医療的なマスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:11 UTC 版)
「マスクフェティシズム」の記事における「医療的なマスク」の解説
ガーゼマスク もっとも一般的なマスクはガーゼマスクである。日常的によく目にするうえに、ほとんどの小学校において給食の配膳係は衛生教育の観点からガーゼマスクの着用が義務づけられていた(もっともインフルエンザなどには効果は薄い)。また、中学校、高等学校においても日常的に着用されるマスクであり、医師や看護師、歯科衛生士なども着用しており、幼少時から思春期までに多くの性的嗜好の固着を生み出す可能性が高い。フェティシズム的服装倒錯症としては、女医や看護師と言った白衣に対するフェティシズムやセーラー服やブレザーといった制服に対するフェティシズムとオーバーラップしやすい。 また1980年代の暴走族全盛期においては顔を隠すためにガーゼマスクをしている者が多く、中にはレディースと呼ばれる女性暴走族にもマスク着用者が少なくなかった(一説には口の中に剃刀の刃を隠すためと言われている)。吊り橋効果によりこうした危険な女性への擬似的な恋愛感情が大きくなることが知られており、性的嗜好の固着を生み出す可能性は高い。フェティシズム的服装倒錯症としては改造セーラー服やボンデージスーツと言った威圧感のあるコスチュームに対するフェティシズムとオーバーラップしやすい。 ガーゼマスクを好む人の殆どは小学校時代の給食衣姿の異性でマスクフェチに目覚めたケースが多く、いわゆる「割烹着フェチ」と被ることがある。又、フジテレビ系「クイズドレミファドン」の名物であったバッテンマスクによって目覚めたケースも決して少なくない。それ以外にも小中学校時代に、掃除の時間に全員ガーゼマスクの着用を義務付けられた経験や、インフルエンザの大流行時、学級閉鎖になったクラスは登校再開しても一週間位は全員マスクを着用させられたりと、昭和40~50年代に小中学校をすごした世代は、常日頃から異性のガーゼマスク着用に遭遇する機会が多く、その時期にマスクに強い関心を持った人が多い。特に暴走族が流行した時期は、その予備軍的な女生徒(特に可愛い子がヤンキーになるケース多く)が風邪でもないのにマスクをかけて登下校する姿が多く見られ、そのマスク姿に性的興奮をおぼえマスクフェチとなったケースも多いと予想される。 ガーゼマスクはその人の扱い方によって洗濯等の影響もありシワになったガーゼマスクも存在し、ガーゼマスクフェチの間では新品のガーゼマスクフェチとシワになって縮んだガーゼマスクを好む人がおり、ネット上でマスクフェチ同士で議論になることもある。ガーゼマスクをすることを好むタイプの人の場合も新品派と洗濯などでシワになったマスクを好む人がいるが、中にはマスクを二重や三重に装着して拘束間を楽しむ人やガーゼマスクのデザインや感触に性的興奮を覚える人がいる。アダルトのカテゴリーに入れるなら、女性の使用済みマスクを好む人もいる。尚、西日本地区ではナイロン生地で作られたナイロンマスクも販売されており、ガーゼマスクと違い何度洗濯しても形崩れしないのでマスク姿の表情を大切にする一部の女性から支持されている。ちなみに東日本地区ではセガミ薬局でのみナイロンマスクを購入できる。 90年代末期には東急ハンズ等で「デザインマスク」や「カラスク」等のカラフルなマスクが発売されるようになり、花粉症シーズンにマスク装着を少しでも楽しめるようになっており、マスクフェチだけでなくおしゃれに気を使う一部の花粉症患者の女性意からも支持を得た。 プリーツマスク プリーツマスクは通称「サージカルマスク」「不織布マスク」と呼ばれているが、マスク愛好者にはプリーツマスクと呼ばれていることが多い。装着姿が歯科医や歯科衛生士、また手術着姿に多いことから女医や看護師と言ったといった制服に対するフェティシズムとオーバーラップしやすい。また、90年代以降、花粉の影響で一般家庭でも使い捨てマスクとして普及し、一般のマスクフェチにも簡単に手に入るようになった。ガーゼマスク愛好者が外出時に二重にマスクをしたい時にガーゼマスクの上にプリーツマスクを重ねることもある。 立体マスクフェチ 立体マスクは90年代後半でも病院等では売られていたが、2003年辺りからユニチャームから発売された「超立体マスク」が花粉症患者に普及した為、発売当初はマスク愛好者ですら外で着けるのは恥ずかしいと言われていたが、現在はそのデザインの良さから、マスク愛好者以外にもアニメやゲームのキャラクターのコスプレ愛好家にも使用されることがある(主に新造人間キャシャーンなど)。また、立体マスクのその肌触りの良さから愛用している人もいる。 韓国マスク 鳥インフルエンザの影響でサイズの大きい韓国のマスクが日本でも流通し始めた。日本のマスク愛好者にも普及し、日本のマスクと違ってサイズも極端に大きいので単なる防寒具としてでなく顔を包むようにフィットするため好まれるようになった。顔の小さい女性が装着すると顔の半分以上が隠れてしまう。基本的に白色と青色が多く、後者は外で着けて街を歩くのは恥ずかしいと言う意見もある。韓国マスクもプリーツマスク同様、サイズが大きい為、ガーゼマスクフェチが外出時に二重にマスクをしたい時にガーゼマスクの上に韓国マスクを重ねることもある。 酸素マスク 酸素マスクや麻酔マスクは密閉型のマスクが多く、呼吸の制御感が強く圧迫系プレイの愛好者もしくは医療系プレイの愛好者が興味を持つ傾向にある。より強い拘束感や異性の口臭に関心をもって酸素マスクを嗜好する場合はすでにマスクフェティシズムからは外れている。海外ではクロロホルムをかがせて女性を眠らせておいて好きに陵辱する、というフェティシズムが存在するためその小道具としても用いられるので愛好者が多い。実際に酸素や麻酔ガスを用いることはほとんどなく、雰囲気を楽しむものである。単体で酸素マスクという嗜好よりは他のフェティシズムとオーバーラップする傾向にある。
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