街を歩く
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 05:53 UTC 版)
「1992年4月、せっかく仕事に復帰していたのに」、大塚英志に『夜を歩く』(太田出版『夜の魚』に描き下ろし。のちに『失踪日記』の「夜の1」となる)を宅配便で送ったその足で失踪。 しばらくホームレスとして生活したのち、同年7月ごろ、「アル中の上森さん(仮名)」にスカウトされ、「日本ガス」(仮称)の配管工として働き始める。「日本ガス」は東京ガスの仮称であると考えられ、日本瓦斯や鹿児島県の日本ガスとは無関係である。 本社の社内報に「ガス屋のガス公」という漫画を投稿して採用された。名前(東英夫と名乗った)と本人の写真付きで掲載されたが、かつてメジャー誌で連載を持っていた漫画家の吾妻ひでおだと気づく人は誰もおらず、吾妻は「おれってつくづくマイナー」と思い知らされる。 翌年春ごろ、上森さんにもらって乗っていた自転車が盗難車だったため警察の取り調べを受け、家族に連絡されて2度目の失踪が終了した。 家に帰った後も半年間配管工としての生活を続けたが、先輩社員の過度ないびりを理由に退職した。そして「ほかにやることもなかったため」漫画家に復帰した。
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