ミラバルカン、ミララース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:00 UTC 版)
「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「ミラバルカン、ミララース」の解説
別称:紅龍(こうりゅう)、紅焔龍(こうえんりゅう) 登場作品:MHG/MHP/MH2/MHP2/MHP2G/MH4/MH4G/MHXX/MHF 作品中の分類:古龍目源龍亜目ミラボレアス科 全長:4110.6cm テーマ曲:舞い降りる伝説(通常個体)/心火の紅炎(MH4GのG級個体)/地焦がす劫焔(MHFの極限征伐戦・遭遇時)真紅に染まりし厄災の使者(MHFの極限征伐戦・前半戦)/覚醒せし厄災の劫焔(MHFの極限征伐戦・後半戦) ミラボレアスの亜種で、体色は赤みがかかった黒色で、怒り状態時には溶岩のような赤色と変化する。角の長さは左右非対称である。MHP2やMHP2Gにおける討伐クエストの名称や依頼内容のテキストでは、この古龍種は幻の中の幻とされ、伝説を遙かに上回る災厄の化身ともいわれる存在であり、その出現は世界の終末の時を意味するといったことが書かれている。 その生態はほとんど判っておらず、未解明の部分は原種よりも多いという設定である。作中では、ミラボレアスが怒って赤く染まった姿や、火山で力を蓄えた姿などの記述も見られる。 ギャラリーの表記では亜種とされるが、紅龍の記述は勲章の解説にあるのみで、素材名は黒龍、素材や称号の解説文では「怒れる邪龍」とあるなど、ゲーム内での原種との明確な区別はない。原種と亜種の討伐数が別に記録されるようになったMH4でも、通常のミラボレアスと統一されて記録される。 MHP2Gまでの作品(MHFのHR段階でのクエストを含む)で討伐する場所は「決戦場」という火山地帯の専用フィールドとなる。咆哮と共に空から赤く燃える隕石を複数落とす攻撃を行う。また、空中から急降下しながら突進したり、ボディプレスや腕で薙ぎ払うような攻撃を行う。怒り状態時は肉質を硬化させる。原種と異なり、地面を這いずる動作は行わない。クエスト開始時のムービーにハンターに向かって低空飛行で突進してくる演出があり、プレイヤーが操作可能になると同時に激突してダメージを受けることがあったが、MHP2では当たり判定が調整され、MHP2Gではこの演出をカットして正対した状態からスタートできるように修正されている。MH4ではイベントクエスト限定モンスターとして登場し、戦闘場所は溶岩島となる。また、シリーズ初期の特徴であった戦闘開始直後に攻撃判定のある滑空突進を行う動作が復活している。動作はミラボレアスの原種に滑空突進などを加えたものとなっており、これまでの作品では行わなかった這いずりも行う。攻撃の一部に爆破属性が付与され、体を縮めた動作の後に大量の隕石を落としてくるほか、隕石攻撃では従来では安全地帯であった足元にも着弾するようになり、着弾時には巨大な火柱と画面が揺れるエフェクトが発生する。隕石にはハンターをピンポイントで狙うパターンも存在する。また、従来作とは逆に怒り状態で肉質が軟化する。MH4Gでは条件を満たすことで旅団クエストにも登場し、オフラインモードでミラボレアスが登場するのはこれが初めてである。また、条件を満たすことで『紅焔龍』とも称される特殊個体がG級クエストに登場する。体色の赤みが亜種よりも強く、さらに怒り状態になると全身が橙色に染まり、口元からは炎が漏れるようになる。フィールド上にはプロミネンスのような炎が地面から噴き出しており、触れるとダメージを受ける。また、広範囲に熱波を放つ技が追加され、エリア内にいる場合は無効化のスキルが通用せずに体力が徐々に減少していく。チャージブレスを放った反動で空を飛んでそのまま急降下してくるコンボ技も追加された。 MHF-G9.1までの仕様における挑戦可能なHRは81~で、MHF-G10以降はHR4~となっている。また一部では「紅ミラボレアス」と表記されており、G9.1までの仕様ではHR900開放におけるソロ討伐試練の対象でもあった。MHF-GではMHF-GGアップデートにて、クリアする度に難易度が上昇するG級クエスト「極限征伐戦」に再び登場した。ドーム状の岩盤に覆われた火山の内部である「火口深部」が討伐のフィールドとなる。これまでとは姿が大きく異なり、頭部に王冠のような巨大な角を3本備えている。空から隕石を落とす攻撃は行わない。炎ブレスなど多くの攻撃がスリップダメージを誘発し、ハンターの「根性」のスキルを無効化する。さらに、クーラードリンクの効果を即座に消し去る咆哮や、足場である岩盤を沈没させてハンターをマグマの池に落とすなどの攻撃を行う。ハンターがマグマの池に落下した場合、残り体力に関係なく即座に力尽きる。体力が減ると激昂し、周囲の溶岩流が活性化して高く噴き上がるようになるほか、ミラボレアス自身も身体からマグマを滴らせるようになる。極征クエストのレベルが1000を超えると、ミラボレアスの怒り状態時にフィールド全域の地面が高熱のエフェクトでハンターの体力を減らし続ける状態に変化する。MHF公式の位置づけは「GG最凶古龍」となっている。 このミラボレアス亜種の素材から作られた武器は、MHP2Gまでの作品では龍属性を、MH4では爆破属性が付加されている。MH4GのG級個体から作られる防具は、バルカンやミラバルという名称は付かず「ラースシリーズ」と呼称される。MHFのG級武器では、強力な火属性と若干の龍属性を同時に発揮する複属性「紅魔属性」を帯びる。なお、名称については武器や防具の「バルカン」の銘をユーザーが採ったものであり、公式にはこちらもミラボレアスである。これは「ミラルーツ」(アンセス)、「ミララース」も同様である。
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