リカを狙う者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 10:19 UTC 版)
「スーパードール★リカちゃん」の記事における「リカを狙う者たち」の解説
香山八重(かやま やえ)(年齢不詳・60歳くらい) 声 - 小宮和枝 七重の双子の姉で、リカのもう一人の祖母。ドールランドの先代女王。ドールランドを七重と二人で治めていたが七重と対立。八重は人間との共存を断固拒絶しており、クーデターで七重を追放したものの、リカと3体の守護人形も連れていかれてしまったのでその行方を追っている。人間の血が入っているとはいえ、孫のリカにドールランドの王位を継がせたいと思っており、スケアクロウたちを使ってリカの奪還を図る。 本当の八重は優しく愛に満ちており、かつてルイの祖父・克と恋に落ちていたことから、織江のピエールに対する気持ちも理解していた。しかし、今後の解決法をドールランドの神アルに尋ねようとアルの森へ行った際に、ドールランドの悪魔・デヴォールに取り憑かれて豹変。悪人となり、ドールランドを征服してしまった。スケアクロウたちには「御前様」と呼ばれており、煙の中に不気味な顔だけが映る存在として彼らに指示を出していた。 漫画版では、克にコーリングリングを渡したためにデヴォールに乗っ取られてしまった。アニメでは七重に似ている老婆の姿だが、漫画版では織江にうりふたつの容姿を持つ若い女性である。 ドクタースケアクロウ 声 - 納谷六朗 デヴォールに取り憑かれた八重に命ぜられ、ドールランドの王位継承者である香山リカをつけ狙う。変身術・催眠術・声を真似る・姿を消すなど、あらゆる魔術を扱う凄腕の魔法使い。本来はドールランド一の愛国心に燃える男で、プルとワーヤを弟子にして七重に謁見し、配下に取り立ててもらった過去がある。その愛国心を八重(デヴォール)に利用されて騙され、リカをドールランドに連れ戻すことこそが国の平和のためと信じ、リカの奪還に加担してしまった。次期女王であるリカや王族に対する畏敬の念はそのままのため、リカのことは常に「リカ様」と呼び、どんな強行な作戦であってもリカを傷付けるようなことだけはしない。 リカを奪還するための作戦はことごとく失敗し、挙句デヴォールの真相に気付きそうになった時、魔法の効かない牢に幽閉されてしまう。後に牢から脱走して改心し、以降は王家のために粉骨砕身の覚悟であった。しかし、最終決戦ではデヴォールによって洗脳され、「魔王スケアクロウ」を自称しまたもやドールナイツたちの前に立ち塞がる。だが、デヴォールが倒されたことで正気に戻る。 漫画版では、主に変身術を使ってリカを襲う。また、ある時コウモリに化けてドールリカの破壊を狙ったが、リカの叫び声で感覚を狂わされ、逆にやり込められてしまうなど少々抜けたところがある。 プル 声 - 田中敦子 褐色の肌をしたワーヤの妹。スケアクロウの部下。ワーヤとスケアクロウ探偵事務所を開いており、なにかとリカをつけ狙う。初歩の魔法が使える。ワーヤとは違って短気でアクティブな性格ゆえ、攻撃的な役割をすることが多い。作戦行動時の際など、覆面とマントを着用した姿に化けることもある。後に真相に気付き改心して、リカのボディーガード兼・香山家のお世話役になる。 漫画版では、スケアクロウと共謀してリカを襲ったり、単独で劇で使う背景用のセットに化けてダイとリカを襲った。 ワーヤ 声 - 林家こぶ平(現:9代目林家正蔵) プルの兄。スケアクロウの部下。プルとスケアクロウ探偵事務所を開いており、なにかとリカをつけ狙う。初歩の催眠術が使える他、プル同様覆面・マント姿になることも。非常にのんびりしたバカ正直かつ食いしん坊な性格で悪人には向いておらず、作戦を漏らしたりミスしたりとドジが多いコメディリリーフ。後にプル同様真相に気付いて改心し、リカのボディーガード兼・香山家のお世話役になる。 漫画版には登場しない。 ミスティ 声 - 平松晶子 第31話より登場。肌がグレーで、背中から羽根の生えた姿をした自称・「魔界のプリンセス」。スケアクロウが失敗続きの上、ドールイサムまで謀反を起こし、手駒の乏しくなったデヴォールが身体の一部から生み出した。名前の通り身体をミスト(霧)に変化させて瞬間移動する。その魔力も絶大で、ドールナイツ3体がかりでも歯が立たないほど。念力・変身・催眠など多くの能力を操り、常に余裕のある笑みを浮かべ、まるで半分遊び感覚でリカを苦しめる。しかし、リカの捕獲よりもドールナイツとの闘いに興味が移り、リカ奪還に焦るデヴォールと確執が生まれることも。デヴォール同様リカの父親が奏でる音楽に弱く、苦しむ。 失敗が続いたためデヴォールに最後通告され、リカを奪還すべく最終作戦を行うも、ハイパードールリカに敗北。ドールランドに帰還するものの、デヴォールに用済みと判断され吸収された。 漫画版には登場しない。 デヴォール 声 - 竹本英史 本作の黒幕。ドールランドに住む悪魔。ドールランドを征服しようと企み、王女の力を求め八重に取り憑いたが、その時点で既に八重も七重も王座からは退いており、その娘の織江も皇位を剥奪されてしまっていた。そのため、デヴォールがドールランドを手中にするにはリカを女王にする必要があった。戦闘時は巨大なドラゴンの姿となる。 漫画版では、人間に愛されなかった人形の憎しみや恨みが集まってできたものと設定されている。最終決戦の末に女王の力を手にしたリカによって浄化され幼女の姿に生まれ変わり、累と結ばれドールナイツを引退した梨華(ドールリカ)の代わりに新たなドールナイツとなる。 黒服の男 声 - 竹本英史 スケアクロウ幽閉後、代わってリカを攫うためにデヴォールが差し向けた手下。ミスティーが戦闘員・雑兵として使うこともある。ドールリカいわく「デヴォールの亡霊」。全身黒っぽい服装と帽子、サングラスにマスクと、メン・イン・ブラックのような出で立ち。スケアクロウたちと違ってリカを敬う気持ちが無いため、平気でリカを吹き飛ばしたりと比較にならないほどに容赦ない攻撃をしてくる。 漫画版には登場しない。
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