不良・無法者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:07 UTC 版)
「ドラえもんの登場人物一覧」の記事における「不良・無法者」の解説
不良中学生3人組 5巻「黒おびのび太」に登場。 出っ歯と巨漢、眼鏡の男性の3人組で、学生帽を被っている。 ジャイアンとスネ夫を何らかの理由で絡み、人目につかない空き地でカツアゲするが、偶然ブラックベルトの効果で騒ぎを起こしてしまい、逃走の末にその場で座り込んでいたのび太に目撃され成敗された。 不良中学生 22巻「カチカチカメラ」に登場。 出っ歯と富士額の男性2人組。 道端でぶつかったジャイアンとスネ夫をカツアゲしようとした。人目のつかない空き地に移動するが、土管にはカチカチカメラが設置されていた為、カメラの効果で勝てるように設定されたのび太によって成敗された。 『STAND BY ME ドラえもん 2』では学生帽の男も加わって、3人になっている。のび太(中身は大人ののび太)とぶつかり、「慰謝料を払え」と強要した(不良本人は「あくまで世間の常識」と称した)。のび太を河原まで追いつめ、のび太を助けようとした静香にも絡もうするが、のび太に止められ、ジャイアンとスネ夫の乱入によってボロボロにされた。エンディングでは出っ歯の男が缶を蹴飛ばした際、その缶に当たった野良犬に襲われていた。 不良小学生2人組 声 - 島田敏、鈴木富子(1985.3)→佐藤ゆうこ、天田有希子(2005.3)→高戸靖広、まるたまり(2008.8) 35巻「ドラえもんに休日を!!」に登場。 太った少年と眼鏡の少年の2人組。のび太とぶつかった際に絡み、路地裏で痛めつけようとするが、のび太に加勢したジャイアンとスネ夫の登場により失敗に終わる。 テレビアニメ第2作第1期(1985年)では、スネ夫から「評判の悪ガキ」と評されている。のび太が謝ったにも関わらず、「他人にぶつかっといてそういう態度はないだろ!?」「ゴメンだけじゃ済まねぇんだよ!」と怒り、路地裏でのび太を痛めつけたが、のび太に加勢してきたジャイアンとスネ夫によって袋叩きにされた。 テレビアニメ第1期(2005年)では、顔が原作と異なっており、それぞれ名前がつけられている。のび太が持っていた呼びつけブザーに興味を示し奪い取ろうとするが、のび太の肘が太った少年の顔に当たった為、「その持ってるものをよこさないと痛い目に遭わせる」と脅した。のび太に加勢してきたジャイアンとスネ夫によってピンチに陥るが、通りがかった中高生の兄(声 - 竹村拓)に助けを求めて、ジャイアンとスネ夫をいじめっ子として痛めつけさせた。のび太も痛めつけさせようとするが、突進してきたドラえもんにぶつかり、3人ともどこかに吹っ飛ばされた。 テレビアニメ第2作第2期(2008年)では、のび太を河原の高架下まで連れて行き、その場で痛めつけようとするが、のび太に加勢してきたジャイアンとスネ夫に詰め寄られ、ばつが悪そうに逃げていった。 スーパーカーの持ち主 44巻「ムシャクシャカーッとしたら」に登場。 サングラスをかけたチョイ悪風の男。子供に暴力を振るう等、大人気ない上、乱暴な性格。スーパーカーを掃除している時、車に触ったジャイアンとスネ夫を殴った。スーパーカーにコンクリートのブロックを落としたのび太に怒ろうとするが、スーパーカーが何事もなかったかのように元通りになっており、それがムシャクシャタイマーの効果だと知ると、「悪戯の罰」としてのび太からムシャクシャタイマーを奪った。ムシャクシャタイマーが既に効果を失っていると知らずに、それをセットして「いっぺんこんなことやってみたかった」と言って大型ハンマーでスーパーカーを壊していた。 テレビアニメ第2作第1期では顔が異なっており、サングラスをかけていない。のび太からムシャクシャタイマーを奪う際、のび太を殴っている。スーパーカーを壊した後、ムシャクシャタイマーをひっくり返すも、タイマーは壊れていてスーパーカーは元に戻らず、スーパーカーを壊してしまった事を後悔しながら泣き崩れた。 テレビアニメ第2作第2期では巨大なロボットに変更されており、のび太がロボットに石を投げつけた後はドラえもんも「もっと壊さないと」とロボットを壊している。 不良学生 声 - 石井康嗣(1997.7) 45巻「トロリン」に登場。 スネ夫が見上げるほどの大男。乱暴な性格であり、のび太の近所では「おっかない奴」と恐れられている。住んでいるアパートでも家賃を取りに来たアパートの大家を2階から投げ飛ばしたり、ラーメン代を取りに来た男を暴力で追い出す等、暴力で金を踏み倒している。ジャイアンのミスでスネ夫が手に入れた野球選手のホームランボールが頭に当たり、その罰としてボールを没収した。トロリンを飲んで部屋に忍び込んだのび太に襲いかかるがかわされ、その勢いで窓ガラスを突き破り、2階から転落した。 げんごろう プラス2巻「なぐられたってへっちゃらだい」に登場。 隣町の不良学生。通称「げんこつげんごろう」。スネ夫曰く「有名な暴れん坊」であり、ジャイアンを泣かせたり、素手で土管を壊すほどの腕っ節を持つ。のび太達の住む町にやって来てジャイアンを泣かせた後、のび太達を子分にしようと、暴力で脅した。のび太を痛めつけようとするが、のび太はがんじょうを飲んで体が硬くなっていた為、手を痛めてしまい、泣きながら逃げた。 男性3人組 藤子・F・不二雄大全集1巻「けんかマシン」に登場。 飲酒運転をしている男性3人組。 昼間から酒を飲みながら運転をしている時、飲酒運転を指摘したのび太に絡み、酒瓶でのび太の頭を殴った。けんかマシンを装備したのび太によって車を滅茶苦茶にされた上、入れ舌で脅し文句や悪口を言われ、のび太に殴りかかろうとするが、のび太はパワー手ぶくろをはめており、返り討ちに遭った。ボロボロの状態で逃げるも、いなずまソックスを履いたのび太に追いつかれ、殴られながら逃げる羽目になった。途中でのび太がマンホールに落ちた為、その後はどうなったかは不明。 よさぶろう 藤子・F・不二雄大全集2巻「がんじょうぐすり」に登場。 隣町の不良中学生。通称「きらわれよさぶろう」。腕っ節は強く、ジャイアンを上回る。のび太達の住む町にやって来てジャイアンを相撲や空手で倒した後、のび太達を子分にし、「親に告げ口すると痛い目に遭わせる」と暴力で脅した。のび太を痛めつけようとするが、のび太はがんじょうを飲んで体が硬くなっていた為、暴力を加えても歯が立たず、負けを認めて去った。なお、静香達はのび太を助けようと逃がしていたが、スネ夫だけはよさぶろうに取り入れようと、のび太を差し出していた(よさぶろうから副隊長に任命された)。よさぶろうが去った後、スネ夫は掌を返してのび太を胴上げしようとしたが、のび太は鉄のように重くなっていた為、スネ夫はのび太に押し潰された。 世界平和安全協会(せかいへいわあんぜんきょうかい)の会長と副会長 声 - 井上和彦、たてかべ和也(1981.12) 藤子・F・不二雄大全集2巻「世界平和安全協会」に登場。 痩せ型と太めの男性2人組。所在不明のアパートが本部になっている。入会した子供達をあらゆる災難から守ると述べているが、実際は子供から金を巻き上げ、入会を断ったり、大人に告げ口した者には闇討ちを仕掛けるという卑劣で悪辣な連中である。のび太の近所だけでも数人(静香、ジャイアン、スネ夫も含まれている)が脅されて入会している。入会を拒否したのび太を痛めつけようとするが、ドラえもんから借りた安全カバーによって攻撃が通じず、のび太から金を取るのを諦めた。更にのび太から「皆から取った金を返せ」と要求されて無視し続けるが、しつこく嫌がらせを受けて降参した。最終的には子供達に金を返し、アパートならびに町から出る形で解散した(テレビアニメ第2作第1期では、続いてジャイアン達もドラえもんと共に安全カバーを被って抗議に押し掛けてきた)。 テレビアニメ第2作第1期のサブタイトルが「世界平和安全バッヂ」となっているが、これはドラえもんのひみつ道具ではなく、世界平和安全協会が入会した子供に配っているバッヂのことである。 ガキ大将 声 - 江川央生(2001.8) 藤子・F・不二雄大全集6巻「ジークフリート」に登場。 隣町のガキ大将で名前は不明。非常に乱暴な性格で、ジャイアンとの殴り合いの勝負で倒すほど腕っ節が強い。のび太達の住む町にやって来てジャイアンを殴り合いの勝負で降参させた後、「今日から俺がこの町のボスだ」と暴力で脅した。スネ夫に使い走りをさせていた時、のび太を痛めつけようとするが、のび太はジークフリートの効果で不死身の肉体を得ていた為、暴力を加えても歯が立たず、逆に何度も立ち上がる姿に恐怖する。その後、のび太がジークフリートの効果が切れかかっていることをドラえもんから聞き、一旦帰宅した隙に町から逃げようとするが、のび太を殴り続けたことで蓄積した疲労によってジャイアンと鉢合わせしたと同時に力尽きて倒れた。
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