上院町の住人・仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:17 UTC 版)
「地獄堂霊界通信」の記事における「上院町の住人・仲間」の解説
亜月 カンナ(あづき カンナ) 術師としての能力はないが、菩薩のような広い心を持つ、元気いっぱいで天真爛漫な少女。それによって、人間不信に陥っていた日向や、他人を寄せ付けなかった流華の心を溶かした。運動神経抜群で、リョーチンと並ぶ脚力を持つ。科学が好きだが超常現象も信じていて、幼なじみの征将から貰った水晶のお守りを常に身に着けている。怒るとかなり怖く、てつしや日向、流華でさえもびびってしまうほど。髪はショートヘア。11歳、身長142cm、体重35kg、B型、12月7日生まれ、いて座。 拝 征将(おがみ ゆきまさ) 日本有数の術師の家系である「拝家」の分家の長男。カンナとは幼なじみ(椎名の見立てでは、まだ自覚のない相思相愛)で彼女からの愛称は「ユキ」。昔から体が弱く、必要最低限しか学校に通っていない。そのこともあって直接戦うことはないが、降霊の際の依り代としての才能に秀でており、神をも呼べるという。姉が4人いて、そのうちの2人は征将以上の霊力だが障害者で家から出られない(残る2人は普通に生活している)。第2シリーズでは、水晶のお守りを通して遠くからカンナに霊力を与え使わせられるようになった。11歳、身長150cm、体重38kg、O型、9月23日生まれ、おとめ座。 日向(ひなた) イラズの森の霊気から生まれた霊獣(イヌガミ)という妖怪。性別は男性。かなりの毒舌家で、人見知りが激しいがカンナには懐いている。イタチに似た小動物から青年や少年、そして女性など、様々な姿に変化することができる。連れ合いの月代(つきしろ)を人間の心ない行いのせいで失い、人間のことを激しく憎んでいた(カンナのことも、最初は瀕死の月代を救う力を得るために食おうとしていた)。現在は亜月家でハクビシンとして飼われ、学校を含めカンナのお供をしたり姿を変えて遊びに出たりしている。約300歳(精神的には中学3年生レベル)、身長体重は変幻自在、血液型や誕生日は不明。 鳴神・アタリ・流華(なるかみ・アタリ・るか) てつしたちのクラスに来た転校生でスペイン生まれの帰国子女。日本人の父・耕助(こうすけ)とスペイン人の母・レオノーラとの間に生まれたハーフであり、年に見合わぬ気品に満ちた美貌の持ち主。髪はウェーブのかかった黒い長髪。母方のグラディオラ家から古代エジプト起源の魔術を継承する魔女で、降霊術や薬の調合を得意とする。とても高飛車でプライドが高く、転入当初は周囲を寄せ付けなかったが、てつしやカンナの行為によって徐々に打ち解けるようになった。怒ると見境がつかず、ミドルネーム「アタリ」を「タタリ」と茶化したてつしをクラスメイトの前で何発も叩き「『上院のてつ』を殴った女子」なる不本意な勇名を馳せた。戦いの際はゾディアックという魔犬(犬型の守護霊)や、雷を呼ぶなどの術を使う。蒼龍に憧れ、慕っている。年上好きの説あり。蒼龍と知り合いの女性に軽い嫉妬を抱くこともある。11歳、身長143cm、体重36kg、AB型、2月4日生まれ、みずがめ座。 三田村 豪(みたむら ごう) 上院駅前交番に勤務する警察官で階級は巡査。いつも三人悪にからかわれており「ミッタン」と呼ばれると怒る。彼らが術師であるということなどは知らない。実は元・暴走族(名は黒龍党)という経歴の持ち主で、現在も言動が不良っぽい。射撃の腕は全国大会で優勝するほどで、退魔の銃弾を扱うためにてつしが体を借りた(魂を入れ替えた。三田村はその間眠らされていたので気付いていない)ことがある。祥子(しょうこ)というガールフレンドがいる。漫画版ではサングラスではなく眼鏡をかけている。25歳、身長180cmちょい、体重70㎏ちょい、O型、5月3日生まれ、おうし座。 牧原 宗士(まきはら そうし) イラズ神社に務める神官(しかし霊力は皆無)。リョーチンに「マッキー」というあだ名を付けられた。三田村巡査の友人で合気道の達人だが、不良ではなかった。骨董品収集が趣味。三人悪が術師であることを知る一般人の一人で、彼らに協力させられたり、逆に相談を持ちかけたこともある。彼らが事件を通じて人間の暗い部分を知ることに抵抗を感じている。彼女はいないが、ある事件で異界の女性に惹かれたことがある。前嶋画とみもり画との容姿の差異は三田村よりも大きい。25歳、身長約180cm、体重約70㎏、A型、誕生日不明だがおそらくかに座。 如月 麻子(きさらぎ あさこ) 上院小学校の保健医。医師国家資格を持つため「女医」と呼ばれるが、面倒くさくなり恋人の勧めで保健医になったらしい。スタイル抜群の美人だが、手が早いのと一言多いのが玉に瑕。お洒落には興味なし。明るく能天気なお姉さんタイプ。両親と弟の4人暮らしで、家族で借りた家の怪異を相談したことがきっかけでてつしたちが術師であることを知る。借家で女の霊を見た後、見なかったことにした。隣町で小学校教師をしている婚約者がいる。
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