主人公の一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 22:40 UTC 版)
※【】内は予言に登場する呼び名である。 ガリオン(Garion、ベルガリオン (Belgarion) ):【選ばれし者】、【光の子】 この物語の主人公。リヴァ王。魔術師にして《光の子》。《アルダーの珠》の守護者で、《珠》を柄頭につけた巨大な剣《リヴァ王の剣》が武器。右の手のひらにであざ(特別な運命を背負った者特有の印)がある。『西方の大君主』という立場ゆえ、常に西方諸国の問題を押し付けられている。しかし、誘拐された息子を救い、《光と闇の対決》に再度決着をつけるべく、宿命に身を押される形で旅に出る。 セ・ネドラ(Ce'Nedra):【世界の女王】 ガリオンの妻にして、リヴァの『女王』。トルネドラ帝国皇帝ラン・ボルーン23世の一人娘にして、木の精霊ドリュアドでもある。前作『ベルガリアード物語』で見られたわがままぶりは、一国の王妃としての義務と使命や人間的な成長、そして愛息の誘拐をはじめとする様々な事件のせいで、なりをひそめる。ザンドラマスの精神攻撃の標的になることが多い。旅の仲間。 ゲラン(Geran) ガリオンとセ・ネドラの息子。リヴァの王子。《アルダーの珠》に触れる儀式を終え、父ガリオンが留守にしている最中、ザンドラマスに誘拐される。彼を探す旅はやがて《光と闇の最終対決》につながっていく。 ベルガラス(Belgarath):【愛される永遠なる者】 アルダーの弟子にして7000年の時を生きる伝説の魔術師。化身は灰色の狼。彼の印は胸部(心臓の真上)にある。外見に気を配っておらず、前作では浮浪者と勘違いされることもあった。ガリオンの『祖父』であり、彼の単純明快すぎる思考や行動をしょっちゅう叱っている《指南役》でもある。今回の旅ではそれまで通り「『父』として、導き、育み、守る役割」を担うことになる。 ポルガラ(Polgara) ベルガラスの娘にしてアルダーの弟子。3000年の時を生きる伝説の女魔術師で、たぐいまれなる美貌と強大な意志と豊かな知恵の持ち主。黒髪だが、額のひと房の髪だけ印として白髪化している。化身は純白の梟。ガリオンの『おば』であり『母親』でもある。《アルダーの谷》でダーニクと夫婦水入らずで暮らすが、事あるごとに一族の世話を焼いている。今回の旅ではそれまで通り「『母』として導き、育み、守る役割」を担う。 ダーニク(Durnik):【二つの命を持つ男】 ポルガラの夫。センダリア人。前作の終盤で死亡するも、ポルガラと同等の魔術を使える存在として復活。本業は鍛冶屋。妻のポルガラや義父のベルガラス、エランドとともに《アルダーの谷》で静かに暮らしていたが、予言により妻や義父やエランドとともにゲランの行方を追うことになる。センダリアの善人であり、大の釣りバカである。旅の仲間。 ポレドラ(Poledra):【見張り女】(Woman Who Watches) ベルガラスの妻であり、ポルガラとリヴァ王家の初代王妃ベルダラン(Beldaran)の母。正体は青い光を放つ狼。ポルガラとベルダランを出産した際に死亡したと信じられている。
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