フィクションにおけるナノマシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 09:02 UTC 版)
「ナノマシン」の記事における「フィクションにおけるナノマシン」の解説
ハードSFとして、ナノマシンの科学的な描写と社会や人をテーマとした作品もあるが、スペースオペラにおけるワープのような単なる便利な、いわゆる「SFガジェット」の場合もある。 以下は主な作品での使用例である。 『美少女戦士セーラームーン』 - セーラーマーキュリーに対してビリユイが攻撃に応用した。 『∀ガンダム』 - 敵味方双方の勢力が"月光蝶"と云う鉱物・人工物を破壊するナノマシンを持つ。 『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』 - ルパンたちが潜入した島内の防御システムとして登場。その正体は金を原子レベルで変化させたものであった。 『からくりサーカス』 - ゾナハ病の病原体として少し体格が大きいが1 mm程度のオートマタが登場するが、実質はナノマシンと同列の存在である。 『虐殺器官』 - 犯罪者の拘束、連行、そして拷問や医療に至るまで、ナノマシンによる人体への干渉が可能な技術が普及しているとしている。 『楽園追放 -Expelled from Paradise-』 - ナノマシン技術の暴走で地上文明が崩壊してしまった「ナノハザード」により、廃墟と化した地球を描く。 『機動戦士ガンダム00』では宇宙での活動を行う上で人体の負担を軽減するためにナノマシン投薬を行うという設定がある。 『青空にとおく酒浸り』 - 事故で納豆菌を改造したNM(ナノマシン)に感染したキャラクターが登場する。 『銃夢』 - サイボーグ化時に生体神経と機械の接続にナノマシン接着剤が使用されるという設定。ナノマシンで構成された戦闘用ボディも登場する。 『銃夢 LastOrder』 - ナノマシンの暴走を防ぎ制御する「業子力学」が登場する。大気中に散布されたナノマシンにより周囲の物質から自己再生を行えるキャラクターが登場。劇中では水星でグレイ・グーが発生し、まるごとナノマシンの塊と成り果てた事件が起きている。 『砲神エグザクソン』 - 医療用ナノマシンや主人公が装着する戦闘服の生成、ナノマシンの塊であるアンドロイドなどが登場する。 『ふたば君チェンジ♡』 - 主人公の一族の本拠となる島の修復システムとして海水から物質を抽出して自己修復を行っている。 『攻殻機動隊』 - 作中の重要な設定である電脳化の手術にナノマシンを用いるという設定がある。 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 - 劇中に登場する粒子金属ターミネーターT-3000型はナノマシンを分子次元にまで小型化したナノボット。 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 - 主だった少年兵たちに不法移植されているロストテクノロジー「阿頼耶識システム」の一部分にナノマシンが用いられている。 『バルドスカイ』 - 食料品から医療・一般生活物資や軍事兵器に至るまでナノマシンが普及した近未来において、かつて未完成品の不正流出と増殖により大惨劇「灰色のクリスマス」を引き起こした環境浄化用複合型ナノマシン「アセンブラ」を巡るストレスドラマが作品の中核を担っている。 『アベンジャーズ インフィニティウォー』- 劇中に登場するアイアンマン (マーク50) とアイアンスパイダーはスーツがナノロボットで形成されていた。アイアンマンマーク50はスポーツウェアの胸部についている二ヶ所のひもを引くことによってそれを体へ密着させ変身するときに干渉を防ぎ、胸の中心部に付けているアークリアクターを2回タップするとその中に収納されていたナノロボットが出てきてパワードスーツを形成するようになっている。またナノロボットはスーツを形成する分以外の分も収納されており、様々なナノウェポンを形成することが可能である。そして、アイアンスパイダーは窒息していたスパイダーマンにアイアンスパイダースーツが収納されている小型ロケットから分離して発車されたナノロボットがスパイダーマンに接触した際にアイアンスパイダーに変身した。※アイアンスパイダースーツはスパイダーマンホームカミングにて初登場したがナノテクでスーツを装着するシーンはなかった。 『仮面ライダー THE NEXT』 - 仮面ライダーV3をはじめとする劇中に登場するショッカーの次世代改造人間は「ナノロボット」と呼ばれるナノマシンを用いて改造されたという設定である。これによって改造されるとリジェクションと呼ばれる改造人間特有の拒絶反応かつ禁断症状が起きない、小さな傷なら短時間で治癒する、ショッカーへの忠誠心がより強くなるなど、あらゆる面で旧世代の改造人間よりも発達した技術であるがその一方でナノロボットは細菌兵器としての側面も持っており、改造に成功する確率は非常に低く不適合となった人物は死に至る。 『救命戦士ナノセイバー』 - 作中でナノマシンを用いた治療法が開発され、この治療法を行う少年少女たちの医師で構成された医療チームが「ナノセイバー」である。 『機動戦艦ナデシコ』 ー 体内にナノマシンを打ち込むことで機械とリンクし、操縦者の意思で機械を動かす「イメージフィードバックシステム (IFS)」が存在する。 『無人惑星サヴァイヴ』 - 謎の惑星に漂流した作中の主要メンバーの一人、ルナの身体の中に、1000年前に存在した文明の技術によって作られたナノマシンが入り、その力でたびたび窮地を脱する。遠隔地の人物と会話するテレパシーのような機能や、血豆や軽い切り傷などは一晩休めばキレイに治してしまう、といった描写がなされている。 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』 ー 劇中に登場する闇サイト『シンクネット』の信者が使用するアバターにAIが搭載されたナノマシンが使われている。
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