリーチャーには天使などが存在する全体として攻撃面が弱い傾向にあるが、均質化され無駄の無いスペック時として驚異的な攻撃力を持つ。また、中には神の怒り》(場のクリーチャー敵味方問わず、すべて捨て札にする)、《ハルマゲドン》(場の土地敵味方問わず全て捨て札にする)など、神の力体現する平等化する)かのような強力なカード存在する全体的な傾向として、率直だ小回り利かない欠点がある。 青 青水滴シンボルマーク表される対応する土地は《島/Island》である。 思考狡猾知識文明司る秩序重んじる白と、陰謀得意な黒を友好色とし時には対立する両者仲裁に入る。支配拒む赤や統制拒む緑と敵対する。 この色の呪文は、カード手札に戻す、カードを引く、相手呪文妨害する相手ターンを飛ばす、ルール一時的に変更するなど、トリッキーなものが多い。頭脳戦楽しめる色であるが故にプレイングやルール熟知などの高度な技術求められ比較上級者向けの色ともいわれるその分クリーチャー性能は他の色に比べて劣るが(特に小型のもの。大型のものもデメリット大き傾向にある)、相手ブロックされないなど特殊能力優れた物も多い。人魚マーフォーク)などの水中生き物などの空の生き物、姿を変化させるものが多い。 黒 黒髑髏シンボルマーク表される対応する土地は《沼/Swamp》である。 死・恐怖堕落邪悪武器とする。狡猾な青と、破壊的な赤を友好色とし時には対立する両者仲裁に入る。清廉尊ぶ白や生命尊ぶ緑と敵対する。 この色の呪文は、クリーチャー倒したり相手の手ライフ消耗させること、墓地カード利用することを得意とするクリーチャーには、ゾンビ吸血鬼デーモンなどがある。恐怖、死、腐敗表現しており、強力な爆発力を持つ分、多く代償(たとえば、自分ライフ)を必要とするリスキーカードもある。クリーチャー除去に関して申し分ないアーティファクトエンチャント破壊できない赤 赤は炎のシンボルマーク表される対応する土地は《山/Mountain》である。 混沌無秩序衝動憤怒を糧とする。強さを好む黒と、文明を嫌う緑を友好色とし時には対立する両者仲裁に入る。論理的な青や保守的な白と敵対する。 この色の呪文は、直接的な攻撃力ダメージ呪文優れているクリーチャーには、ゴブリンオーガなどの亜人や、ドラゴンなどの攻撃力の高いものが多い。赤は炎や大地イメージが強いが、中には雪崩といった氷を表現した物もある。これは雪崩マナ発生源である山で起こるものとい表現である。同じくも山のイメージから取り入れられている。他にも混沌モチーフとした、ギャンブル要素が強いカードもある。クリーチャーアーティファクト土地など、形あるものを破壊するのは得意だが、エンチャント破壊できない緑 緑は木のシンボルマーク表される対応する土地は《/Forest》である。 生命・自然・共同・大地を源とする。本能忠実な赤と、共存重んじる白を友好色とし時には対立する両者仲裁に入る。文明司る青や死を司る黒と敵対する。 この色の呪文は、クリーチャー質・量ともに豊富で、クリーチャー支援するカードマナ生み出すカードが多い。クリーチャーは、類人猿、熊などの森の動物エルフなどが多い。また、ビーストなどの巨大クリーチャー多数存在するその代わり飛行クリーチャー少なく制空権を取るのは苦手とする。大地恵み癒し成長表現する一方で、《ハリケーン》など自然の猛威表現するカードもある。作為を嫌うがゆえにアーティファクトエンチャント破壊するカード豊富だが、逆にクリーチャー除去は苦手。 無色 厳密には「色」ではないが、便宜上ここに記す。一部対応する土地として《荒地/Wastes》がある。 特定の色属性)を持たないカードは、上述五色のどれにも属さない無色」のカードとして扱われる具体的に土地や大抵のアーティファクト無色カードである。無色カード原則として特定のマナの色に依存拘束されない反面用途はごく限られるカード効果によって一時的に色を得たり逆に色を持つカード一時的に無色になったりすることもある。

※この「呪文カードの色」の解説は、「マジック:ザ・ギャザリング」の解説の一部です。
「呪文カードの色」を含む「マジック:ザ・ギャザリング」の記事については、「マジック:ザ・ギャザリング」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「呪文カードの色」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「呪文カードの色」の関連用語

呪文カードの色のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



呪文カードの色のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマジック:ザ・ギャザリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS