マッキール一族とは? わかりやすく解説

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マッキール一族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:09 UTC 版)

伯爵と妖精」の記事における「マッキール一族」の解説

予言者 マッキール家に古くから伝わる伝説救世主で、唯一プリンスに勝るとされた存在予言者魔力ブラッドストーンとして引き継がれ魔力継ぐ者触れると淡い緑色に輝くと言われている。 予言者伝説付随して、“予言者許婚”の存在語り継がれていた。条件としては、20歳以下の魔力通じた女性限定されるため、許婚絶やさぬよう、人間界のマッキール家と妖精界のフィル・チリース族の間ではチェンジリング慣習的に行われていた。その役割は、主に予言者補佐認識されていたが、本当役割明確になっていない。 マッキール家では、善・悪それぞれの妖精通じるフェアリードクターは双子なければならず、前者後者間違いを犯さぬように見張り、道を踏み外した時にはそれを止める役割担っていた。百年前に予言者になった人物は、マッキール家の善き妖精通じるフェアリードクターであったが、片割れ氏族裏切り災い王子”を生み出したため、自らが予言者となって対抗する力を蓄えたこの人物は、能力こそは片割れ劣っていたが、ある一点において勝っていたと言われている。この予言者は、新たに予言者となる者に魔力託すため、予言言葉とともにブラッドストーン聖地封印した悪しき妖精のフェアリードクター 百年前に予言者となった人物の双子片割れアンシーリーコート魔力秘密を守る立場ありながら、その魔力使って災い王子”を生み出したあらゆる悲劇元凶とも言える人物魔力秘密最大禁忌とされ、アイルランドコノート王家、イブラゼルの青騎士伯爵家ハイランドのマッキール家と、三つ家系一人から一人のみに代々伝えられ、扱うことを禁じられてきた。しかし、前二つの家については伝え後継者絶え最後のマッキール家で魔力秘密受け継いだこの人物の裏切りにより、禁忌破られた。その後、男は妖精国赴いて予言者偽って大樹近づきグラディス隠したドラゴンの卵盗んだ追ってきた予言者とマッキール家によって間もなく捕らえられたが、処刑される間際自分の魂を卵に移して、体を失ったのちも邪悪なに姿を変えて生き続けた。魂だけの存在となった男は、ニール唆して操りドラゴン復活させよう画策するが、エドガーらに阻まれ失敗し手足であったニールを失う。一時退却してテランのいるプリンス組織合流しリディア体内にある予言者ブラッドストーン狙っている。 ダネル・フィン (Darnell Finn) ウィーン評判ヴァイオリン奏者あちこち跳ねた朱色の髪が印象的目立って美形ではないが、不思議人目をひく物静かな青年外見上は全く見分けつかない程そっくりなニールという名の双子の兄がいる。 予言者の子孫だが、祖父の代にハイランドから新大陸移住しているため、マッキール氏族とは無関係に育った裕福な暮らしではなかったが、幼い頃から音楽才能恵まれていたダネルは、兄にマネージャー役割任せ二人三脚演奏活動しながら生計立てていた。ある時、ヨーロッパ演奏会に向かう船旅途中で兄弟乗った船は突如嵐に遭遇した激しい雷雨の中、あるはずのない島影を見た次の瞬間、船は難破し兄弟は海に放り出されていた。そこへ流れてきた不思議な卵に、「片方を海に沈めた方を助けてやろう」と持ちかけられる判断迷ったダネルは、迷わずかろうとしたニール突き飛ばされたが、溺れた時に掴んでいた細い漂流していたボート引っ掛かり九死に一生得た。実は、卵の正体は“災い王子”を生み出したフェアリードクターの邪悪な魂であり、一方でダネルが掴んだは、妖精国神聖な大樹であった一人演奏活動続けていたダネルは、マッキール家の氏族長招待されヘブリディーズ諸島に赴き、そこで起きている現状知った。嵐の中で見た妖精国島影の話をしたことから、パトリック予言者再来と言われ、彼自身自覚はなかったが、先祖土地救いたいという思いから、パトリック協力をするようになった妖精国ドラゴン復活を狙うニール止め入り彼に銃で撃たれてしまうが、同時にニール自身にも同じ銃創刻まれた。これはマッキール家の双子のフェアリードクターに受け継がれシステムで、悪しき妖精の力に通じた方が間違い犯した場合は、善き妖精片割れ歯止めとなる役割担っていたためだった(なお、逆は成立しない)。自ら湖に沈んだケルピー助けられ死線越えたダネルは予言者として覚醒し、己の成すべきことを知ったリディア告げたニール (Neil) ダネルにそっくりな双子の兄。弟と一緒にヴァイオリン始めたが、才能恵まれたダネルとは差が開いていったため、見切りをつけて彼のマネージャー業務を引き受けていた。二人三脚活動しながらも、弟の影として生きること嫌気差し密かに弟を疎ましく思っていた。そのため、船が難破して嵐の海兄弟そろって投げ出され、卵の姿をした邪悪なフェアリードクターの魂から、一人だけ助けてやろうと持ちかけられた時、迷うことなく自分が助かる方を選び、弟を突き飛ばした。ダネルは溺れて死んだものと思っていたが、そのこと後悔するどころか初めて弟に勝てたと喜んでいた。 に姿を変えた邪悪な魂に言葉巧み操られ、弟に成りすましエドガーリディアに近づいては、彼らを混乱に陥れていた。リディア飲み込んだブラッドストーン狙い止め入ったダネルに向けて発砲したが、同時に彼と同じ傷を負い、湖に落ちて死亡した。これは、ダネルが傷ついた場合は、片割れであるニールも同じ傷を負うという、マッキール家の双子受け継がれ仕組みだったが、ニールはこのことは知らされていなかった。遺体毒気強いために埋葬する前に浄化しなければならず、妖精国木に無残に吊るされている。 パトリック (Patrick) マッキール家のフェアリードクター。黒い短髪年齢20代後半リディア妖精慕われているのに対しパトリック恐れられており小妖精も近づかない。強い力を持つ水棲馬のケルピーさえも近づけず、時には攻撃できる程の力を持つ。実は全滅したといわれているアウローラ一族唯一の生き残りで、リディアの母・アウローラの弟。年が離れた姉とは仲がよく、アウローラ聖地乗り込む際に手引きし、氏族に伝わるものより古い伝承伝えられている。 ファーガスリディアとともにトロー攫われた時、二人救出するため一時的にエドガー協力するものの、トローとの戦いでアンシーリーコート魔力を扱うエドガー目の当たりにし、警戒の念を抱くようになる不穏分子であるエドガー葬り同時にリディアの手によって予言者目覚めさせるべく画策するが、聖地エドガーこそがプリンスだと知り愕然とするパトリックは、「正しかどうかよりもリディアを守ることを優先する」というエドガーを、何より危険視している。 エドガーは、リディアを狙うマッキール家の表立った代表格として、パトリック徹底的に敵対視しており、レイヴンには「リディアに近づいた場合殺していい」と指示している程である。そのため正面から接触することはできないが、プリンスであるエドガー葬りリディア予言者許婚するべく水面下暗躍していた。しかし妖精国に近づいた際、オーロラから聞こえた声に咎められたことで、新たな道を模索し始めたファーガス・マッキール (Fergus) リディアの母アウローラと同じマッキール家の族長子息赤髪に、スコットランド民族衣装であるキルトを身につけている。将来父親の跡を継いで族長になる立場にある。リディア予言者許婚としての立場終えた後に、彼女を娶る役割にあり、彼女の二番目許婚。 元々は、ハイランドを救う役割としてリディアに近づいたが、ハイランドエドガー離れ離れになったリディア深く関わるうちに、本気で彼女を好きになる性格快活裏表がなく、マッキールの利益優先するパトリック反発しリディア優先して考えるようになる。彼女に本気で告白するが、エドガーリディアの絆の深さ知り互いのために別れ決めた二人引き合わせる

※この「マッキール一族」の解説は、「伯爵と妖精」の解説の一部です。
「マッキール一族」を含む「伯爵と妖精」の記事については、「伯爵と妖精」の概要を参照ください。

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