台風に関する用語とは? わかりやすく解説

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台風に関する用語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 14:47 UTC 版)

予報用語」の記事における「台風に関する用語」の解説

台風に関する用語用語区分説明熱帯低気圧 1)熱帯または亜熱帯地方発生する低気圧総称で、風の弱いものから台風ハリケーンのように強いものまである。2)気象情報等で「熱帯低気圧」を用い場合は、台風満たない低気圧域内最大風速がおよそ17m/s(34ノット風力8)未満のものを指す。 備考 熱帯じょう乱のうち、低気圧性循環中心不明瞭なものは原則として低圧部」と解析される。 台風 北西太平洋または南シナ海存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内最大風速がおよそ17m/s(34ノット風力8)以上のもの。 台風崩れの低気圧台風から変わった低気圧台風の眼 台風中心付近で風が弱く少な部分中心示度中心気圧台風番号 気象庁台風認めたとき、その年の発生に付け番号用例 a)平成22年台風第9号情報文などでは、元号用いる)。b)台風1110。T1110(天気図などでは、台風番号前に西暦年下桁の数付した4桁表示することもある。) 台風の呼名 国際的に用いられる台風の名称命名は、気象庁台風認めた時、台風委員会管理する呼名用い気象庁が行う。呼名台風関係するアジアの国など(台風委員会メンバー)から提案された140個からなる名簿循環的使用する。 ただし、西経域など気象庁責任領域外から移動してきた名称がある熱帯低気圧場合、その熱帯低気圧の名称を引き継いで台風の名称とする。 予報円 台風暴風域を伴う低気圧中心予報時刻到達する予想される範囲を円で表したもの。 備考 台風低気圧中心予報円に入る確率はおよそ70%である。 強風域 台風発達した低気圧周辺で、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形影響などない場合に、吹く可能性のある領域通常その範囲を円で示す。 暴風域 台風周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形影響などない場合に、吹く可能性のある領域通常その範囲を円で示す。 暴風警戒域 台風中心予報円内に進んだときに、暴風域に入るおそれのある領域暴風域に入る確率 ある地域またはその一部一定の時間内に台風暴風域内にある確率市町村等をまとめた地域等の確率と、格子毎の確率分布について、120時間先まで3時刻みの各時間帯と、24487296120時間以内確率で示す。 暴風圏暴風域豆台風 風の強い領域小さ台風俗称。(中心付近では急に風が強まることがあり、かえって危険である)。 風台風 による被害比較小さく風による被害が大きい台風。例 洞爺丸台風 雨台風 風による被害比較小さくによる被害が大きい台風。例 狩野川台風 夏台風 夏に発生する台風秋台風比べて動き遅く複雑な動きをするものが多い。 秋台風 秋に発生する台風日本の南海上進路北東変え速度速めながら日本付近に近づくことが多い。日本付近にある秋雨前線活動強め大雨降らせることがある迷走台風 複雑な運動をし、その進路予想困難なことがある台風。 → 複雑な動きをする台風備考 台風迷走しているわけではないので用いない藤原の効果 2つ上の台風が接近して存在する場合に、それらが互い進路影響を及ぼすこと。その結果相対的に低気圧性回転運動をするなど、特徴的な動きをする。 備考 台風は他の台風以外にも気圧の谷高気圧偏西風などの影響も受けること、個々事例については相互作用程度明確に示せないことなどから、解説には用いない台風の接近 a)ある地点への台風の接近台風中心が、その地点から300km以内に入ること。b)ある広がりをもった地域地方予報区など)への台風の接近台風中心が、その地域含まれるいずれか気象官署等から300km以内に入ること。 備考 日本本土へ接近と言う場合は、北海道本州四国九州いずれかへの接近を指す。用い気象官署等については、統計継続性観点から 一貫したリスト用いている。 台風の上陸 台風中心北海道本州四国九州海岸達した場合を言う。 備考 上陸通過した時刻については、1時間正時及び15分30分、45分中心とした15分間に4分割して、それぞれ「時頃」、「時過ぎ」、「時半頃」、「時前」と表現し、最も適した時間帯用いる。 台風の通過 台風中心が、小さい島小さ半島横切って短時間で再び海上に出る場合を言う。 台風の階級 台風英文報ずるとき、その最大風速によって次の3階級に分ける。 階級最大風速備考TSTropical Storm) およそ17m/s(34ノット)以上 25m/s(48ノット)未満 海上強風警報に相当 STSSevere Tropical Storm) 25m/s(48ノット)以上 33m/s(64ノット)未満 海上暴風警報に相当 TまたはTYTyphoon) 33m/s(64ノット)以上 海上台警報に相当 台風の大きさ 台風に伴う風速15m/s以上の領域半径基準にして次のように決める。風速15m/s以上の半径非対称場合は、その平均値をとる。 大きさ風速15m/s以上の半径表現しない) 500km未満 大型:(大きい) 500km以上 800km未満 超大型:(非常に大きい) 800km以上 台風の強さ 台風最大風速基準にして次のように決める。 強さ最大風速(表現しない) 33m/s(64ノット)未満 強い 33m/s(64ノット)以上 44m/s(85ノット)未満 非常に強い 44m/s(85ノット)以上 54m/s(105ノット)未満 猛烈な 54m/s(105ノット)以上 1時間後の推定値 台風中心位置(緯度経度)、強度中心気圧最大風速)、大きさ暴風域半径強風域半径)の1時間後の推定値台風解析・予報情報及び位置情報作成通報毎時行っている台風対象として発表する台風解析・予報情報 気象庁本庁が行った台風解析及び予報成果通報する情報気象庁部内では台風指示報として取り扱う。 台風の中心位置の確度 台風中心位置を決定する際に、使用する資料精度から推定される中心位置の確度次のように3階級で表したもの。 階級確度正確(GOOD) 概ね55km(30海里)以下 ほぼ正確(FAIR) 概ね55km(30海里)超 概ね110km(60海里)以下 不確実POOR) 概ね110km(60海里)超

※この「台風に関する用語」の解説は、「予報用語」の解説の一部です。
「台風に関する用語」を含む「予報用語」の記事については、「予報用語」の概要を参照ください。

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