ドラマCDキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:15 UTC 版)
「デビルメイクライ (アニメ)」の記事における「ドラマCDキャラクター」の解説
エンツォ・フェリーニョ 声 - 松本保典 第1巻に登場する情報屋でダンテの旧友。同業者であるモリソンとも親交がある。アニメ版よりも以前、ダンテの店の名前が「Devil Never Cry」だった頃のダンテとトリッシュにとある依頼を仲介した。モリソン曰く「頭の固い男」で何度か悪魔絡みの事件に出くわしていたが、当時は頑なに悪魔の存在を信じようとしない現実主義者であった。しかし、その依頼から発展したマキャヴェリの魔銃を巡る事件の出来事がきっかけで悪魔の実在を知る。 作中でエンツォは持ち主を取り込んで強大な兵器になるマキャヴェリの魔銃に片腕を乗っ取られてしまい、命と引き換えにダンテに片腕を切り落とされた。その後は情報屋を辞めて、悪魔絡みの武器や品(魔具)を扱う質屋のような仕事をしており、ダンテは彼に借金の形として『1』や『3』などで手に入れた魔具を預けているようである(つまり今まで入手した武器などは全てエンツォに預けていた)。 ダンテはエンツォの腕を奪った贖罪として、現在でも仕事で得た報酬をエンツォに送金しており、ダンテが常に金欠で借金が消えない理由の一つであることが判明している。 アグニ&ルドラ 声 - たてかべ和也 & 肝付兼太 第1巻に登場する2組1対の剣型の双子の悪魔。アグニは炎の、ルドラは風の力を持つ喋る剣。かつて『3(SE)』においてダンテと戦い彼に力を貸した。エンツォの店に置かれていたのだが、他の魔具とは違い質草としてではなく「勝手に喋ってうるさい」という理由で売り払われたらしい。 マキャヴェリ 第1巻に名前のみ登場。かつて「魔界の名工」と呼ばれた銃職人で、本編では既に死亡している事がトリッシュの口から語られている。彼が作る銃は魔銃と呼ばれ、銃を使う悪魔からは重宝されていた。彼の作品の一つである、「使用者を取り込んで強大な兵器その物になる」魔銃がエンツォに取り付いて本編での事件を引き起こす。 小説版『4』や『5』の前日譚小説では災厄兵器パンドラやアルテミスはマキャヴェリが発明した魔具だということが判明した。 生きた鎧である黒騎士という悪魔の製造にも関わっており、小説版『1』のギルバや『5』のプロト・アンジェロ、スクード・アンジェロ、キャバリエーレ・アンジェロを制作しており、『1』のネロ・アンジェロの制作にも間接的に関わっていた。 ピーター・パン 声 - 山口勝平 第2巻『Devil's Neverland』に登場。有名な物語の主役を騙る悪魔。呪術をかけたベッドに寝た者たちを夢の世界のネバーランドへ取り込み、かりそめの舞台でヒーロー願望を満たしていた。本当の姿は脂ぎった禿げ頭の中年男で魔力は『1』に登場したマリオネット以下という非力なもの。子供たちを助けるために夢の中に入り込んだダンテにあっさり敗北し、自分の本当の姿を子供たちに幻滅されて、腹いせにダンテたちを夢の世界へ閉じ込めて現実世界の隠れ家に逃げ帰るが、ベッドを寄贈する時に迂闊にも自分の名前と住所を書いていたため、あらかじめダンテから連絡を受けていたトリッシュによって叩きのめされる。 痛い目に遭ったものの命だけは助けられたようで、夢の中でピザを食べていたダンテ以外の子供たちは無事に孤児院に帰された。 フォスター 声 - 松岡洋子 第2巻『Devil's Neverland』に登場。パティが暮らす孤児院「エンジェルズ・ホーム」を経営する院長で、パティを含めた子供たちが三日も目を覚まさないという事件の解決をダンテに依頼した。孤児院の子供たちからはいつも怒ってばかりと怖がられていたが、実際は子供たち想いの心優しい女性で、医者を探すために三日三晩眠らずに街中を奔走したり、子供たちが目を覚ますよう祈りを捧げていた。 マクレーン 声 - 堀内賢雄 第2巻『Strawberry Sandae Murder's case』に登場する刑事。BAR「ムーンライト」のマスター殺人事件で容疑者となったダンテの取り調べを担当した。 非常に生真面目で融通の利かない性格。しかも少々愚直で、暴走しがち。モリソン、レディ、パティなどダンテと親交のある人間に事情聴取をしたところ、レディは一切ダンテを擁護せず、モリソンとパティはダンテを多少は擁護したものの、パティが裏の仕事である悪魔退治の話など余計な事を話してしまったせいで更にダンテが殺人犯だと誤解を深める。最終的にはマスターが生きており、ダンテが無罪だと判明したが、冒頭でダンテが冤罪だったら何でも言うことを聞くという約束をしてしまったせいで、一ヶ月間、自費でダンテのストロベリーサンデーの代金を支払うという悲惨な目に遭ってしまい、毎日鳴り響く代金請求の電話に頭を抱えていた。 『5』の前日譚を描いた小説の「Before the Nightmare」に彼の名前が登場している。 スティーブ 声 - 津久井教生 第2巻『Strawberry Sandae Murder's case』に登場。BAR「ムーンライト」が行きつけの一般男性。店内でマスターとダンテが口論しているのを目撃し、一度は店を立ち去るが、後に血まみれになって倒れているマスターを発見。ダンテがマスターと殺したと思い、警察に通報する。 マスター 声 - 三宅健太 第2巻『Strawberry Sandae Murder's case』に登場するBAR「ムーンライト」を経営するマスター。ストロベリーサンデーを子供向けの食べ物と馬鹿にして、ダンテを怒らせ口論になる。その後は血まみれになって倒れているのをスティーブに発見される。通報を受けた警官が駆けつけた時には死体は見つかっておらず、マクレーンはダンテがマスターを殺して死体を隠したと疑っている。 実はマスターは死んでおらず、臨時休業で旅行に出掛けていたのが真相だった。血まみれで倒れていたのに見えたのは、どうしてもストロベリーサンデーを食べたいというダンテの我儘に根負けしたマスターが具材の買い出しに出掛けるが、店の中で材料のイチゴジャムを足を滑らせてひっくり返してしまい、ジャムまみれになったうえに腰を強く打ってしばらく動けなかったためである。マスターが殺されたと勘違いしたスティーブが警察に通報した時には既に旅行に出掛けていて、店を留守にしていたが、臨時休業の張り紙を忘れていたことを思い出し、急いで店に戻ってきたが、自分のうっかりミスがいつの間にか大事件になっていたことに驚きつつも元気に警察署を訪れ、自分が生きていることとダンテの無実が証明された。
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